引越作業員兼ドライバーの仕事内容は?向いている人、必要スキル、月収相場

「ドライバーに興味がある」「運送業界へ転職したい」そう考えていざ求人を見てみると、「仕事内容がさまざまでよくわからなくなってきた!」そんなこともあるかもしれませんね。

今回は数多くあるドライバーの仕事のなかから、引越作業員兼ドライバー(引越ドライバー)の仕事内容について紹介します。

「引越作業員兼ドライバーって何するの?」「引越ドライバーの年収はどれくらい?」など、気になる部分はさまざまかと思いますが、下記を読んで自分に向いているかどうかの参考にしてみてくださいね。

引越作業員兼ドライバーの仕事内容

引っ越しの荷物を積込み、目的地まで運ぶことが引越作業員兼ドライバーの仕事です。

一緒に同行するスタッフとともにお客様のもとまで向かい、協力しながら荷物の運び出しやトラックへの積み込みをします。また場合によっては、荷物の梱包などもおこないます。

1人でモクモクと荷物を運ぶ一般的なドライバーとは違い、チームで動くことが多かったり、引越しをするお客様の対応があったりなど、人と関わる機会も多いです。

ちなみに……

引越ドライバーの求人によっては、荷物の積み込みは専任スタッフに任せ、トラックの運転のみを任される仕事もあります。

数は多くないですが、力作業が含まれない引越しドライバーも存在するので求人内容をチェックしてみてください。

引越作業員兼ドライバーはココがいい!働く側のメリット

ドライバーは、仕事内容によって働き方が180度変わると言っても過言ではありません。日勤のみで一般企業と変わらない生活リズムで働ける仕事もあれば、車中泊をしながら全国を走るような仕事もあります。

では、引越作業員兼ドライバーにはどのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

一概には言えませんが、引越作業員兼ドライバー(引越ドライバー)でよく見られる特徴・メリットを挙げます。

  • 身体を動かしながら働ける

  • チームで動くため協力しながら作業できる

  • 接客やコミュニケーションスキルを活かせる

  • お客様から直接感謝される機会が多い

  • 特別な経験・スキルがなくても始めやすい

引越作業員兼ドライバーは大変?不人気の職種って本当?

「引越しドライバーはきつい」というイメージからか、人気職種とは言えないのが正直なところ。

不人気であるのにはこんな理由が考えられます。

  • 家具の積み込みなど肉体労働がメイン
  • 夏は暑く、冬は寒いなかでの作業
  • 専門的な仕事でなんか大変そう

「体力的についていけるか不安」な方へ

「引越作業員兼ドライバーの求人に興味はあるけど、体力的に心配!」そんな方も多いと思います。

たしかに、大きな家具などを運ぶこともあるので、体力仕事にはなりますが、複数人のスタッフと協力しながら運ぶので、負担が分散されます。

また、荷物の運び方や積み込みにはちょっとしたコツもあります。教えてもらいながら作業することで、徐々に慣れていくこともできます。実際、荷物を運んだり積み込んだりする作業については「慣れだよ」と話すドライバーも多いです。

いずれにしても未経験者には「カンタンなことから任せていく」という企業がほとんどなので、最初から1人で全部やろうとしなくてOKですよ。

引越トラックドライバーのメリット・デメリットが分かったところで、次の章からは「自分に向いているかどうか」を考えてみましょう。

引越ドライバーに向いている人

引越ドライバーは、毎日いろいろな場所に行けたり、身体を動かせたりできる仕事。

単純な作業が嫌いな方や、デスクワークや工場勤務など同じ場所でじっとしていることが苦手な方などにも向いています。

ドライバーというと1人でモクモクと作業するのが一般的ですが、引越しトラックドライバーの場合は2~3名程度のスタッフと一緒に行動するため、常に協力し合える体制になっています。

運送業やトラック運転手の仕事が初めての方にとって、頼れる人がいつも近くにいるというのは心強いです。

また、引越しをするお客様に気持ちの良い挨拶をするなど、接客の要素もあるので、過去に飲食やアパレルなどのサービス業をされていた方にも向いていますし、営業などで身に着けたコミュニケーション能力を活かすこともできます。

【まとめ】引越しトラックドライバーに向いているのはこんな人

・身体を動かすことが好き
・毎日、新鮮な気持ちで働きたい
・1人よりチームで動くほうが安心する
・接客やサービス業の経験がある
・安全に運転ができる

引越作業員兼ドライバーに必要なスキルは?

使用するトラックの大きさにもよりますが、普通自動車運転免許で始められるケースも多いです。

特別な経験、資格、学歴なども問わない求人がほとんどのため、運送業やドライバーが初めての方もスタートしやすいのが特徴。

もちろん、中型免許や大型免許を持っている場合は、仕事の幅も広がるため企業にアピールできます。ただし、必須ではない企業も多いため、保有資格やスキルよりは「頑張りたい」という気持ちや意欲をアピールするといいでしょう。

引越作業員兼ドライバーの月収相場

エリアや企業によってまちまちですが、引越作業員兼ドライバー(引越ドライバー)の平均月収は30万円前後です。

トラックの大きさや運搬距離、繫忙期などの時期、賞与の有無、年齢や勤続年数などさまざまな条件によって月収40万円前後になるケースもあります。年収の目安としては400~500万円ほどです。

また、引越しトラックドライバーは、正社員以外にもアルバイトや契約社員での雇用も一般的。その場合は、日給制や日払いといった条件のもとで働くことが多いです。

引越ドライバーはきつい?大変な部分・やりがい

大変な部分

荷物の運び出しや積み込みなど、体力のいる仕事です。身体を痛めてしまわないように、荷物を持ち上げる際のコツなどを教わりつつ、日常的な身体のケアも必要になるでしょう。

また、お客様の荷物を預かって運ぶので、丁寧で慎重な作業も求められます。仕事をともにするスタッフと声を掛け合い、協力しながらの作業が大切です。

やりがい

引越を依頼したお客様から、直接感謝される機会もあります。「助かりました」「ありがとう」といった言葉をもらえたときに大きなやりがいを感じられます。

また、複数名での荷物移動など、チームワークの良さが活きる仕事なので、1日の仕事が終わった満足感、無事に荷物を運び終えたときの達成感を皆で味わえるのも特徴です。