若い力で夏島運輸を動かす。3人の所長が語る“人”と“未来”

今回取材させていただいたのは、夏島運輸株式会社の3営業所を率いる所長の皆さんです。各営業所のカラーを生かしながら、約1年半、若い力で夏島運輸を牽引してきました。年上のドライバーも多い中、若い所長たちはどのように現場を支え、どのような未来を描いているのでしょうか。彼らの想いを通じて、夏島運輸という会社の魅力をお届けします。

袋井営業所所長 恵川翼
入社16年目。取材当時39歳。大手メーカーなどで勤務後、夏島運輸株式会社に入社。「とにかくやってみる」をモットーに、ドライバーから営業にキャリアチェンジをした経歴も。

本社営業所所長 外岡拓也
入社12年目。取材当時35歳。大手宅配会社で勤務後、夏島運輸株式会社に入社。プライベートでは3児の父。

相模原営業所所長 玉城翔吾
入社12年目。取材当時34歳。地元沖縄で自動車整備など経て上京し、夏島運輸株式会社へ入社。新しいことに挑戦することが好き。

3人がこれまで歩んできたキャリア

―はじめに、皆さんが運送業界に入ったきっかけを教えてください。

(恵川)以前は、大手のガス会社や飲料メーカーで配送ドライバーをしていました。知人の紹介で夏島運輸に入社し、中型トラック、大型トラックへとステップアップしていきました。ドライバーになった当時は、「トラックってかっこいいな」くらいの気持ちでしたが、横須賀から愛知までの長距離を初めて運転した時は、すごく大変な仕事だと思いました。今でこそ大した距離ではないですが、当時は眠気との戦いでしたね。

(外岡)父がトラックドライバーだったので、幼いころからドライバーに憧れていました。高校卒業と同時に大手の宅配会社に就職し、2tの小型トラックで宅配をしていましたが、「もっと大きなトラックに乗りたい!」と一念発起して大型免許を取得しました。でも、いざ転職した先の会社では小型トラックや中型トラックにしか乗せてもらえず、そんな時に出会ったのが夏島運輸でした。念願の大型トラックにもすぐに乗らせてもらうことができ、毎日が楽しい日々でしたね。

(玉城)地元の沖縄で自動車整備関係の仕事をしていました。「地元を出て新しいことをしたい!」という思いから、カバン一つで上京したんです。はじめはガソリンスタンドで灯油の配送をしていました。地元の沖縄ではめったに灯油を扱う機会がなかったので、毎日が新鮮で面白かったです。そこからドライバーの仕事に興味を持ち、夏島運輸に出会って入社しました。新しいことを始めたり、挑戦したりすることが好きなので、何にでもチャレンジできるこの環境に、日々やりがいを感じています。

若手から見る運送業の魅力

―皆さんが思う運送業の魅力を教えてください。

(恵川)日本全国いろんな場所に行けることですかね。行く先々でその土地の景色を見たり、ご当地グルメを食べたり、仕事をしながら旅行しているような感覚でした。仕事を通して全国の季節ごとの景色を味わえるのは、この仕事ならではの魅力です。

(外岡)昔から人と話すのがあまり得意じゃなかったので、学生時代もデリバリーなどのアルバイトをしていました。だからこそ、ドライバーという仕事は自分にとって天職だと思います。運転中は一人の時間なので、周りに気を遣いすぎず、自分のペースで仕事ができます“人との距離がちょうどいい”というか、自分の性格に合わせて働ける気楽さが魅力ですね。

(玉城)僕もドライバーの仕事は、一人で動くことが多いので気楽にできるのがいいと思いますね。もちろん責任はありますが、早く終わらせれば早く帰ることもできるし、仕事の進め方は自分次第で決められる。それに、やった分だけ収入につながるので、頑張りが目に見えて結果に出るのもモチベーションになります。

―夏島運輸では特殊なものを運ぶ機会も多いそうですが、運んだ物で印象的だったものはありますか?

(玉城)多摩美術大学の生徒さんが制作した絵画やさまざまな造形物を、横浜や東京などの展示会に毎年運んでいます。世界に1つしかない作品なので、いつもより気が引き締まる思いがしますね。その他にも、“ダイオウイカ”を運んだこともありましたよね?

(恵川)ダイオウイカの巨大な模型ですね(笑)潜水艦や、廃墟になった旅館なんかを山奥からそのまま移設することもありました。後から運んだ物の金額を聞いて驚くこともよくあります。

―ドライバーとして現場の最前線で活躍されていたところから、どのような経緯で所長へとステップアップされたのでしょうか?

(外岡)夏島運輸のドライバーになって数年が経った頃、現在の社長から「配車をやってみないか」と声をかけられました。もともと運転が大好きで、現場の仕事も毎日楽しかったので、正直すごく悩んだんですが、将来を考えた時に“ずっと現場だけでいいのか”という葛藤もあり、思い切って内勤になることを決意しました。はじめはパソコンを触ることさえ慣れず、指一本でキーボードを打っていた時期もありましたね(笑)6年ほど配車をやって、現在の所長職になりました。

(恵川)2人はドライバーから内勤として、配車などをやってから所長になりましたが、私はドライバーを数年やった後に、当時新設したばかりの営業部門へ配属になりました。実は、ドライバーの仕事に途中で飽きてしまったんです(笑)そんな頃に現在の社長から「営業をやらないか」と声をかけられて。そこで営業について一から学び、4年くらい経ったころに、新しい案件が静岡で立ち上がって、携わっているうちに、いつの間にか所長になっていました(笑)私の場合、配車などの経験がほとんどないので、周りに支えられながら日々勉強しています。

―皆さんよりも年上のドライバーが多いと思いますが、普段所長としてどんなことを心掛けていますか?

(玉城)気持ちよく仕事してもらいたいので、伝え方には気を遣っています。たとえ厳しいことを伝える時でも「どうしても大変だけど、頑張ろう」と前向きな言葉で締めくくるようにしていますね。

(外岡)自分の営業所は特に年上のドライバーが多いので、相手の立場になって話すことを意識しています。相手の立場を尊重しながら、自分の考えもしっかり伝える。“人と人”なので、すぐに解決できないことも多いですが、何度も話し合って前に進めた時にやりがいを感じます。

「悩むより、やってみる。」若さと柔軟さが、夏島運輸の強み

―夏島運輸は皆さんから見てどんな会社ですか?

(恵川)社長ですら45歳ですから、とにかく上層部が若い!年齢に関係なくいつでもチャンスをくれる会社です。やる気があれば新しいポジションを任せてもらえるし、挑戦も後押ししてくれます。ドライバーで入っても、私たちのように他の職種にチャレンジできるのが魅力です。

(外岡)家族がいる身としては、休みの取りやすさがすごくありがたいです。自分が休むことで、他のドライバーもプライベートを確保できるように気を配っています。

(玉城)僕も休みが取りやすいのがいいと思いますね。前もって相談すれば希望休も大体通るので、とても働きやすい職場だと思います。入社前に思っていた運送業のイメージとは全く違いました。

―最後に、入社を検討している人にメッセージをお願いします。

(恵川)悩むより、まずやってみること!「ちょっと気になるな」くらいの気持ちで始めてみても全然いいんですよ。やってみて合わなければその時に別の方法を考えればいいので。やってみて初めて分かることもたくさんあるので、まずは一歩踏み出してほしいですね。

(外岡)話を聞いて、その人に合った働き方を一緒に考えたいです。ドライバーだけでなく、倉庫や事務など色んな職種があるので、自分に合う形がきっと見つかると思います。

(玉城)新しい案件を一緒に作っていくのが楽しみです。以前は、4t以上のトラックばかりでしたが、最近は2tの小型トラックもどんどん増車しています。面接では正直に大変なことも伝えますが、「やってみれば案外楽しい」と思える仕事なので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。

会社概要

  • 社名    夏島運輸株式会社
  • 本社所在地 神奈川県 横須賀市 浦郷町 5-2931-68
  • 設立    1969年9月
  • 代表者名  近藤 智平
  • WEBサイト https://www.natsushima.com/
  • 事業内容  一般貨物自動車運送事業(75東陸自2貨2第1547号、中運自貨二第640号)
          利用運送事業(84東陸自2貨1第607号)
          積合せ運送業(82東陸自2貨1第541号)
          労働者派遣事業 保管業 輸送関連機器の販売 軽貨物輸送事業