かつて、若者がトラックドライバーに憧れていた時代がありました。
トラック運転手に対するイメージは今と昔でだいぶ違います。今回は、昔のトラック運転手の魅力について紹介します。
トラック運転手が「憧れの職業」だった時代
1970年代に公開され、社会に大きな影響を与えた映画『トラック野郎』
シリーズ化されたほどの人気映画で、多くの若者がトラックドライバーになるなどの社会現象になりました。
「トラック運転手はカッコいい!」
「ドライバーになりたい!」
そんなふうに若者が憧れていた時代もあったということで、今とはだいぶイメージが違うと感じる方も多いのではないでしょうか?
昔のトラックドライバーの魅力とは?
映画『トラック野郎』の影響以外に、当時の社会背景もトラックドライバーの人気を後押します。
当時は経済成長の真っ只中で、1980年代後半からはバブル景気を迎えます。
こうしたなかで、トラック運転手は“超稼げる”仕事だったんです。
昔のトラック運転手の魅力① 稼げる
「月50万円以下の人のほうが珍しかった」「サラリーマンの3倍は稼げた」という話もあるほど、とにかくトラック運転手は稼げる仕事でした。
若者にとっては「まとまったお金を得られる仕事」というイメージもあったみたいです。
運送業界全体で活気があるため、仕事を選べるし稼げる。
働く側からしても魅力的だったんですね。
昔のトラック運転手の魅力② トレンド的な働き方
とくに車好きの人に響くであろう言葉。それは、「好きな仕事で飯が食える」ということ。
最近に置き換えると、YouTubeの『好きなことで、生きていく』というキャッチを思い出させるな~と個人的には感じました。
装飾を施したかっこいいデコトラに乗り、ドライブのように仕事を楽しんで、しかも超稼げる。
当時の若者がトラックドライバーに憧れた理由が分かる気がします。
今も続くトラック運転手の魅力
時代が変わるとともに労働時間などのルール規制や運賃の値下げにより、トラック運転手は昔と比べて稼げなくなったと言われています。
では、「今」のトラック運転手の魅力はなんでしょうか?
■社会貢献度の高い仕事
物流なくして人々の生活は成り立ちません。食品や日用品など、人々の生活に欠かせないものを運ぶため、業界的に安定している仕事とも言えます。
■色々な場所に行ける
仕事で色々な場所に行けるのはドライバーの特権。仕事にもよりますが、高速のサービスエリアで美味しいものを食べたり、1人旅のような楽しさも味わえます。
■まだまだ稼げる仕事もあり
昔のように稼ぐことは難しいかもしれませんが、その分労働環境が改善されていたり、時間や休日数など希望に合わせて働けるケースも。そのうえで、月40~50万といった高収入、または賞与や手当の充実により安定的な年収を得られる仕事・企業もあります。
まとめ
今回は、トラックドライバーが憧れの職業だった時代の話でした。
昔のトラック運転手の大きな魅力は、「すごく稼げた」ということ。
そして、映画のヒットなどの後押しもあり、トラック運転手に対するそもそものイメージが前向きだったのも今と大きく違います。
ただ、現在のトラック運転手にも、「社会貢献度の高さ」「色々な場所に行ける楽しさ」という魅力があります。もちろん、まだまだ稼げる仕事もあります。
宅配ドライバー、食品配送など…トラック運転手には本当にさまざまな仕事があるので、自分に合った仕事が見つかるはずです。
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