学歴よりも経験で勝負!10代20代が自信を持って夢を語れる会社の流儀。

  • 2021年9月13日
  • 2022年9月16日
  • ドラ魂

今回、取材させていただいたのは、株式会社ライフサポートで働く3名の若手社員と代表の片山さんです。代表の片山さんはとにかく熱い方。本当に従業員の皆様のことを考えて会社経営されているのが取材時にビリビリと伝わってきました。そんな片山さん自身の起業に至った経緯や若手が多く属する組織で大切にしていること、そしてそこでリアルに働く従業員目線のお話をお伺いしてきました。

プレーヤーから経営者になったのは、いい上司に恵まれたから。

代表取締役 片山 幹康
好きな漫画はスラムダンク。感動名場面は何度見ても泣いてしまう。スポ根ものにハマりがち。趣味は人間観察。社員をどれだけ愛せるか日々、研究中。

―なぜ、運送業界で会社を立ち上げようと思われたのですか。

当初はまったく「社長になりたい」とか「独立したい」と鼻息荒くしていたわけではなかったんですよね。会社を立ち上げる前に運送会社は3社経験したのですが、そこでの上司との出会いから、独立へと自然と気持ちが向いたと言うのが正直なところです。はじめて運送業界で就職した会社は佐川急便だったんです。そこから結婚を機に、トヨタグループの企業へ転職。安定を求めて転職を決意したはずだったのですが、仕事内容が自分には合っていないと感じ、結局はまた運送会社に戻る形になりました。今考えれば、そこでの上司との出会いが僕にとっては、とても大きな財産となっていますね。

―1人の上司との出会いで独立ですか!もう少し詳しく教えていただけますか。

2社目で出会った上司は、金融業界から出世した方だったのですが、運送業界を違う視座から見ている方だったので、身近で働いていて大変勉強になることが多かったですね。成果は全て利益率で見ていたり、生産性を常に意識されていたので、より経営的な視点で物を見るようになりました。今までドライバーとして現場中心にやってきた私としてはそれが新鮮で、この経験があったからこそ、「生涯プレーヤーで終わるのではなく、経営者としてやってみたい」と思うようになりましたね。あとは、昔から後輩や部下を持つと人一倍、教育熱心になってしまい、関わる子は全て家族同然くらいに思っているのですが(笑)当時、若い部下を持った時に、親御さんに「あなたは一従業員であって、責任を負える立場ではない」と言われたことがあって。だったら責任を負える立場になってやる、と悔しい思いとともに、闘志を燃やしたこともあります。そこから会社立ち上げまでは早かったですね。その後、もう1社で管理職として働かせてもらって、ある程度は今までの自分の経験で何とかなると自信がつき、起業に至りました。

営業から引越しドライバーに転職。自分の得意を活かして活躍する場を見つけました。

営業 チームリーダー 西村さん
不動産営業から転職し、入社3年目。社長の熱いアタックにより、最初はバイトからスタートした後、社員登用される。営業活動に精力を注ぎ、現在はチームリーダーに昇格。

―入社したきっかけを教えてください。

稼ぎたいという思いから前職では営業職を選んだのですが、会社の押し売りスタイルが自分には向いていなかったんですよね。これを機に、お客様に納得いただいて、買ってもらいたいと強く思うようになりました。また営業会社特有の飲み会も多く、すでに家庭を持っていた私は家族との時間を犠牲にしたくないとも感じていました。そんな時に、社長と出会い「うちで挑戦してみたら」と言われたのが転職したきっかけですね。

―異業種から運送業界の営業への転向は、どうでしたか。

商材が引っ越しサービスなのでニーズがあるものに対して営業していきますよね。顧客のことを想って仕事ができるスタイルが自分の性格には、とても合っていると感じました。新生活のサポートができ、直接お客様から「ありがとう」「ご苦労様」と労いや感謝の言葉をいただける仕事なので、頑張り甲斐があります。ただ、正直に言うと現場作業はいつか体力的に限界が来ますし、その先の将来までは描きづらいと思ったのが本音です。そのためにも営業職で実績を出そうと、当社で現場と営業の兼任に手を挙げました。私が入社した当時は、社長しか営業をしていなかったんですよ。それを聞いた時、自分の経験を最大限活かして、成果を上げるにはこれしかないと思いましたね。

―今後の目標を教えてください。

社長は、今いるみんながプレイングマネージャーになれるといいよなと日頃から話してくれています。自分の営業スタイルも徐々に掴めてきたので、ゆくゆくは社長が現場に出なくてもいいようにはしたいですね。会社を伸ばしていくためにも、私が中核メンバーとなって現場を支えたいと思っています。有難いことに仕事のご依頼は、大手不動産会社と提携したことで順調に受注量は増えていて、人材が揃えば確実に会社は大きくなると思うので、今もこれからも自分たちのサービスを安売りせず、質に見合った営業を心掛けていきます

本気で頑張りたい、変わりたい。そんな方にとっては最高の職場です。

現場リーダー 川本さん
入社2年目。学生時代にはラグビー部に所属し、筋トレ替わりにバイトしていた運送会社で現社長の片山さんと出会う。当時から熱血指導の片山さんに憧れ、この会社に入社を決意。第二のお父さんとして慕っている。

―貴社の働きやすいところを教えてください。

身体が資本の仕事なので出張マッサージの制度があるのは本当に助かっています。また飲食店の弁当支給があったり、このご時世では難しいですが以前は仲間内でイベントを企画したりもしていました。毎年恒例の社員旅行では会員制ホテルに宿泊したりもします。同世代が多い職場なので、みんな仲いいですし、毎日が部活みたいで楽しいですよ。

―運送業界の経験が長い川本さんが描く夢を教えてください。

10代からこの業界で働いているので、ゆくゆくは独立して、自分自身の力でどこまでいけるか試したいです。従業員を抱えて組織を創る側になれば、また視座が変わりますよね。そんな成長した自分に出会えることに今からワクワクしています。現在は、独立に向けて社長に相談しながらマネジメントを学んでいます。どうやったら人を成長させられるか、社長と同じように部下を大事にできるのか、苦戦しながらトライしています。

―現場で働く若手にメッセージをお願いします。

バイトから社員になる方も多く、本気で頑張りたい、変わりたいと思っている仲間が多いので、やる気はあるけどどこに気持ちをぶつけたらいいかわからない方や、夢のために出世したいなど上昇志向のある方にはとてもいい環境だと思います。当社は業務の幅が広いので、社歴の浅い社員だと、どうしても広く浅くになってしまうのですが、極めればこの業界のプロとして通用する人材になれるので、質を求めてもっとプロフェッショナルにならなきゃいけないなと、部下だけでなく自分自身に対しても思いますね。

年齢や経験関係なくワンチームで働いてます。毎日仕事が楽しいです!

事務員 杉本さん
入社7か月目。前職は観光バスの添乗員だったが、コロナ渦で業務が激減し、転職を決意。面接1社目で親身になって話を聞いてくれた社長が「そういうことなら明日から来ていいよ」とその場で内定をもらい、入社。

―入社歴がまだ短いですが、環境が変わってどうですか。

毎日出社するのが楽しみで仕方ありません。私の仕事は、現場の皆さんの働きやすい環境を整えることだと思っています。例えば、現場でスムーズに話が進められるように見積書は事前作成したり、お電話にてお客様からお問合せがあった場合には、そのまま現地に見積書を届けに行ったこともあります。現場で働く皆さんが主役で、私は裏方だと思っているのですが、皆さんの方が新人の私に対して常に気を配り感謝してくださるので、頭が上がりません。もっともっとサポートしたい!役に立ちたい!と思っちゃいますね。朝は早いし、重い荷物を運び終えて疲れているはずなのに、帰社してからも元気いっぱいで。こちらがエネルギーをいただいています(笑)長距離運行の時はお土産を買ってきてくれたり、職場としてすごく和やかで居心地がいいです

―杉本さんから見て社長はどのような方ですか。

たくさん褒めて伸ばしてくれます(笑)良いことがあったときは、そんなに?とこちらが思うくらい褒めちぎってくれるので、照れちゃいますね(笑)良い意味で社長っぽくなくて、距離が近いのも嬉しいです。大家族のビックダディのように従業員を大切にしてくれています。怒るときはしっかり怒るのですが、ミスや失敗があった時は必ず業務後にフォローの連絡を送ってくださいます。また従業員の奥様に出産祝いを渡したり、家族のことまで真剣に考えてくださいっていますね。従業員に時間を惜しみなく使ってくださる、社員思いの社長です。少し心配になるくらいです(笑)

若いうちは全力で楽しんでいい。多くの経験を積んだ先に、まだ見ぬ未来が待ってます。

―貴社で働かれてる方は職業柄、若手が多いですがいかがですか。

いやー、みんな本当に我が子のように可愛くて可愛くて(笑)このコロナ渦で、みんながちゃんと自粛しているかどうか家まで見回りに行ったくらい、ずっと心配してます。ちょっと過保護すぎるかもしれませんが(笑)真面目な話、うちの子たちは「成長したい」と思って入ってくる子が多くて。バイトを含めると総勢50名ほどの若手が活躍しているのですが、同世代が切磋琢磨しながら日々成長を実感できる環境ではあると思いますね。仕事内容も分かりやすく1話完結で、毎回やっぱり達成感やドラマチックな感動がありますし、何より終わった後の皆で食べるメシが旨いんですよ。若いうちは全力で何事も楽しむべきだし、燃えられるうちに燃やしまくったほうがいいと思ってて。その燃料はこちらで十分用意してますから、安心して飛び込んできてほしいです。たまに人手が足りない時に「友達呼んでー」と僕が頼むと、みんな快く連れてきてくれるんで、あの子たちも働くのが楽しくて、この環境を評価してくれてるんじゃないですかね。学校とは違うコミュニティで仲間意識を持ってやってくれてます。あとは、男社会だと罵倒やイジメがあるんじゃないかってイメージもあると思うんですけど、ワンチームの精神で助け合いながら、愚痴も言わずにやってくれてます。優秀な子たちだなと日々こちらが感心させられるくらいです(笑)

―経営者になって喜びを感じたことや、やりがいは何ですか。

従業員たちが愛情を注いだ分、すくすくと成長してくれることが、本当に僕のやりがいですね。出来なかったことが出来るようになった時の、あのキラキラした輝きが病みつきで(笑)無駄な努力は出来ればさせたくないし。最短ルートで成長できる道筋を用意してあげたいと思っています。もちろん彼らは若いので人生まだまだ長い。若いうちに色んな経験をしたほうがいいし、失敗から多くのことを学んでからでも遅くはない。私自身が経営者になって苦労したこともたくさんあるので、もっと勉強して、ここから巣立って行ってほしいと思ってます。ここが全てじゃないからね。

―これからの展望を教えてください。

運送会社って大きくするのは意外と簡単なんですよ。でも、人や車両を簡単に増やしてしまうと統制を取るのが難しくなりますよね。僕はただ単に大きくするのではなく、きちんと実の詰まった一人あたりの生産性が高い組織にしたいんですよね。将来的にはホールディングス展開していきたいとも考えています。そのために、今はプレイングマネージャーを育てて、組織の中核となる人材を育成中です。うちぐらいの規模ですと出世するスピードは速い。それを上手く利用して最短でマネージャーに昇格し、管理者の立場から物事を考えて経験を積むことで、20代でたくさん吸収して30代で独立を実現させてあげたいですね。どんどん言葉に出して、前のめりで行動できる環境を与えることが僕の役目だと思っています。

会社概要

  • 社名     株式会社ライフサポート
  • 本社所在地  〒452-0808 愛知県名古屋市西区宝地町317
  • 設立     2017年 8月
  • 代表者名   代表取締役 片山 幹康
  • WEBサイト  https://sankou-nagoya.com/
  • 事業内容   一般貨物自動車運送業/産業廃棄物収集運搬業/自動車運送利用業/自動車運送代行業/自動車運送取扱事業