ダンプドライバーの給料はどれくらい?主な仕事内容と必須のスキル

ダンプカーとは、荷台を傾けて積荷を一度に下ろすための機械装置を備えたトラックのことを表します。この『ダンプ(dump)』とは英語で『重い荷物などをどさりと降ろす』(研究社 新英和中辞典から)という意味。ダンプトラックはモノを運ぶという意味では一般的なトラックと同じですが、それを目的地で人力を要せずに一気に降ろすことが出来る(ダンプ出来る)ことがトラックとの違いです。

そして、ダンプで運ぶ荷物は2種類、『土砂』か『土砂以外』かに分けられます。

【土砂ダンプ】
建設工事における土木工事、掘り返した土を工事現場から搬出したり、逆に埋め戻すために他の場所から土を運び入れたりする時に活躍します。この土砂ダンプはダンプトラックの種類の中で一番一般的な仕組みで、可動式の架台から伝わる動力で荷台を後方に傾け、積み込んだ土砂を目的地で流し降ろすことが出来ます。

ただし、出来るのは積荷を降ろすことだけ。積み込みはユンボなどの重機や揚重機の力が必要です。

【深ダンプ】
土砂禁ダンプ、またの名を深ダンプ(ふかしダンプ)は、その名称の通り土砂を運搬することを目的としていません。草木や落ち葉、ペットボトルやごみ・産業廃棄物などの軽くて嵩(かさ)のあるものの運搬に利用される種類のダンプトラックです。そのため、土砂ダンプよりもあおりが高くなっているのが特徴。走行中は、風や振動で積荷が飛散する可能性があるのでネットやシートで上部を覆うのが通常の運行スタイルです。

土砂ダンプよりもあおりが高くなっている分だけ容積的には大きくなっておりますが、これはあくまでも軽量物を大量に運搬するためのものであり、過積載を防ぐために土砂を積むことは禁止されています。

今回は、そんな『ダンプドライバー』の主な仕事内容から、給料や必須のスキルまで徹底解説していきたいと思います。

ダンプドライバーの給料事情

トラック運転手の平均年収範囲は、350万円~486万円、最大年収で650万円程度と言われています。全国で比較すると年収393万円程度、月給25万円~30万円が平均的な給与水準となっています。

ダンプドライバーになると、一体いくらくらい稼げるのでしょうか?

ダンプドライバーの平均年収

ダンプドライバーの平均年収は、420万円ほど。月収換算は額面で30万円前後が相場となっています。賞与(ボーナス)は30万円ほどが平均的な金額です。

勤務先や勤務地、勤務形態、運ぶ荷物、経験、スキルによって、給与形態変わるため、年収600万円ほど高収入になる場合もあります。

携わる土木工事現場によっては昼夜を問わず工事をしている現場も。そうなるとダンプ車も夜間走ることになるので、高額な深夜手当が期待できます。この他にも企業ごとに無事故手当や洗車手当を設定していることも。

また、基本的には月給制の会社が多いですが、ダンプドライバーでも時給・日給制の職場なら、稼働日数を増やすことで手っ取り早く給与額を上げることができます。しかし、天候によっては現場作業が中止になり、仕事も休みになってしまう場合もあるため月収だけでなく年収をベースに考えることが大切。天候の良い時期に多めに働くようにすると、時給・日給制のお仕事でも安定して稼ぐことができますよ。中には、日払いの企業もあります。

運転するダンプカーのサイズ別平均月収

運転する車両の大きさはダンプ運転手の給料が変わる要因の一つです。

小型ダンプカー

小型ダンプカーとは、最大積載量2~3t、車両総重量5t未満のダンプです。 大型・中型ダンプの入れない通行制限のある市街地での建設工事で活躍します。小型ダンプカーの場合、額面で25万円ほどです。

中型ダンプカー

中型ダンプカーとは、最大積載量3~6.5t、車両総重量11t未満のダンプです。通常『4tダンプ』と呼ばれています。中型ダンプカーの場合、額面で30万円ほどです。

大型ダンプカー

大型ダンプカーとは、最大積載量6.5~11t、車両総重量6.5t以上のダンプです。通常『10tダンプ』と呼ばれ、大型建設工事、インフラ整備である道路・ダム・トンネル工事などで活躍します。大型ダンプカーの場合、額面で35万円ほどです。大型ダンプドライバーになると、手取りで30万円以上稼げる場合も多くあります。

ダンプドライバーの主な仕事内容

ダンプカーには、さまざまな形状の車両があります。1番有名なものが『リアダンプ』。荷台を後方に傾けて積載物を下ろすスタンダードのダンプカーです。『ローダーダンプ』荷台をスライドさせ、土砂や砕石だけではなく小型重機や建設機器を運ぶことが出来るダンプカーです。『3転ダンプ』ピンの組み換え等で荷台を後方と左右の3方向に傾けられるダンプカーです。『サイドダンプ』荷台を左右側面に傾け、左右から積載物をおろすタイプのダンプカーです。

また、ダンプを運転する際には注意しなければならない点があります。

1つ目 土砂ダンプは表示番号の掲示が義務

大型ダンプはダンプ規制法(土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法)に基づき目立つ場所に表示番号を表示する義務があります。登録陸運支局名、登録業種、識別番号の3つを表示する必要があります。なお、土砂禁ダンプには表示番号の掲示義務はありません。

2つ目 ダンプの過積載に注意

過積載によってダンプに必要以上の負担をかけて傷めてしまうばかりか、交通事故の危険性も高まります。そして公共の道路はその使用目的によって強度を決めて設計されているため、その強度を越えて走行すると道路を損傷させてしまうのです。

ドライバーばかりか事業者、運行管理者、荷主に厳しい罰則が科せられてしまいますので、過積載には注意しなければなりません。

以上のことに注意しながら、業務を全うする必要があります。

ダンプドライバーの基本的な仕事内容

トラック運転手全般に言える事ではありますが、決められた時間と場所へ荷物を安全に届けるということが仕事の一連の流れになります。生産工場などから工事現場に砂利や土砂を運ぶ、もしくはその逆に工事現場から運び出すのがダンプの仕事。この特徴からダンプは基本的には宿泊を伴うような長距離運転の勤務はありません。基本的に近距離、もしくは中距離を1回の勤務中に数往復することになります。これは他の大型トラックの運転手との大きな違いと言えます。

ダンプドライバーの職場の傾向

ダンプドライバーは男性が比較的多い傾向ですが、最近は女性ドライバーの活躍も増えてきています。

福利厚生の充実度は勤め先によって変わる場合が多いため、転職や就職の際は福利厚生や手当の有無などについて確認してから、応募することをオススメします。社会保険完備・交通費支給・車通勤バイク通勤OKなどがメインですが、中には昇給年1万円という好待遇な企業も。そして、経験者優遇の企業もあれば、未経験を対象とする企業もあり、中には資格支援制度で大型免許などを取得させてくれる企業もあります。

ダンプドライバーの仕事のやりがいと厳しさ

ダンプの運転手は宿泊を伴うような超長距離運搬はあまり行いません。多くの場合、建築現場に土砂や砂利を持っていく。もしくは運び出す業務になるので、1日の走行距離は100~300㎞程度。荷積みは主に重機で行いますが、所持している免許によってはダンプドライバー自身で重機を操作して荷積みをすることもあります。

そんな、ダンプドライバーの仕事にはどんなやりがい・どんな厳しさがあるのでしょうか。

ダンプドライバーの仕事のやりがい

よく、仕事のやりがいの理由として挙げられるのが、大きな車を運転する気持ち良さがあるということです。他には、仕事が終わった後の達成感があるという点。建築現場や土木工事などの大きなプロジェクトに関わることが多いため、結果的に達成感も大きくなります。

勤務中は一人のことが多いため人間関係のわずらわしさが少ないことも魅力の1つです。

ダンプドライバーの仕事の厳しさ

働く時間が不規則になったり、毎日の運転で精神的にも体力的にも辛くなったりすることがあります。深夜や早朝の業務になると生活リズムが崩れてしまったり、睡眠不足になってしまったりすることも。しっかり休むことはもちろん大切ですが、もともと身体が丈夫で体力がある人、体調面などの自己管理能力がある人が向いているでしょう。

ダンプドライバーになるために必要なスキル

では、実際にダンプを運転する際には、どんな資格やスキルが必要なのでしょうか。

車の運転免許が必須

最低でも準中型免許(5t限定免許)があると良いと思います。最大積載量が2t未満、車両総重量が3.5t以下のダンプカーであれば普通免許でも運転が可能なものの、一般的ではないため、準中型免許以上の免許証は所持している方が良いでしょう。

車両の大きさ

最大積載量

車両総重量

小型ダンプカー

3.0t以下

5.0t以下

中型ダンプカー

6.5t以下

11.0t以下

大型ダンプカー

6.5t以上

11.0t以上

また、高い給料を得るためにも中型免許・大型免許があった方が良いです。荷台部分の操作に免許は不要なので安心して下さいね。

ダンプドライバーのメリット

ダンプドライバーとして、働く上でのメリットはどんなことがあるのでしょうか。

いくつかまとめてみました。

勤務時間

ダンプドライバーのお仕事は、現場によっては夜勤もありますが、日勤がメインの企業が多くあります。夜勤のない現場であれば、午前8時~午後5時の勤務形態をとっている会社が多い傾向です。もちろん、休憩も1日のうち60分以上はしっかりと取れます。しかし、工事現場などは17時には業務を終える会社が多いので、非常に残業が発生しにくく拘束時間が短めなのもポイントの1つ。基本的には長時間労働になることもないので、安心してくださいね。もちろん早出や残業が発生した場合には、残業代は全額支給です。

デメリットとしては、残業があまり発生しない分、残業手当が少ないためお給料に反映しにくい点。高収入を目指すのであれば、大型車の長距離などがベストでしょう。

休日

完全週休2日制・週休2日制。曜日固定・シフト制。など、企業によって様々な休日の取り方があります。全産業の年間休日の平均は112~114日なので、完全週休2日制の年間休日120日の会社は休みがとっても充実していると言えるでしょう。自分の希望に合った、休み方の会社を選ぶのがコツ。どの企業さんも基本的には、休みもしっかりあるので「仕事を落ち着かせたい」という方にピッタリのお仕事かもしれません。

積み降ろし

手積み手降ろしが発生しないので、体力的な負担は少なめ。力仕事をするわけではないので年齢を重ねても、安心して腰を据えて働くことが出来ます。また、最近ではハンドルが軽くなるなど改良が進み、ダンプカーの仕事は軽作業が多くなっているということもあり女性ドライバーが増えてきました。

ダンプドライバーの給料はどれくらい?主な仕事内容と必須のスキルのまとめ

いかかですか?ダンプドライバーへの転職のヒントとなりましたでしょうか。

トラック運転手は「ガラが悪い」「体力面でキツイ」というイメージをお持ちの方もいるでしょう。確かに今までは、長時間労働が当たり前という実態があったかもしれません。しかし、2024年問題ということもあり、運輸業界自体が働きやすさと向き合い始めています。未経験からの応募も多く、分からないことも質問しやすい環境が整っている企業がほとんどです。いきなり乗務なんてことは無いので、ドライバーという職業に安心してご応募くださいね。また、運送会社は基本的に学歴が関係ありません。経験があるか・ないか、技術があるか・ないかというよりも人柄重視の採用が多いので、面接がカギとなるでしょう。

今回は『ダンプドライバーの給料、主な仕事内容と必須のスキル』について紹介しました。ぜひ、仕事選びの参考にしてみてくださいね。

運送業専門の求人サイト「ドラピタ」では、様々なドライバー求人情報を掲載中です。ダンプカードライバー、小型~大型トラックドライバー、トレーラードライバー、重機オペレーター、ミキサー車ドライバー、バスドライバーなど様々な車種で募集が出ています。雇用形態(正社員・アルバイト・経験などの条件)から無料でカンタンに探せるため、配送業・運送業界の中でアナタの「理想の働き方」、「探していた職場環境」がきっと見つかりますよ!人手不足が著しい運送業界では、未経験・経験問わずアナタからの応募を歓迎しています。ぜひ、気軽に検索してみてくださいね!