トラックの定期便ってどんな仕事?路線便や専属便との違いや特徴

運送業でよく聞く定期便という言葉。トラック運転手の求人を探している方など、よく目にしているかもしれませんね。

今回は、「定期便とは?」「路線便との違いは?」などの疑問についてお答えします。ドライバー未経験の方や、運送業経験者で改めてチェックしておきたい方も、ぜひご覧ください。

定期便とは

荷物の種類や届ける場所・時間があらかじめ決められているものが「定期便」です。

定期便のイメージ一例

・部品工場から自動車メーカーまで自動車部品を輸送する
・物流センターAから物流センターBまで食品を輸送する  など

依頼主との契約のもと、一定のスケジュールで動きます。ルートや時間が多少変わる場合もありますが、基本的には毎日同じ業務の繰り返しになります。

路線便とか専属便とかも聞くけど……定期便との違いはなに?

トラックの定期便以外にも、路線便や専属便、ルート配送など、似たような言葉を運送業界ではよく目にすると思います。

定期便との違いを確認してみましょう。

路線便とは

「目的地やルートなど、あらかじめ決められたスケジュールに沿って動く」という点は、定期便と同様です。

定期便と路線便との違いは、複数の企業の荷物を扱うということ。

路線便では1台のトラックに複数の企業の荷物を積み込んで、各拠点を経由しながらまとめて輸送します。そのため、路線便は「混載便」とも呼ばれています。

専属便とは

専属便の大きな特徴は、「お客様企業のドライバーとして働く」「お客様の代わりに配送を担当する」ということです。

あくまでも、「お客様先のドライバー」として周りから見られることになるので、お客様先でのルールや業務フローをしっかり理解したうえでの対応が求められます。

ルート配送とは

定期便とほぼ同じ意味で使われることもありますが、ルート配送の場合は、あらかじめルートが決められているため毎日同じ道を走ることになります。

ルート配送のイメージ一例

・食品や総菜をコンビニに配送する

コンビニAに荷物を配送し、次はコンビニBに荷物を配送して……といった感じで、行き先や回る順番が決まっています。

一通りの流れを掴みやすいので、ドライバー未経験でスタートする方も多いのが「ルート配送」の仕事です。

定期便は飽きる?正反対の「フリー便」という仕事もチェック

定期便は1日の流れやスケジュールがあらかじめ決められているため、ドライバーのなかには「飽きやすい」と感じている方も。

毎日同じ場所に行くので、「いろいろな場所をトラックで走りたい!」と感じている方には物足りなさを感じることもあるかもしれません。

そこで選択肢に入れたいのが、フリー便という仕事。定期便と正反対の働き方になります。

フリー便ではお客様の依頼に応じて柔軟に対応する必要があります。行き先や運ぶものが毎回変わるので、いろいろな場所に行けたり、さまざまな荷物を扱えるようになるなど、日々新鮮な気持ちで仕事ができるのが特徴です。

まとめ

今回は定期便や路線便、専属便、フリー便など一つひとつの特徴をまとめました。

これから運送業へ転職する方やトラック運転手の求人を探している方は、各特徴を理解したうえで自分に向いてそうな仕事を選んでみてください。

ざっくりまとめると……

定期便・路線便・ルート配送の仕事が向いている人

「毎日同じスケジュールで動きたい」
「毎日決まったことをする方が安心する」
「配送ドライバーに始めて挑戦したい!」

フリー便の仕事が向いている人

「いつも同じことをやるのは苦痛……」
「毎日新鮮じゃないと飽きちゃう」
「いろいろな場所に行ってみたい」

専属便が向いている人

「ドライバーとしてスキルアップしたい」
「周りから対応を褒められることが多い」
「責任感が強い」

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