女性には軽貨物ドライバーの仕事がおすすめ!向いているタイプは?

おうち時間が増えたことで需要が高まった『ネットショッピング』。それに伴い増えたのが宅配のお仕事です。軽貨物のお仕事のほとんどは宅配業務で、軽自動車で軽量の荷物を多数配達します。ほとんどの荷物が段ボールなど小包になっており、片手で持てる重さか、大きい荷物でも中身は衣類や日用品、雑貨など重くない荷物がメイン。中には飲料水やお米等重い荷物もありますが、男性ドライバーも多数いるので、気軽に相談できますよ◎

「女性の軽貨物ドライバー」が注目されている理由

普通免許で働けるお仕事で、平均月給30万円以上の高収入。宅配の軽貨物配送では再配達が多く手間も多いが、業務委託や正社員など希望の働き方もできて、正社員なら収入も比較的安定。また仕事内容も難しいものではなく、ドライバー未経験が多数活躍中。歓迎ムードもあり、教育フローが固まっているので、配り方やコツもしっかり教えてもらえると、今女性の転職先で上位ランキングに入ってきています。

昔は「3K」などと言われ不人気職種でしたが、今は働き方や給料の見直しをされて、実は女性トラックドライバーの需要が高まってきています。総務省の「2020年 労働力調査」によれば、道路貨物運送業(ドライバー)の就業者に占める女性の割合は2.3%と非常に低く、全産業平均が44.5%なので比較すると約1/20の数しかいません。まだまだ割合は少ないですが、人手不足の改善やサービス品質の向上のために注目が集まっている業界で、女性トラックドライバーの活躍の場を増やす「トラガール促進プロジェクト」といった取り組みもあります。「トラガール促進プロジェクト」とは国土交通省自動車局貨物課が運営しているプロジェクトで、取り組み例としては、現役トラガール(トラックガールの略)の声や、応援する企業の経営者の声の紹介。トラガールをめざす人の後押しができるような情報発信や、企業向けには、活用できる助成金やトラガールの雇用・育成に役立つサイトも紹介しています。

女性が軽貨物ドライバーになるのがおすすめの理由

女性が転職活動をする際に気になるポイントは、仕事内容以外にもちろん月収や勤務地も気になりますが『勤務時間』『休み』は特に気にしませんか?

軽貨物ドライバーなら、車通勤でそのまま勤務スタートできるほか、応募条件のハードルも低く、給料は頑張り次第ガッツリもらえます。それでいて勤務時間も休みも自分次第で、休憩時間も自分次第。一見メリットばかりに見えますが、具体的になにがおすすめポイントなのか確認してみましょう。

基本的に荷物が小さくて運びやすい

軽貨物の配送は大型トラックと比べて荷物が比較的小さく軽いため、女性でも持ち運びしやすい点があります。また配送する距離も比較的短く、近場メイン。腕力や体力に自信のない女性も活躍しやすく、食品や日用品の定期購入のお客様であれば、宅配のルート配送で道も覚えやすい。宅配ドライバーというと再配達が多く労力のわりに稼ぐのが難しいイメージですが、注文があった品を届けるので、日時指定が多く再配達が少なめなんです。

未経験でも始めやすい

トラック運転手の求人は「経験者優遇」が多いイメージですが、軽貨物運転手はルート配送の小型ドライバーと同じように、未経験者でも気軽に応募でき、なおかつ高収入が得られやすいのが特徴です。普通自動車免許があれば働けます。また運転する車両が軽自動車のAT車が多く、AT限定可(オートマチック限定免許可)の募集が多いのも特徴。個人事業主として業務委託を行う場合が多いので、開業手続きが必要になりますが、法人に比べれば手続きは楽。営業所、使用する車、車庫、免許証、保険などを揃えて、税務署に申告すればOK。(青色の確定申告が必要になります)

仕事とプライベートを両立させやすい

働き方の融通を利かせやすいため、子育てや家事の合間に働ける場合が多いのがメリットの1つ。軽貨物の配送の仕事はスポットでの配送や午前便、午後便などの定期配送の案件があり、ライフスタイルに合わせて希望の働き方ができます。一般の会社の求人は、1日フルタイムで働くお仕事が多く、育児中の方だと「子供が体調不良で」などと自分の都合では抜け出しにくいですよね。その点勤務形態が多種あり、直行が多いうえ休みも自由で収入も高いこのお仕事は、好待遇で大手の会社の正社員として就職するより、気持ち的に安定・安心なのではないでしょうか。必ずしも正社員や業務委託が月給制とは限らず、時給制の場合もあるので、しっかり下調べが必要です。

稼ごうと思えば稼ぎやすい

完全出来高制で運ぶ荷物が多いほど収入が上がるので、いわゆる「頑張り次第稼げる」というお仕事です。配送単価は1個あたり100円~200円が相場。一般的な1日あたりの平均配送個数は1人150個程度ですが、住宅街や大きなビル、店舗、マンションへの配達があれば300個配送できることも。給与重視で年収アップさせたいの方にはピッタリ。よくイメージされるのは男性ドライバーが額に汗して個人宅に宅配便を届けているのがこのお仕事。「そんなに忙しいの?」と思うかもしれませんが、逆に急ぎすぎてクレームになってはいけないので、経験者の即戦力だったとしても丁寧な配達をするよう研修でしっかり教えられます。未経験でも月25万円以上は収入を得られることが多いので、コツをつかむまでは焦らず、丁寧に配送を心がけてくださいね。

軽貨物ドライバーに向いている女性の特徴

運送会社=高収入のイメージがあるかと思います。また対象が男性のイメージも多いと思いますが、貨物運送会社では女性に特化した会社もあるほど。

中には個人宅ではなくチャーター便の軽貨物配送のお仕事も。中型免許や力仕事を必要とされないので、年代問わず、気軽に始めやすい。育児中のママドライバーや、日中のみ働く主婦ドライバーも多数活躍中なんです。

体を動かすのが好きな人

体力を使う仕事のため、体を動かすことが苦にならない人におすすめです。比較的軽い荷物が多いものの、何度も荷物を運びます。荷物を指定の届け先に運ぶために、荷物の積み下ろしをする必要がありますが、ここ数年では宅配ボックスや置き配も流通してきており、再配達も少なくなりました。また軽貨物ドライバーは自宅近くを希望する方も多く、慣れ親しんだ環境で働きたい。という声も多いそう。

運転が好きな人

運転を楽しめる人におすすめです。長距離ドライバーほどではないにしても、配達のために長時間、1日かけて小まめに車を運転するため、運転が苦手という方には不向きです。ルート配送ドライバーも同じイメージですが、運送会社ので働く人の入社理由として「運転が好き」という方が一番多くいます。

1人の時間が苦ではない人

配達中は1人の時間がほとんどのため、チームワークを必要とせず、自分1人でサクサク働きたい、という方にはメリットを感じやすいです。1人での作業にストレスを感じにくい人にはピッタリで、貨物運送、ひいては運送会社のあるあるとして「運転中は1人だからドライバーになりたいと思った」という方が多いです。ただ、基本直行ですが荷物の調整や再配達の持ち帰り、仕分けの際にコミュニケーションが必要になる環境のため、一般的な会社に比べたら1人で勤務する時間が多いですが、ずっと1人、というわけでもありません

「女性の軽貨物ドライバー」が注目されている理由のまとめ

いかがでしょうか。運送会社の求人では男性を求めるようなイメージが多いですが、軽貨物配送や小型トラックのルート配送では、女性ドライバーが多数活躍しています。お持ちの運転免許で始められて、希望の働き方ができるから続けやすい。ぜひまずは、見学だけでもいかがですか?