トラックドライバーへの転職で後悔しないコツ|失敗だと思う原因は?

今回はトラックドライバーの転職で「後悔しないためのコツ・ポイント」を紹介します。そもそも「失敗した!」「転職して後悔している……」と感じる原因は何なのか、一つずつ見ていきましょう。

また、トラック運転手への転職で後悔しないためのコツ後悔しにくいタイプの人の特徴も徹底解説!

この記事では「就活や転職活動を成功させたい!」「トラック運転手への転職は初めてで、向き不向きがわからない」「仕事のメリット・デメリットを分かったうえで転職したい」「ドライバーに転職する時の注意点は?」そんな不安・悩みを解消していきます。今回が初めての転職、という方も大丈夫。転職を成功させるためのポイントを一緒に確認していきましょう。

トラックドライバーに転職して後悔している人の主な原因

トラック運転手に転職してから後悔しないためには、「実際に働く運転手が何に後悔しているのか」を知ることが大切。

もちろん、すべての現役ドライバーが絶対に感じているというわけではありませんが、後悔の原因となりうるものを理解しておくことは、間違いのない転職につながります。とくに他業種・他職種からの転職を考えている方は参考にしてみてください。

早速、ドライバーに転職して後悔している人の主な原因を見てきましょう。

勤務時間・労働時間が長いと感じる

運送業界は、全体的に勤務時間が長いです。仕事にもよりますが、荷主のスケジュールに合わせて荷物の準備を待つ時間などが発生し、拘束時間が伸びやすいためです。休憩時間を含めると、12~14時間拘束になるという場合もあります。

また、大型トラックの仕事に多いですが全国を飛び回る長距離となると、その分運転時間が長くなります。結果的に長時間労働になりやすいのです。

しかし、最近では厚生労働省が主導する働き方改革をきっかけに2024年問題として話題になっているように、「2024年4月1日からは運送業界の時間外労働時間は年960時間までに制限」されるようになります。厚生労働省という国の機関が働きかけているため、従来よりも長時間労働の状態は改善される見込みです。

それでも体力的に心配であれば、比較的残業の少ない近距離の配送や、毎日同じ道を走るルート配送の仕事がいいでしょう。求人サイトを見ると、「残業なし」「早上がりする日もあり」といった仕事に出会えることもあります。「年齢的に長時間労働はリスクが高い」という方は正社員の求人にこだわらず、短時間で働けるアルバイト・パートの勤務形態を選んでもいいでしょう。

積み下ろしや長時間の運転が体力的にきつい

体力的なキツさが後悔につながるケースもあります。イメージしやすいと思いますが、ドライバーの仕事は体力勝負です。長時間の運転はもちろん、荷物(商品)の積み降ろし作業もトラック運転手にとっては大きな負担です。とくに手積みが必要な仕事であればなおさら。

「ドライバーにチャレンジしたものの、年齢的に続かなさそう…」「今後も続けられるかわからない。将来性を感じない」と感じるのも無理はありません。また、仕事内容によっては日勤・夜勤など不規則な労働環境下で働くケースもあります。勤務時間の不規則さなど、労働環境的にも体力勝負の仕事であると言えるでしょう。生活リズムが崩れやすい。有給休暇を取得しづらい。勤務形態が合わない。などの不満も後悔につながる原因になりえます。

「トラック運転手の仕事がイメージしていたよりも体力的に大変だった」そんな理由でタクシー業界へ転職するドライバーもちらほら。お客さんを乗せるので、手積みなどの積み下ろし作業もなく、女性でも、年齢を重ねても安心して働けるというのが転職理由の一つのようです。一時期は新型コロナウィルスの流行で仕事が減っていた時期もありましたが、最近では業務量も回復傾向に。アプリやAIの指示に従って、お客さんを迎えに行くという業務内容のタクシー会社も増えているので、人と話すのが好きな人だけでなく、指示に従って対応できる人もタクシー運転手に向いている時代になってきています。

仕事内容にやりがいを感じない

トラックドライバーの仕事にやりがいを感じない。という方もいるようです。ドライバーのやりがいとしては、「人々の生活になくてはならない存在であること」、コロナを経て再び需要が増えているタクシー運転手であれば「たくさんのお客様と出会えて、ありがとうを直接いただく機会が多い」などがありますが、人手不足からくる忙しさ、運転という仕事内容である以上危険と隣り合わせであること、事故を起こしてはいけないというプレッシャーなど、さまざまなことが原因でやりがいを感じなくなってしまうこともありえます。

今の業務にやりがいを感じられないのであれば、転職の機会でキャリアアップを目指してもいいかもしれません。中型から大型トラックドライバーにステップアップする、大型ドライバーから運行管理者に転身するなど…異業界に転職しなくても、別の職種に転身することで、やりがいを見出せる可能性があります。また、大手企業などでは福利厚生の一環として、資格支援制度を取り入れていることも。自身のスキルアップのために、資格取得をサポートしてくれる企業を選ぶのもオススメです。

ルーティンワークに苦手意識がある

ドライバーになった方のなかには、「ルーティンワークが大変」と感じる方もいるようです。仕事内容によっては、毎日決められた目的地まで、決められた商品を、一定の流れで運ぶ。というルーティン業務もあります。

免許取り立てでドライバーの仕事を始めたい方にとっては、仕事内容が明確で気軽に始めやすいという一面もありますが、この場合の多くは配送時間が指定されています。道路状況などに応じて臨機応変な対応も求められるので、入社直後やスキルが身に付いていない新人の時期は大変と感じることもあるでしょう。

「同じことを繰り返すのが嫌い」という方は、転職のタイミングで『フリー便』の仕事を選ぶのも方法の一つ。毎日運ぶものや行先が違うので、飽きずに働くことが可能です。また、フリー便の場合、売上に応じた歩合制で給与が支払われることも多いです。歩合給でお金を稼ぎたい方にとっても、いい仕事と言えます。一括りにドライバーと言っても、業務内容に向き不向きがあるので、実際に働くドライバーの体験談を探したり、ドライバーとの面談を組んでもらうなど、具体的に仕事のイメージができるようになるといいでしょう。

給料・年収が想定よりも低い

就職後に、給与・年収が想定よりも低かったと感じるケースもあります。ドライバーの平均年収は400万円前後と言われていますが、正直なところ、大手企業などの会社の規模感、仕事内容、会社の売上の還元率、歩合給or固定給か…といった条件によって差があります。

転職後のミスマッチを防ぐためにも、仕事探しをする前に収入などの希望条件をしっかりと把握し、企業の待遇・福利厚生、歩合制の有無などをチェックしておくと安心です。自分の頑張りを評価されたい方は歩合給の割合が高いところへ、堅実に毎月の給与を手に入れたい方は固定給の会社を選ぶと、金額の変動が残業代くらいになるので安心です。
また、平均年収を上げたい場合、長距離ドライバーを目指すのも一手。

▼長距離ドライバーについてはこちら
長距離ドライバーの年収はどのくらい?短・中距離ドライバーとの違い
長距離ドライバーの1日の流れ

トラックドライバーへの転職時に後悔しないコツ

トラックドライバーに転職して後悔している人の基本的な原因が分かったところで、ドライバーへの転職で「後悔しないためにはどうしたらいいか」を見ていきます。大きく3つの方法があるので、参考にしてみてください。

仕事内容について事前に調べておく

ドライバーの仕事探しで重要な注意点としてお伝えしたいのが、仕事内容をまず理解すること。トラックドライバーといっても仕事はさまざまです。

同じ業種でも、

・どの大きさのトラックに乗るのか
・必要な免許は何か
・何を運ぶのか
・配送エリアはどこか
・休みは多いか
・勤務時間は固定か など全て違います。

そのため、結論としては「今後、自分が希望する働き方は何か」を考えてみることからスタートしてみてください。そして、自分の希望に沿って情報収集していくことが必要になります。運送業界は人手不足なのが現状。その分、求人もたくさん出ているので、自分なりの転職の軸を持って行動するのが後悔しないための一つのコツ!

また、仕事内容や運送業界について知ることで、優良企業を見極めやすくもなります。異業種から転職したい方であれば、横乗り(※)などのサポート体制が整っているかはチェックしておきたいポイント。
※横乗り…上司や先輩が運転するトラックに乗せてもらって、アドバイスをもらいながら1日の流れなどに慣れていく研修

▼優良企業の選び方については、こちらもチェック
優良なトラックドライバーの求人を見分ける6つのポイントと探し方

さらに、職場の人間関係について知ることも非常に大事です。基本的に1人の時間が多いドライバーですが、職場の雰囲気は「働きやすさ」にもつながります。現場の意見が言いやすい雰囲気か、という部分も気になる注意点の一つ。口コミ・評判・現社員の体験談なども会社選びの参考になります。

転職サイトやエージェントを活用する

「情報収集が大変」「運送業界が初めてだから、慎重に検討したい」という方は、会社選びの際に転職サイトやエージェントのサービスを利用してみてもいいでしょう。

ドライバー専門求人サイトは、業界に特化した内容になっています。求人数も豊富で、希望の条件・求人を見つけやすいです。ドライバー専門求人サイトの一つ、「ドラピタ」は、登録不要で完全無料。全国各地のドライバー求人を掲載していて、求人数は2,000件以上!WEBの場合、名前など7つの項目の入力で簡単に応募できるので、求職者の方が気軽に使えます。もちろん電話での応募も可能です。気になったタイミングですぐ応募したいならWEBから、希望職種についてなど、直接質問や相談をしたい場合は電話応募と、自分の希望に合わせて利用できます。また、”非公開求人”がないのもポイント。求人検索で全ての求人を確認することが可能です。

ハローワークで相談するという手段もありますが、専門のアドバイザーに相談したいという方は、エージェントの活用も有効です。転職活動に精通したプロとの面談で直接質問したり意見をもらうこともでき、非公開求人を紹介してもらえる可能性もあります。また、「問題にならずスムーズに退職・転職したい」という方は、アドバイザーに退職方法も含めて相談してみてもいいかもしれません。

エージェントによっては面接対策や履歴書の書き方のアドバイスも受けられます。求人業界に精通しているアドバイザーのアドバイスは貴重。いきなり自己流で就活にチャレンジするよりも、万全な対策で転職や面接に挑みたい方は、エージェントのランキングなどを参考にして検討してみてください。

▼志望動機の書き方や、採用に向けた面接対策はこちらも参考に
トラックドライバーへの転職で志望動機を伝えるポイントと例文
トラックドライバーの面接を受ける際の注意点|身だしなみのポイント

転職理由を改めて確認する

改めて冷静に判断したいのが、そもそも転職したい理由は何か。ということです。転職したい理由…例えば「今の仕事のこういう部分が嫌い」「休日が少ない、有給休暇が取れない」「お金について不満がある」、あるいは就職先によっては「賞与、残業代が出ない」「未払いや車両の修理代のトラブルがあって退職したい」というようなこともあるかもしれません。退職理由を明確にすることで、「本当に転職することが一番の解決策なのか」「今の就職先で解決できる部分はないのか」と自分の本音を確認できます。まずは一度、今不安に思っていることを書きだしてみてもいいかもしれません。

こういった不満(退職理由)をしっかりと把握しておくことは重要で、ここで確認した退職理由が「次はどうしたいか」の志望動機にもなりえます。「高収入の仕事がいい」「職場環境を重視したい」など、転職理由を明確にさせることで仕事も探しやすくなります。

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トラックドライバーの転職で後悔しにくいタイプの人

最近ではAIで自分にあった仕事を診断するツールもありますが、ここではトラック運転手の転職で後悔しにくいタイプの人をざっと紹介します。

「そもそもトラックドライバーに向いているのか」「転職しても本当に大丈夫か」など、気になる方は参考にしてみてください。

運転が好き

一番大事な部分かもしれません。ドライバーは運転に非常に多くの時間を使います。「運転が好き」というのは、ドライバーにとって大きな強みですし、仕事を続けていくために必要です。実際に、他業種から転職した現役ドライバーで「運転が好きだから」という志望動機で転職を決めている人も多数!

自己管理が得意

ドライバーは基本的に1人仕事のため、運転中の自己管理も大切。眠気や疲れを感じたら一旦休憩する、渋滞などで遅れのリスクがあると判断したタイミングで運行管理者をはじめとした管理職に連絡するなど、適切な行動が必要です。周りと協力して自己管理をするという意味では、上司や同僚とのコミュニケーションも意識します。

一人の時間が好き

1人の気楽な時間が好きな人もドライバーに向いています。職業柄、1人でいる時間が長いため、「モクモクと仕事をしたい」「1人でも責任をもって仕事を進められる」「上司や同僚など、職場の人間関係に縛られすぎず、気楽に働きたい」という方がトラックドライバーにぴったりです。

人が好き

先ほどの話とは矛盾するかもしれませんが、「人が好き」というのも意外と大事です。仕事によりますが、例えばタクシー会社に勤めている方 (個人タクシー含め)や、食材の宅配ドライバーなどはお客様との交流も多く、営業職的な要素もあります。元営業職・サービス業というトラック運転手も意外と多いです。

集中力がある

ちょっとした油断が事故や違反につながる場合もあります。ドライバーは人や荷物を載せて走るため、集中力が求められます。タクシー業界の仕事ではお客様とコミュニケーションを取りつつ、目的地まで安全かつスムーズに運転するという高度な技術も必要です。

整理整頓が得意

意外なポイントかもしれませんが、整理整頓が得意という強みもドライバーの仕事で活かすことが可能です。「運転席まわりがごたついていないか」「配送する荷物は整頓されているか」「トラックはきれいに洗車・点検されているか」などは、安全運行と評価につながります。

体力に自信がある

荷物の積み降ろしや運転など、体力仕事のドライバー。最近では女性ドライバーも増えてきている状況で、すべての仕事が重労働というわけではありませんが、やはり体力は必要です。

体力面で不安のある方は、フォークリフトで積み下ろしをおこなう負担少なめの仕事を選ぶ。もしくは、年齢を重ねたら資格を取得し、管理職や内勤にキャリアアップするなどさまざまな選択肢があります。

単純作業が苦ではない

トラック運転手の仕事によっては、毎日同じ作業を繰り返す単純作業もあります。人によって、毎日同じ作業がいい方・毎日違う作業(配送先が違うなど)がいい方、それぞれだと思うので自分の性格にあったものを選びます。

一般的に未経験の方に人気なのは、毎日同じ作業を繰り返す仕事(ルート配送など)です。新人のうちは、まず単純作業からはじめて、慣れてきたら難易度が高く高収入の仕事に挑戦してみるといったスキルアップもアリです。

結論|後悔しない転職で、人生を変える!

人生において大きな節目になる転職。内定・採用までできるだけ失敗したくないのはもちろん、転職した後に後悔したくないという気持ちが出てくるのは当然です。

今回の記事では、転職で後悔しないコツについて徹底解説してきました。ご紹介した内容も参考にしつつ、ドライバーへの転職を検討してみてください。まずは希望条件を入力して、手っ取り早く求人検索をしてみるのも一つの選び方だと思います。

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