主に物流倉庫や工場などで、重い荷物や量の多い荷物を運ぶ際に使用するフォークリフト。ここでは、基本的なリフトの種類や資格取得について、イチからご紹介していきます。
フォークリフトの種類
- カウンターバランスフォークリフト
- リーチフォークリフト
- サイドフォークリフト
- ウォーキーフォークリフト
- マルチディレクショナルフォークリフト
と、様々な種類のリフトがあります。その中でも、よく使用されるフォークリフトの特徴も加えて、解説します。
カウンターバランスフォークリフト
最も一般的で、一番使用されているフォークリフトです。座って操作をし、小回りがきくタイプです。
リーチフォークリフト
運転は立ったまま行い、よく室内で使用される場合が多いです。不安定なので、スピードを出したまま急に旋回や曲がったりすると、転倒することもあるので注意しましょう。
フォークリフトを運転するために必要な資格
フォークリフトを運転するためには、所定の資格が必要となります。荷重によっても、教育や講習内容が変わりますので、ご説明していきます。
運転するためには規定の教育・講習を受けなければならない
最大荷重1t以上のフォークリフトを運転するためには、「フォークリフト運転技能講習」を受け合格する必要があります。この講習は学科と実技があり、各都道府県労働局教習機関で受講が可能です。無事合格できれば、「フォークリフト運転技能講習」修了証がもらえます。そうすれば、荷重に関係なく運転することができます!
ただし、最大積載荷重1t未満のフォークリフトを運転する場合は、事業主で行える「特別教育」のみでも運転が可能です。
「フォークリフト運転技能講習」を受講できる条件や費用
荷重に関係なくフォークリフトを運転できる「フォークリフト運転技能講習」を受けるまでに抑えておきたいポイントを、ここで解説します。
受講できる条件
受講するだけであれば、特に条件はありません。ただし、フォークリフトを運転するためには“18歳以上であること”が条件となります。受講に年齢は関係ありませんが、18歳未満はフォークリフトの運転をしてはいけないことはしっかりと覚えておきましょう。
技能講習の所要時間
現在お持ちの免許や経験によって講習時間が変わります。
・大型特殊免許保持者(11時間)
・普通・中型・大型免許保有および、1t未満フォークリフト3ヵ月以上経験(11時間)
・すべての自動車免許なしおよび、1t未満フォークリフト6ヵ月以上経験(15時間)
・普通免許保持者(31時間)
・すべての自動車免許なし(35時間)
お持ちの自動車免許の種類やフォークリフト経験がある程、講習時間が短くなります。
受講のためにかかる費用
上記でご説明をした講習時間にもよりますが、1万5,000円~4万5,000円前後で受講ができます。学科と実技を受ける必要があり、各都道府県労働局教習機関で受けられます。就職した会社が資格取得のための費用を補助してくれることもあるので、そのような会社を探したり会社に問い合わせしてみることも、費用を抑える一つの手段です。