トラックドライバーとして働くメリットとデメリットは?

「未経験からトラックドライバーになってみたい!」「仕事の特徴ややりがいは?」「どんなことが大変で、何に注意すればいいの?」現在転職活動中のみなさんに向けて、今回は運送会社のドライバーとして働くメリット・デメリットを徹底解説します!ぜひ就職先の一つとして、トラックドライバーを検討してみてくださいね。

トラックドライバーの仕事内容

そもそも、トラックドライバーとは何をする仕事なのか?

大まかに説明すると『依頼された荷物を指定の場所へ届ける仕事』です。荷主の指定場所で荷物を積み込み、さまざまな目的地まで運んでいく、ここまでが一連の流れになります。EC市場の急成長などにより物流業界は常に人手不足と言われており、来る2024年の法改正を受けてさらに求人需要の高まっている業界です。企業に就職する以外にも、フリーランスとして活躍する道もあり、様々な雇用形態、日勤や夜勤、近距離配送~長距離配送、小型トラック~大型トラック、宅配や企業配、輸送する品目も広範囲に渡り、普通免許で始められる業務もあり…と、<十人十色>自分にあった働き方が見つけられる仕事でもあります。

トラックドライバーとして働くメリット

「でも、トラックドライバーってなんとなくキツそう…」正直そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。実はその偏見はちょっと損をしているかもしれません。この業界にはこの業界にしかない魅力がたくさんあります。では、実際にトラックドライバーとして活躍するとどんなメリットがあるのでしょうか?新たな挑戦・新しい業界への就職に向けて一歩踏み出すうえでの魅力をご紹介します!

地理に詳しくなる

日々さまざまな場所を運転するので、自然と地理に詳しくなります。

遠方への配送を担当する<長距離ドライバー>であれば、普段の生活ではなかなか行くことのない土地へ出向くこともあります。ある意味”旅行感覚”でその土地を訪れ、ご当地料理を食べたり、そこでしか手に入らないお土産を買ったりと言った楽しみもあります。

また、会社で決められたルートを走る<ルート配送ドライバー>であれば、「この時間帯はこの道が混むな」「事故が起きやすいエリアだから一段と注意が必要だな」など、私生活にも役立つ地理知識を得られます。家族や友達の知らない裏ルートを走れるとちょっと鼻が高いですよね。

人間関係のストレスを感じにくい

トラックドライバーは基本的には1人で過ごす時間が多い職種。運転中は他の人に関与されることも少ないため、人間関係によるストレスを受けにくいのも大きな魅力。転職理由で最も多いものの一つです。積極的なコミュニケーションが苦手な方や、ある程度自分のペースで気ままに働きたい方にとってはとても働きやすい環境だと思います。

自分の努力で収入を上げやすい

1番メリットを感じやすいのは、やはり収入面。自分の努力次第で収入をあげやすいのでやりがいを得ながら満足のいく稼ぎを得ることができます。例えば…

資格を取得する
運行管理者資格、フォークリフト運転技能講習修了証など運送物流業界に特化した特別な資格を取ったり、中型・大型相当の車両を運転するのに必要な中型免許・大型免許、トレーラーを運転するのに必要なけん引免許を取ったりすると業務の幅が広がるだけでなく、企業によっては<資格手当>を得られる場合もあります。

長距離ドライバーになる
運行距離に給与が比例する場合が多いので、長距離の運行を担当すれば単純に今の仕事よりも「高収入」「平均年収アップ」が叶います。また、長距離輸送の多くは大型トラックを運転するため、大型車両に乗れるという強みからベースアップも叶います。

運転技術が身に付く

言わずもがな、トラックを運転する時間が長いため、自然と運転技術がつく、という側面もあります!
運転技術が身に付くとおのずと事故のリスクが減り、プライベートで車を運転する際にも役立ちます

トラックドライバーとして働くデメリット

一方で、トラック運転手として働くデメリットはどのようなものが挙げられるでしょうか?事前に押さえておきたいポイントと、どのようにすれば改善できるかをチェックしましょう。

天候によって作業効率が左右される

雨や雪、台風などの悪天候によって路面状況が悪い場合、荷物を配達するスケジュールに影響が出る恐れがあります。大幅に到着時刻が遅れたり、大切な荷物が濡れてしまったりと、下手をしたら所属企業の信頼をゆるがす大きなクレームになりかねません。
天気予報をチェックして先を読んだ行動をとる、運行管理者とのコミュニケーションを密にとり最悪の事態を回避するなど、自分で主体的に考えて行動できると良いでしょう。

事故のリスクがある

トラックを運転する以上、常に事故のリスクとは隣り合わせ。場合によっては労働時間が不規則になったり、長時間労働になったりと、体力的・精神的に大変な仕事でもあります。また、自身が安全運転を徹底していたとしても、他の車が起こした事故に巻き込まれる可能性もゼロではありません。長い拘束時間の中でも、高い集中力を保つためには、適度な休憩をとること極力残業を避けられるよう効率のいい運行を心がけることなどが大切です。

トラックドライバーに向いている人

トラックドライバーは学歴や職歴、経験を問われないことが多く、さまざまな方が始めやすい仕事でもあります。では、どのような方に特にオススメなのでしょうか?

車の運転が好きな人

勤務時間のほとんどを運転して過ごすこの仕事が苦になりにくいため、向いていると言えます。実際に「運転が好きだから」という理由で応募し転職に成功された例も少なくないので立派な応募動機になります。また、ドライバー自身に車両のカスタムやデコレーションを許可している会社もあり、車好きにはたまらない環境で働けます。

体力がある人

手作業で荷物を積み下ろしたり、一度にたくさんの場所を回ったりと、決して”楽”な仕事ではありません。筋肉痛や腰痛など身体の不調が起きることもあるため、ある程度体力に自信がある方の方が現場で活躍しやすいかもしれませんね。「男性じゃないと難しいかも…」とお思いかもしれませんが、台車を転がすだけの仕事や、近距離エリアの決められたエリアだけを回る仕事などもあるので、「かご台車」「パワーゲート」「地場配送」などで一度検索してみることをおススメします!

集中力がある人

少しの不注意が大きな事故につながることもあるので、集中力は必要不可欠。走る距離が長くなればなるほど、高い集中力が求められます。また、普通車と違って視野が狭くなったり、高い位置から見下ろしたりと、死角となる場所も多いため、広い視野を持って運転できる方も、トラックドライバーにはピッタリですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。本記事では、トラックドライバーとしての働き方や働くメリット・デメリットを解説してきました。

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