タクシードライバーの仕事内容は?向いている人、必要スキル、月収相場

「ドライバーに興味がある」「運送業界へ転職したい」そう考えていざ求人を見てみると、「仕事内容が様々でよくわからなくなってきた!」そんなこともあるかもしれませんね。

今回は数多くあるドライバーの仕事のなかから、タクシードライバーの仕事内容について紹介します。「タクシー運転手はきつい!」というイメージもあるかもしれないですが、下記を読んで自分に向いているかどうかの参考にしてみてくださいね。

タクシードライバーの仕事内容

タクシー運転手の仕事は、乗客を目的地まで送り届けることです。

車を走らせながらお客さんを拾って目的地まで送ったり、駅や商業施設などで常時待機しながらお客さんを待ったり、お客さんを乗せるまでのプロセスはさまざま。

場合によっては、無線を通じて「〇〇でお客様が待機しているから向かってください」などの指示が入ることもあります。

また、行先がある程度固定されているお仕事もなかにはあります。例えば、近隣の病院で待機して、お客さんを自宅まで送迎するという仕事です。病院からお客さんの自宅までの運転になるので、走りながらお客さんを探す必要がありません。そのため、未経験の方にも人気です。

その他、タクシー運転手には大切な仕事があります。お客さんとのコミュニケーションや、目的地到着後の精算業務などです。タクシーを利用するときを思い浮かべてみるとイメージしやすいですよね。

タクシードライバーはココがいい!働く側のメリット

ドライバーは、仕事内容によって働き方が180度変わると言っても過言ではありません。

日勤のみで一般企業と変わらない生活リズムで働ける仕事もあれば、車中泊をしながら全国を走るような仕事もあります。では、タクシードライバーにはどのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

一概には言えませんが、タクシードライバーでよく見られる特徴・メリットを挙げます。

●未経験からでも始めやすい
●歩合制を採用している企業が多く、高収入を狙える
●自分のペースで働きやすい
●年齢を重ねても活躍しやすい
●人々の生活に欠かせない交通手段の足となるため、長期的に働ける

タクシードライバーに向いている人

タクシー運転手は乗客を乗せて走るので、一般的な配送ドライバーと比べて人との関わりが多い仕事です。「運転が好き」という気持ち以外にも「誰かに喜んでほしい」「接客も好き!」といった気持ちがある方のほうが向いているでしょう。

また、タクシー運転手はお客さんを目的地まで送り届ける仕事のため、一般的なドライバーの悩みの一つ、“荷物の積み降ろしによる負担”がありません。

そのため、中高年のタクシードライバーも多く活躍しています。なかには70代のシニア運転手が現役で活躍しているケースも珍しくありません。この先長く勤めたい方、年齢を重ねても同じ仕事を続けたい方にも向いています。

まとめ

タクシードライバーに向いているのはこんな人

・長く続けられる仕事がいい
・1人が好きだけど人と話すのも好き
・ある程度、自分のペースで働きたい
・年齢を気にせずに転職したい

タクシードライバーに必要なスキルは?

タクシーを運転するには、普通免許のほかに「普通自動車二種免許」が必要になります。仕事として人を車に乗せて運転する場合に必要な免許です。

二種免許の受験には、年齢が21歳以上、普通免許を取得してから3年以上であることが条件になります。

ただ、二種免許を持っていなくてもタクシードライバーの求人に応募することは可能です。タクシー業界では高齢化が進んでいるため、多くの企業が次世代の教育に熱心です。未経験でスタートする方をイチからサポートする体制が整えられています。

例えば、二種免許の取得サポートを行い、入社後にタクシー運転手を目指せるような企業もあります。寮を完備している企業も多く、転職を機に新生活をイチからスタートさせることも可能です。

タクシー運転手の月収相場

タクシー業界では一般的に歩合制が採用されています。要するに、より多くのお客さんを送り届けることで高収入を狙えます。

地域によっても差がありますが、タクシー運転手の平均年収は300万円ほどと言われています。目安として月収25~30万円程度です。ただし、歩合制の場合は個人差が出てくるので、中には月収50万円以上稼ぐドライバーもいます。

タクシードライバーの給与に関しては、企業によって「ノルマの有無」「売上に対してのドライバーへの還元率」などが変わるため、しっかり確認するのをおすすめします。

なかには時給制で短時間のアルバイトや、未経験の方が安心してスタートできるように入社後数か月の給与を保証している企業もあります。一度チェックしてみてくださいね。

タクシードライバーはきつい?大変な部分・やりがい

大変な部分

お客さんを乗せて走るというのはそれなりの責任が伴います。また、タクシー運転手はサービス業としての一面も持っています。お客さんとのトラブルがないとも言い切れません。お客さんを乗せる時間は安全運転に努めつつ、細かな気配りも必要といえるでしょう。

やりがい

道に慣れたり、タクシーを求めているお客さんがどこに多くいるかなどがわかってくると、効率よくお客さんを乗せて送り届けられるように。同時に給与アップも見込めるので、自分の成長が分かりやすく返ってきます。

また、勤務中は上司からの過度な干渉がないことから、自分のペースで働けることがやりがいに繋がっているドライバーもいます。