「トラック運転手はブラック」そんなイメージ、ありませんか?今回は、実際に働かれている運転手さんがどんな時に退職を考えるのかを解説!『トラック運転手』という職業の大変な部分を、セキララにお伝えしちゃいます。さらに、退職を決めた場合どんなことをすればいいか、辞めにくい場合の対処法も合わせてご紹介。「今のまま働いていていいのかな…」と転職を検討中の運転手さんも、必見です★
トラックドライバーの主な退職理由
運送業界は離職率が高く、慢性的に人手不足と言われていますが、実際にドライバーさんはどんな時に退職を考えているのか?
まずはそこから見ていきましょう。
体力的にきつい
トラック運転手の退職理由で多いのは「仕事内容が大変」というもの。
長時間の運転や、荷物の積み降ろしなど、体力が必要な場面は多くあります。
特に長距離の運転や、手積みがある仕事内容だと、腰や背中、肩などに負担がかかってしまいます。
その結果、男性であっても、腰痛や肩こりなどの症状が出ることも。
体力がない場合、仕事中の事故やケガが体調不良の原因となることもあるので、ある程度体力が必要になる職業と言えるでしょう。
労働時間・拘束時間が長い
労働時間・拘束時間が長い、休みがなかなか取れないなど、労働環境面で悩んでいる運転手さんも。
昨今では、長距離運転手の労働環境も問題になっています。
運送業界で話題となっている『2024年問題』
特に長距離の運行の場合に発生する、ドライバーさんの長時間労働を減らそうという取り組みが行われています。
物流業界全体として、待遇改善に向けて動いてはいますが、まだ改善しきれていないのが現状…
労働環境を理由に退職を希望するトラック運転手も多いです。
給料が作業量に見合わない
待遇面の悩み・不満も退職理由の一つ。
全て手積みで体力負担が大きい、長距離の輸送で拘束時間が長いなど…
負担が大きい仕事を担当しているのに、それに見合った給与が支払われていないと感じて、退職を考える運転手も多いです。
物流業界では、荷主から支払われる運賃をもとに給与が決定されることも多いため、企業側ではなかなか待遇面を改善できないことも。
ただしその分、手当などでドライバーさんに還元している企業もあるので、確認してみるのもいいでしょう。
やりがいを感じにくい
この悩みは、特にルート配送をしているトラック運転手に多いケースかもしれません。
ルート配送は覚えやすくて人気の仕事内容でもありますが、逆に毎日同じ仕事内容を繰り返していると、なかなかやりがいを感じにくいというデメリットも。
ルート配送は覚えることが少なく、比較的負担が少ない働き方ですが、「毎日新しい刺激がほしい!」という運転手さんには物足りないかもしれません。
給料や残業代の未払い・遅延が起きている
もちろん、給与や残業代の未払いは違法です!
これは労働基準法にも定められていて、企業の都合だけで未払いが起きたり、支給を遅らせることはできないとされています。
また、未払いの対象には、毎月の給与だけでなく、賞与や退職金なども含まれます。
もし給与の未払いや遅延が起きている場合は、迷わず周りに相談しましょう。
上司・同僚との人間関係で悩んでいる
運転手さんに限ったことではありませんが、職場の人間関係も悩みの一つ。
『運転手』という職業の特性上、社員間の接点が少ないとはいえ、人間関係がうまくいかないのはストレスですよね。
労働条件の面だけでなく、自分が快適に過ごせるように働き方を変えたい、というトラック運転手さんも多いようです。
トラックドライバーに向いていないと感じる
トラック運転手になってみてから「向いていない…」と感じてしまうことも。
決められたスケジュールが窮屈、体力に不安がある、年齢を重ねてきて現役時代と同じように働くことが難しくなった、など「向いていない」と感じるタイミングはさまざま。
トラック運転手は仕事内容として、荷主に決められた配送先へ時刻通りに到着することが求められます。
また、手積みや勤務時間の長さなど、体力も必要な仕事です。
さらに、仕事によっては勤務時間帯がシフト制など、不規則な働き方を強いられて辛いということも。
年齢を重ねたときに、負担がかかる働き方を変えたい、そろそろ現役から引退したいと考える運転手さんもいるようです。
親の介護など家庭の事情が生じている
また、運転手の仕事を続けていけるかどうかは、家族の状況も関わってきます。
特に長距離運転手の場合、休みが少なかったり、1日で往復できず車中泊があるので、毎日家にいられなかったりということも多々。
介護だけではなく育児など、家族と過ごす時間が必要だから、労働環境を変えたいという人もいることでしょう。
退職を決めて転職先を考えるときの注意点
今の労働条件を見直して、「今とは違う運送会社に転職したい」と思った方。
はたまた「このままトラック運転手を続けるのはやっぱり厳しい」と考えた方。
そんな運転手さんに向けて、ここからは転職先を考えるときの注意点を解説していきます!
転職時には前向きな理由に変換する
まずは「さっそく転職活動を始めたい!」と思っている方に向けて、面接のコツをご紹介します◎
転職活動や就職活動の時は、とにかく企業に悪印象を与えないようにすることが大切!
特に、ネガティブな理由で離職したときは、退職理由をポジティブに言い換えることが必要です。
間違っても、自分が働いていた企業の悪口を言わないように注意しましょう。
「御社は仕事の実績が給料に直接反映されるため、自分の実力を試したいと思い志望しました」など
トラックドライバーとして働く際の希望条件を整理する
「引き続き運送業で働きたい!」「トラック運転手を続けたい!」
そんな場合は、希望の労働条件を把握することが必要です。
●労働条件:休日数や勤務時間の希望はあるか
●給与面:月収・年収でいくらほしいのか、歩合制がいいのか
●福利厚生:賞与・家族手当や・退職金などの待遇はどうか。有給休暇はとりやすいか
上記の一例も参考に、ご自身の希望の働き方について考えてみてください◎
自分の希望は今の会社で実現できないことかを見直す
とはいえ、転職活動は大変…
転職しなくても改善できる点がないか、もう一度検討することも一つの手です。
勤めている企業に福利厚生を変えてもらうことは難しいですが、仕事内容を変えてもらって勤務する時間帯を変えたり、自分の負担を相談することで労働環境が改善される可能性も!
まずは、今の会社で改善できることがないか、確認してみましょう。
次の転職先が希望にマッチしているか調べる
検討した結果、転職に踏み切るなら《会社選び》は特に重要!
先ほど整理した、希望の労働条件がちゃんと叶う職場なのか、しっかり点検しましょう。
入社してから「やっぱり違った…」となって、また転職となると、転職活動が続いて負担になるばかりか、離職回数が多いという点でマイナスに捉えられてしまう懸念もあります。
この先も安心して働ける会社に転職できるように、会社選びは慎重に行いましょう。
退職しにくい事情があっても辞める方法
最後は、今の企業から転職すると決めたけれど、退職しづらい時の方法を解説します!
転職できる自信がない場合
転職するとなると《物流業界以外の業界へ転職する》か《業界内で転職するか》という二つの選択肢があります。
それぞれの場合で「本当に転職できるかな…」という悩みがあると思います。
まずは物流業界とは全く異なる業界・職種で働きたい場合。
自分の特徴と比較的マッチしやすい異業種で、未経験歓迎の仕事を探すことがポイントです。
例えば、タクシードライバーの方なら、お客さんと毎日会話している特性を活かして営業へ転職するなど。
人との会話は避けたいと思うのであれば、警備員や、清掃スタッフの求人を探してみるのも、採用に向けた一つの手段です。
次に、業界内で転職する場合。
今働いている企業の労働条件が悪いだけなら、業界内で同業他社へ転職を検討してみましょう。
ドライバー専門の求人を取り扱っている求人サイトや、転職エージェントの利用もオススメです◎
同業種での転職だと、今持っている免許やスキルを活かせるという利点があります。
運送業界・ドライバー専門の求人サイトとしては『ドラピタ』がおすすめ!
会員登録も必要ないので、気軽に覗いてみてくださいね◎
会社に借金がある場合
「会社に借金をする」と聞くと大変なことのイメージですが、ネガティブな意味でなく借金が発生してしまう場合も。
特に、福利厚生の一部として、免許取得支援制度を利用した場合は注意が必要です。
自己負担金無料で免許を取らせてもらえればいいですが、支援制度を利用する時に「入社から●年未満で退職した場合、免許取得費用の返金が必要」という規定を設けている企業も多数あるため、免許取得にかかった費用が”借金”となってしまう可能性も。
そんな借金を背負わないために、定められた期間はしっかり勤務することが必要です。
どうしても定められた期間未満で転職したい場合は、免許取得費用分の現金を確保しておく必要があります。
過去に事故を起こしている場合
勤務中に事故を起こしてしまった場合、事故の責任は会社側・労働者側、それぞれで負担するようになっています。
そのため、修理代などの事故による損害について、一定の負担金が課せられる場合も。
先ほどの「会社に借金がある場合」と同様、負担金があれば、清算してから転職活動に踏み切るのがベターです。
円満に退職できるように、手続きを進めましょう。
退職を切り出しても会社から止められる場合
退職を切り出しても、企業から引き留められる可能性も。
ただし、退職手続きを申し出たのに、辞めさせてくれない場合は違法になります!
民法第627条より『従業員は退職の意思を伝えれば14日後以降に退職が出来る』と定められており、雇用契約に期間の定めがない正社員であれば、いつでも退職届を提出することができます。
ただし、突然会社に行かなくなったり、LINEで退職の意向を伝えたりするのはマナー違反。
退職届を提出して、はっきりと離職の意向を伝えましょう。
それでも辞められない場合は、労働基準監督署や、退職代行サービスへ相談することも検討してみてください。
いかがでしたか?
今回は、トラック運転手さんがどんな理由で退職しているのか、また辞めにくい場合の対策方法まで解説しました!
現在の職場で働き続けるか迷っている…そんな運転手さんの気持ちが、この記事を通して少しでも軽くなっていたら嬉しいです◎
新しい職場探しをされる方は、ぜひ『ドラピタ』も参考にしてみてくださいね!
『今』を変えたい方、必見!
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