トラックドライバーに向いてる人の9つの特徴|働く際の魅力と注意点

まず、トラックドライバーとはどんな仕事なのでしょうか。

仕事内容は車両の積載量や目的地までの輸送距離などによって違いがあります。トラックの大きさと用途により一般的には3つに分類され、小型トラックはコンビニや宅配便など近距離向け、中型トラックは中・近距離で幅広く利用され、大型トラックは都市間など長距離での大量輸送向けです。それぞれ必要な免許や資格が異なります。

また、トラックの配送距離によっても仕事の違いがあります。近距離の場合、複数の届け先に配送するため積み降ろしの作業が多くなる傾向にあります。中距離の場合、積み込み・納品先によっては泊まりになることも。片道500kmを超える長距離は幹線道路を走ることが多く、積み降ろしの回数は少なめです。しかし、運転時間・拘束時間が長いためパーキングエリアなどで車中泊することがほとんどとなります。

では、そんなトラックドライバーにはどんな人が向いているのでしょうか。

今回はトラックドライバーに向いてる人の特徴についてまとめてみました。ぜひご覧ください。

トラックドライバーに向いている人の9つの特徴

「トラックドライバーに興味はあるけど、自分にできるのかな?」「どんな人なら、活躍していけるのだろう」こんな疑問がある方も多いでしょう。

ココでは、トラックドライバーに向いている人の特徴を9つ紹介・解説したいと思います。

運転が好き

トラック運転手の仕事内容は、大まかに説明すると『依頼された荷物を指定の場所へ配達する業務』です。集配所で荷積みし、さまざまな目的地まで運んでいく、ここまでが一連の流れになります。仕事中はトラックを運転している時間がほとんどであるため、運転が好きでない人にとっては苦痛に感じてしまうでしょう。

逆に、運転が好きな人にとっては “ 天職 ” になる可能性も!志望動機の中にも、「運転が好きだったから」という理由が多く挙げられます。

スケジュールを自己管理できる

運転手になると、休憩のタイミングや速度、ルートなどを自分で管理する必要があります。決められた場所・決められた時間に荷物を届けなければいけないので、時間にルーズな人にはオススメできません。

ルールやマナーを守れる

運転をする上で、1番大切なことは『安全運転』を心がけることです。慎重に運転できない人は交通違反による罰金の支払い、交通事故発生のおそれがあり、遅配の原因にもなってしまいます。これを防ぐためには、当たり前のように “ 交通ルールや運転中のマナー ” などを守れる人が向いているでしょう。

また、トラックは1人1台専用車の場合もありますが、基本的には他のドライバーと回していくので、車内をきれいにしておくといったマナーも必要です。きれい好きさんは、初めから1人1台専用車の会社を選ぶと、自分の好きなように車を使えますよ。

辛抱強い

運送業は、荷物の待ち時間があったり、渋滞に巻き込まれたりすることがあるので、長時間運転をすることが苦手な人には向いていないかもしれません。また、短期でイライラしやすい性格の人はストレスが溜まりやすく、誤配などのミスや事故につながる可能性があります。

体力がある

深夜や早朝の業務になると不規則な生活リズムになり、睡眠不足になってしまうこともあります。しっかり休むことはもちろん大切ですが、もともと身体が丈夫で体力がある人のほうが向いていると言えるでしょう。

また、仕事によってはハードな荷物の積み降ろしが必要になります。負担が大きいお仕事は、体力に自信のある方にピッタリです!

単純作業が好き

基本的には “ 運転 ” と “ 荷物の積み降ろし ” を毎日行うことになります。同じことを繰り返す業務や単純作業が好きな人にピッタリです。逆に、「毎日変わった種類の仕事がしたい」という考えの方には、運輸のお仕事は向いていないかもしれません。

注意力がある

毎日、運転をすることで慣れが生じてくると注意力が欠けてしまい、事故が発生するリスクが高まります。そんな時には集中力を持続させ、注意を散漫させないことが大切です。常に安全運転を心がけ、荷物を確実に目的地まで運ぼうという責任感も大事になってきます。

一人の時間が苦ではない

長距離ドライバーの場合は、長時間1人で黙々と運転をすることになるため、一人の時間が好きな人にとっては、最高の仕事になるでしょう。ただ、1人だと眠くなってしまったりするので、こまめに休憩をして下さいね。

コミュニケーション能力がある

運送会社では、荷物の受け渡しの際に荷主とコミュニケーションをとる必要があります。元気な挨拶や礼儀作法など最低限のコミュニケーションができることが大切です。稀に、クレームの対応もしなければならない状況もあるので、クレームを上手にかわすスキルが必要となります。

トラックドライバーとして働く魅力

「トラックドライバーになって、いいコトって何があるんだろう?」

先ほども言いましたが、『運転が好きな人』にとっては天職となることも!長距離ドライバーになると、旅行気分で各地を走ることもできます。そして、誰でもコツを掴めば、長く腰を据えて働けるのがトラックドライバーです!

下記にトラックドライバーの魅力ポイントをまとめてみました。

仕事を見つけやすい

トラックドライバーの需要は高く、求人が豊富なので仕事探しに苦戦する事は少ない傾向にあります。2024年問題という市場もあり、人手不足の会社が多いため、最近はドライバーの求人も引く手あまたです。未経験入社や、正社員デビューを応援している会社も多くあります。

学歴に関係なく働ける

トラックドライバーになるために『高い学歴』は必要ありません!ありのままの自分で挑戦できます。運転免許は必要ですが、運送会社の中には全くの未経験からでも “ OK ” という会社もあります。普通免許さえ持っていれば、誰でも挑戦できるという会社も多いという点がドライバーのメリットです。未経験の方には、「ルート配送」という毎回決まった道で荷物を運んでいく配送方法がオススメ。道さえ覚えてしまえば、経験が無くても始めやすい仕事です。

働けば働いた分だけ給料が上がる

配送の仕事はやればやるほど給料がもらえる会社が多くあります。固定給に加えて『歩合制』や『残業代』が入ることが多いため、頑張ったら頑張った分お給料に直結していくのです。さらに、深夜に渡る運転の場合は深夜手当もはいるので、日勤に比べ夜勤の方が、お給料の相場が高い傾向にあります。

トラックドライバーの平均年収は “ 477万円 ” !乗る車両の大きさが大きくなるほど、給与が上がる傾向にあり、運転距離が長くなるほど給与が高くなる傾向にあります。一般的には、長距離の大型トラック運転手が1番稼げるといわれています。また、軽貨物のお仕事は完全歩合制のお仕事が多いので、配達に慣れてきた人は収入が大幅にアップする可能性が大です。

トラックドライバーとして働く際の注意点

「物流関係はしんどいしキツイ…」こんなイメージを持たれやすいドライバーですが、2024年問題ということもあり、働き方が見直されています。長時間労働が無い会社も増えてきて、残業が出来なくて悩んでいるドライバーも…。

では、実際にトラックドライバーになったときに気をつけなければいけない点は何でしょうか?

労働時間が不規則になる場合がある

荷主や送り先の都合で待ち時間が発生したり、渋滞に巻き込まれたりするため、労働時間にバラつきがでてしまう場合があります。拘束時間が長くなってしまうのも懸念点の1つです。

早朝・深夜に配送する場合もあるので、生活リズムが崩れてしまうというデメリットも…。自己管理能力がある方でないと、体調を崩してしまうかもしれません。

もちろん、日勤だけ・夜勤だけという会社もあるので、自分に合った働き方ができる会社を選ぶことが大切となります。

肉体的、体力的なきつさがある

長時間の運転に肉体的なきつさを感じる場合もあります。長時間同じ姿勢で座っている、腰が痛くなるといった、物理的な障害が出てきてしまうことも。

また、荷物の積み降ろしが必要な仕事もあるので、体力に自信の無い方は手作業の少ない会社を選ぶことをオススメします。なかには、配送先までトラックで行くだけで、積み降ろしは他の作業員がやってくれるという会社もあるので、仕事選びが肝心です。

トラックドライバーに向いてる人の9つの特徴|働く際の魅力と注意点のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「トラックドライバーに向いてる人」という事についてまとめてみました。

これからトラックドライバーを目指す方/ドライバーとして転職を考えている方に、有利となる情報がすこしでもあれば、筆者としても幸いです。

また、自分の向き不向きが全く分からない場合には、適性診断を受けるというのも1つの手になります。質問項目をチェックしていくだけで、適性さを診断してくれるという便利さがあるのでオススメです。

さらに、ドライバーの中にはトラック以外にも、バスやタクシーの運転手のお仕事もあります。商品ではなく人を乗せるお仕事となるので、バス運転手やタクシー運転手になるには第二種免許の取得が必要です。人と話すのが好きな人はこういった職種に就職するのが良いかもしれません。

トラックドライバー、バス・タクシードライバーなど運送に興味がある方は、『ドラピタ』にもいくつか求人情報が掲載されているので、見てみて下さい。