小型移動式クレーンを運転するには?技能講習の内容やメリットをご紹介します!

ドライバーにはあまり関係がないと思われがちな、クレーンの運転。実は、 ドライバーでも 資格があると役立つ場面があります!今回は、クレーンの中でも 『小型移動式クレーン 』の運転に必要な条件、メリットをご紹介します。

小型移動式クレーンとは

引用:前田製作所

まず、移動式クレーンとは、「エンジンが搭載されていて、移動が自由自在なクレーン」です。その中でも、つり上げ荷重が1トン以上5トン未満のものが『小型移動式クレーン』に分類されます。

どうすれば運転できる?

平成2年10月1日労働安全衛生法一部改正により小型移動式クレーンの運転には、技能講習の修了が必要となりました。

所有する資格や、業務経験によって一部の講習が免除される場合もありますが、今回は無資格・未経験から小型移動式クレーンを運転できるようになる『小型移動式クレーン運転技能講習』の内容や費用などを、ご紹介していきます。

小型移動式クレーンの資格取得方法

講習内容

小型移動式クレーン運転技能講習は、学科講習13時間、実技講習7時間と学科・実技の試験を三日間に渡って行います。

学科講習、試験の内容

基本的なクレーンの知識から、構造、法律までを学びます。各講習の時間はこちら。

小型移動式クレーンに関する知識 – 6h
原動機および電気に関する知識 – 3h
運転のために必要な力学に関する知識 – 3h
関係法令 – 1h
学科試験

実技講習、試験の内容

引用:加藤製作所群馬教習センター

現場コミュニケーションのための合図から、クレーンの運転方法を学び、最後には修了試験があります。

実技:運転のための合図 – 1h
実技:小型移動式クレーンの運転 – 6h
実技:修了試験

費用

受講料金とテキスト代を合わせて、32,140円で受講できます。
都道府県によって、若干費用が異なる場合もありますので、詳しくは各種HPにてご確認ください。

参考サイト:労働技能講習協会
      https://www.rougi.or.jp/course/tokyo/kogatakuren

小型移動式クレーンが運転できることのメリットは?

実は『小型移動式クレーン』の運転資格は、トラックドライバーの仕事にも活かせます!その一例として、小型クレーンを搭載したユニック車は、建築現場でのがれき運搬や、引っ越しの際の吊り上げ作業など、特有の需要があります。

このように、ユニック車には活躍の場が多くあり、その分ドライバーの需要も高くなります。出来る業務の幅が広くなると、それだけ転職の際に選べる仕事も多くなります。

参考サイト:那須クレーン教習所
      https://www.crane-nasu.jp/Skill/small/index.html

小型移動式クレーンのまとめ

今回は『小型移動式クレーン』を運転するための、技能講習の内容と費用に加え、 ドライバーが講習を受けるメリットをご紹介しました。

転職を考えているドライバーの方は、 『小型移動式クレーン運転技能講習』 を受講して、転職を有利に進めるのもありかもしれません。