今回はトラックドライバーの年収について紹介します。転職を考えたときに給料や待遇など、お金については気になるところですよね。
このページではトラックドライバーの一般的な年収ほか、年収に開きがある理由、ドライバーとして年収を上げる3つの方法まで徹底解説！
転職先として配送ドライバーを考えている方、未経験からトラック運転手の仕事を始めたい方、運送業界への転職が初めての方、ぜひこのページを参考にしてみてください。
トラックドライバーの年収
「ドライバーの年収はどれくらい？」という疑問に、早速お答えしていきます。
一般的な年収
トラックドライバーの一般的な平均年収は470万円ほどと言われています。厚生労働省職業情報提供サイト（日本版O-NET）によると、月給は25.6万円程度です。
ただし、これはあくまでも目安。トラックドライバーの仕事と言っても、車両の種類（軽自動車、中型トラック、大型トラック、タクシーなど）や運転距離、勤務時間などによって大きく変わるのも事実です。そのため、運送業界以外の一般企業と同じような年収の場合もあれば、働き方によって年収1,000万円を超えるケースもあります。
参考：トラック運転手（職業情報提供サイト・日本版O-NET）
トラック運転手の年収に幅がある理由について、もう少し具体的に掘り下げてみます。
年齢による年収の違い
これは物流・運送業界に限らない話ですが、年齢によって年収が上がりやすい傾向にあります。また、勤続年数によって上がっていくというケースも見られます。
年齢別のトラックドライバーの平均年収
20代／年収250万円程度
30代／年収300万円程度
40代／年収350万円程度
50代／年収400万円程度
参考：トラック運転手（ドライバー）の年収を詳しく解説（平均年収.jp）
意外と低いかも？と思った方もいるかもしれませんが、会社によっては、年齢や勤続年数ではなく、「配送件数」「実際の仕事量」など働いた成果によって大きく給与が変わる場合もあります。
年収アップの基準が「年齢や勤続年数」なのか「働いた成果」なのかは、モチベーションにも大きく関わってくる部分なので、自分に合う運送会社を選ぶといいでしょう。ちなみに、運送業界では学歴が年収アップに繋がることは少ないです。実際に、「学歴不問」の求人も多く掲載されています。
男女の年収の違い
女性は男性に比べて50万円～100万円ほど年収が少ない傾向にあるとも言われており、男女で年収に差が出る場合もあります。
男女で明らかな差があるとは断定しにくいですが、例えば女性ドライバーの場合だと重たい荷物を扱わないように配慮されたり、小さなお子さんがいる場合は勤務時間の調整をしてもらったりなどの働き方の違いがあるため、男女差が生まれるのかもしれません。
また、前提として男性に比べてまだまだ女性のトラックドライバーは少なく、勤続年数が短いことも年収の違いにつながっていると考えられます。
車種による年収の違い
仕事で使う車種によっても年収に差が出ます。一般的には車両が大きくなればなるほど、給与がアップする傾向にあります。
小型・中型トラックドライバーの平均年収は約400万円。大型トラックドライバーの平均年収は約480万円。目安として、80万円ほどの差があるということになります。
大型トラックドライバーになるには大型免許が必要になるため、小型・中型ドライバーと比べると難易度が上がります。大型トラック運転手はドライバーの「花形」とも言われており、ドライバーのなかでも一目置かれる存在。稼げてカッコいい大型ドライバーを目標にして頑張ってみるのもいいと思います。
トラックドライバーが年収を上げる方法
トラックドライバーとして年収を上げる方法をご紹介します。今回お伝えするポイントは3つ。
長距離ドライバーになる
トラック運転手の仕事内容はさまざまですが、運転距離が長くなるほど収入が上がる傾向にあります。長距離ドライバーの平均年収は400万円～。経験等によっては年収700万円以上を稼ぐことも可能です。
高収入を狙いたい方は長距離ドライバーの求人情報を探してみると良いでしょう。ただし、長距離ドライバーの仕事では、大型トラックを利用するのが一般的です。
最初から大型トラックの運転は不安…という方は、まずは「小型・中型トラックの仕事」や「近距離の食品ルート配送」または「軽自動車での配送」など、自分にできそうな仕事から始めて、将来的に大型トラックの長距離ドライバーを目指す。という道もあります。
資格を増やす
資格を増やすのも年収アップに有効な手段です。普通免許や中型免許で運転可能な小型・中型トラックと比べて、大型免許が要る大型トラックの仕事は給与水準が高くなります。さらに、「けん引免許」を取得すれば、高収入案件の多いトレーラーの仕事もできるようになります。また、荷物の積込み時に使うことの多いフォークリフトの免許も重宝されますよ。
将来的には運行管理者の資格を取得し、ドライバーのスケジュール管理などのサポート側にまわる。という選択肢もあります。事務所内の内勤スタッフになるので、年齢を重ねた後のキャリアアップの手段としてもよく見られます。
運送会社によっては、資格取得支援制度がある場合もあります。資格取得の費用を会社が負担するなど、1人ひとりのステップアップを応援している企業も多いので、お仕事を探す際に確認してみるのもいいですね。
深夜手当がつく時間帯に勤務する
午後10時から午前5時までの時間に労働した場合、深夜手当が上乗せされます。通常の25％増しの賃金になるため、夜勤の求人を探してみるのもあり。日勤のみのお仕事より、夜勤の仕事のほうが高収入を狙えます。
また、残業手当で月収を上げる方法もあります。会社によって全額支給であったり、残業が少ないのにも関わらず固定残業代が付くことで安定した収入を確保できるケースもあります。その他、基本給にプラスされる待遇として、賞与ほか家族手当や皆勤手当、無事故手当などが支給される会社もあるため、待遇・福利厚生の項目も要チェックです。
トラックドライバーの需要
トラック運転手の需要はまだまだ高い状況です。近年の有効求人倍率は2倍ほど。求職者に対して求人数の方が多い状態なので、仕事を探しやすく転職しやすいと言えます。徒歩もしくは車通勤のしやすい勤務地、希望年収、労働時間なども考慮しながら、自分にピッタリの求人を見つけてみましょう。
求人を見る際は、「固定給」か「歩合制」かも要チェックです。「1年を通して安定した固定給」、「配送件数などの成果によって高収入を狙える歩合制」では、働き方が異なります。モチベーションにも響いてくる部分になるので、自分に合ったほうを選んでみてください。
早速、仕事を探してみよう
いかがでしたか？今回はトラックドライバーの年収について解説しました。トラックドライバーの一般的な平均年収は470万円ほどと言われていますが、年齢や仕事で利用する車種、仕事内容(勤務時間、運転距離など)によって差があることが分かりました。もちろん、働く場所によっても変わってくるため、お住いの近くの求人を一度見てみることをおすすめします。
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