「ただの配達員」のその先へ。夢を叶えるための第一歩を踏み出せる会社です。

今回取材させていただいたのは、NOTHE WING代表の小野寺さん。自分の会社を大きくするよりも、若い人たちの人生・夢を応援したい。そんな優しさとアツさを兼ね備えた代表の想いを伺いました。

NOTHE WING
代表 小野寺浩司
高校卒業後、ディーラー、不動産、生命保険、ハウスメーカーとさまざまな業種で営業職や管理職を経験。その後、会社員を辞めて業務委託の軽貨物配送ドライバーへ。株式会社KIRAでの勤務中に独立を決意し、2021年11月にNOTHE WINGを立ち上げ。多様な経験を活かして業務を拡大し、立ち上げから3年経った2024年12月現在では、業務委託の配送ドライバー34名を抱えている。

自分が助けてもらった分、同じように若い人たちの背中を押してあげたい。

―さまざまな経歴をお持ちだと思いますが、業務委託の軽貨物配送ドライバーを始められたキッカケは何だったのですか?
「やったことないことをやってみたい」その一心でしたね。まずは大手物流会社の案件をやってみて、フードデリバリーに切り替えてみて…色々試行錯誤していました。その後縁あって、株式会社KIRAへ。そこから独立したのですが、NOTHE WINGを立ち上げる時、株式会社KIRAから車を借りたり、独立に関する色々なノウハウを教えてもらったり…本当にたくさん助けてもらいました。今でも感謝していますね。自分が助けてもらった分、同じように挑戦する若者の背中を押してあげたい。そう思っています。

お金は死んだら役に立たない。未来を創る若者の人生の方が大切。

―「若者のチャレンジを応援したい」この気持ちが会社の軸になっているのですね。この考え方はいつからお持ちだったのでしょうか?
50歳を過ぎたタイミングですかね。それくらいの時期に「これから自分に何ができるのか」と考えることがあって。その時に「どれだけお金があっても、死ぬ時には役に立たない。儲けることよりも、次世代の若い人たちの人生を応援してあげたい。」と思ったんです。独立時にたくさん助けてもらったことも、若者を応援したいという気持ちの後押しになりました。

―お金よりも、次世代を応援したい。素敵な考えだと思います。そのためにNOTHE WINGで実現したいことはありますか?
本当は今すぐにでもNOTHE WINGを株式会社にしたいと考えています。正直、今は忙しすぎて手が回っていないのですが、遅くても春ごろまでには法人化したいですね。NOTHE WINGを株式会社にすることで、正社員として働きたい人の受け皿になれる社会保険に加入できる車両リースも受けやすくなる、と若い人に向けたメリットがたくさん増やせると考えています。例えば個人でデリバリーや宅配の仕事をしている場合、事故で車が壊れてしまったら、収入がゼロになってしまいますよね。でもNOTHE WINGで働いていれば、予備の車両があるので収入がなくなることはありません。個人事業主だからこその、収入面の不安も払拭できたらいいですよね。

ずっとうちにいなくてもいい。巣立ってくれるのが一番の喜びです。

―若者がより安心して働けるように、法人化を考えられているのですね。過去に目を向けると、立ち上げから今までの間で印象深いドライバーさんのエピソードはありますか? 
立ち上げ初期から働いてくれていた子で、一人印象に残っている子がいます。もともと居酒屋の仕事とNOTHE WINGの仕事を掛け持ちしていたのですが、病気で休むことになってしまって。接客業に戻るのは難しいとのことで、少しずつうちの仕事で社会復帰していました。ある程度病状が落ち着いてきた時に「やっぱり接客業の仕事に本腰を入れたい」と相談をもらって、NOTHE WINGを辞めることに。でも嫌な気持ちは一切ありませんでした!むしろ、一緒に頑張ってきた子が自分の夢を見つけて、巣立っていくのが本当に嬉しくて。最後の挨拶の際に「病気の時も見捨てないでいてくれて、ありがとうございました」と言ってもらって、「この仕事をしていて良かった」と心から思いました。

ただの配達員で終わってほしくない。誰もがチャレンジできる場所を作りたい。

―ドライバーさんが辞めてしまう時も、夢が見つかったことに喜べるなんて…!
そうですね、ドライバーの夢が見つかって辞めていくのは本望です!今うちで頑張ってくれている子たちも「ただの配達員」で終わってほしくはなくて。その先に自分の夢を見つけてほしいし、夢のためにどんどん巣立っていってほしいと思っています。もちろん夢を叶えるまで、お金を稼いで生きていかなくてはならないので、生きるためにNOTHE WINGで働いてくれればいいかなと。若いうちは時間が無限にあるのに、みんな難しく考えすぎじゃないかなと思っています(笑)とにかく若いうちに動いた方がいい!まず一歩踏み出して、やりながら色々考えたらいいんじゃないかな。最終的に「誰もがチャレンジできる働き場所」を作りたいと考えています。

―若者を応援したい気持ちがひしひしと伝わりました。中には「ドライバーとして今後も頑張りたい!」という人もいるかと思いますが、その場合の支援なども考えられていますか?
もちろん、ドライバーとして独立したい人も応援しますよ!自分も業務委託で働いてから独立しているので、ノウハウも提供できます。違う案件を探したいなら、車両も貸すのでやってみたらいい。将来的に、のれん分けみたいな独立方法もいいなと思っています。「NOTHE WING SAPPORO」「NOTHE WING OTARU」とか。うちの名前を使ってもらうことで、フォローや援助もしやすいし、多少は安心感を持ってチャレンジできるかなと思います。ただ、NOTHE WING自体を大きくしたい、という想いは全くないですね(笑)とにかく、若い人たちがチャレンジしやすい環境を整えたい。その一心で動いています。これからも若い人たちの夢を応援し続けたいですね。

今の働き方、会社員のままだったら絶対できなかったと思います。

軽貨物配送ドライバー 小林さん
会社員として働いた後、2021年よりNOTHE WINGで勤務開始。同業のおじさま達が優しくて、日々のびのびと働いているそう。

―NOTHE WINGとの出会いを教えてください。
仕事を探していた時に、たまたま見つけたのがNOTHE WINGでした。運転はもともと好きだったのと、車を貸してくれるならやってみようかなと。ドライバー職の業務委託だと、やっぱり車を買うのが大きなネックだったので、そこの問題が解決したのは大きな決め手でしたね。オイル・タイヤ交換などのメンテナンス費用も含めて税込み月3万円で車両を借りられるのは、私みたいな未経験スタートの人にとって、大きなメリットだと思います!私は車に詳しいわけでもないので、メンテナンスをお任せできるのも助かりますね。予備車もあるので、何かトラブルがあった時も安心です。

―未経験でも安心して始められるのは嬉しいですね。NOTHE WINGで実際に働いてみて「いいな」と思うところはありますか?
シフトがとにかく自由なところですね!週ごとにシフト提出なので、友人と遊ぶ時も予定を合わせやすいです。何か急用があったら自由に家に帰れるし、そもそも出勤するかどうかも自由。しかも面倒な上司や、ガミガミ言ってくるお局様などの面倒な人間関係もなくて、自分のペースで働けています。この働き方は、前職の会社員時代にはできなかったですね。会社員の頃は、満員電車に乗って長い時間をかけて通勤して…という日々でしたが、今は車で直行直帰できるのでストレスフリー。今の職場の働き方や人間関係に不満がある人がNOTHE WINGに入れば、「会社員と全然違う!」と実感できると思います!

会社概要

  • 社名     NOTHE WING
  • 本社所在地  〒063-0003 北海道札幌市西区山の手三条8丁目 3-4
  • 設立     2021年11月
  • 代表者名   小野寺浩司
  • WEBサイト  https://notewing.shiraha.jp/
  • 事業内容   運送業、不動産管理業、古物売買