トラックドライバーの必需品20選!仕事中・休憩中に使いたいアイテム

トラックドライバーに転職したい。運送会社に就職が決まった!そんなあなたに。今回は車内で使える・常備しておきたい便利グッズや必須アイテムを紹介します。

必需品を選ぶ前に知っておきたい、トラックドライバーの仕事の特徴

トラックドライバーと言っても仕事内容は多種多様。近距離ルート配送ドライバーや、長距離運転で高速道路を使うようなドライバー。自分次第でサクサク配送できる仕事や、待機中は車内でゆっくり過ごせる仕事など様々です。あなたはどんなドライバーの仕事をしてみたいですか?

自分に合ったドライバーの仕事内容は?そもそもどんな仕事をするの?トラックドライバーとして働き始める前に。それ以前に転職活動を始める前に。知っておくべき『トラックドライバーの仕事の特徴』を説明します。

●生活リズムが不規則な場合がある

基本は定時が決まっており、日勤ドライバーと夜勤ドライバーに分かれていることが多いですが、担当の配送時間や場所によっては、早朝や深夜の稼働が必要になる場合もあります。例えば長距離トラックドライバーだと前乗りして車中泊をする必要があったり、全国で積み下ろしがあれば数日家に帰れなかったりすることも。起きる時間も休みの日もバラバラで、生活リズムが整わない。体の疲れが取れない。といったお悩みもあるようです。

●座っている時間が長い

働く時間が増えるにつれて、座っている時間が長くなるのがドライバーの特徴。長時間同じ姿勢で座るため、腰痛には要注意。特に長距離ドライバーは年収がいい分、体への負担は大きい。腰だけでなく、ずっとハンドルを握っている腕や肩、首の凝りや背中の強張り。足のむくみや目の疲れ。逆にアクセルとブレーキを踏むためによく動かすふくらはぎは、最初のうちは筋肉痛になることも。

●休憩の場所が限られる

乗用車と違い車体の大きいトラックが止められ、配送の工程に支障のない場所というのはかなり限られてきます。特に街中では敷地が狭いため、お昼時は場所取り合戦。ただでさえ短い休憩時間、駐車場探しに手間取りたくないですよね。よく利用されるのは道の駅やサービスエリアなどが多いですが、運送会社が近くに多いエリアでは、コンビニの駐車場がほぼトラックで埋まっていることも。むしろトラック駐車専用のラインが引いてあるところも結構あります。

【仕事中】トラックドライバーの必需品11選

トラックドライバーは運転だけでなく、荷物の積み下ろしや捕縛、梱包作業などもあります。

免許と身1つで始められる!とよく言われますが、意外と無いと困るものがあるので、必需品11選を紹介します。

●手袋

『ドライビンググローブ』
1日の運転が長時間運転になる時に手の汗や皮脂でハンドルが滑ることを防ぎ、事故防止や運転による手の疲れを軽減してくれます。
『作業用グローブ』
車両の点検や整備、荷物の積み下ろしなどの際にあるとケガや汚れを防げるほか、荷物の滑り止めにもなるので、力が入りやすく、体の負担を軽減してくれます。特に大型トラック運転手の場合、扱う荷物も多いので。軍手の常備はとっても大切です。

●安全靴

足用ヘルメットのような役割。足を保護する頑丈な靴で、熱や衝撃から守ってくれます。トラックの運転中にはスリッパやスニーカーを履くトラック運転手も多いですが、安全靴はトラックを降りて作業するときに使用します。重い荷物を積み下ろしする際、足に荷物が落下してもケガを防ぎやすい他、万が一車両やフォークリフトなどで足を踏まれることも考えて、靴を履き替えるようにしています。

●時計

今の時代ケータイやトラックのパネルで確認できるでしょ。と思いがちですが、運転中にケータイを見ることはできないので、トラックに時計が付いていない場合は時間の確認ができません。トラックドライバーは時間厳守。納品時間に合わせて積み下ろしや出発、ルートを考えるので、念のためアナログ時計とデジタル時計を持つ運転手が多いです。寝台で睡眠・仮眠をとる運転手や、車内生活を送る運転手は、寝坊しないように目覚まし時計を2つ以上持ち込む方も。

●カーナビ

意外と車両に搭載していないトラックも多く、不慣れな道や知らない土地。全国でフリー便を任されているトラック運転手には目的地を案内するカーナビが必須です。スマホやタブレットをカーナビ変わりにしているドライバーも多いようですが、運転中にケータイを触る行為は交通違反になるので、「通知が来たから、つい癖で…」とならないよう、ナビ専用としてカーナビを搭載しておくことをおすすめします。カーナビとバックカメラ、ドライブレコーダーにオーディオとBluetoothの電話対応機能が付いたものがあると便利グッズになります。

スマホ

近年携帯電話の中でもスマホユーザーの割合が増え、運送業界も時代に合わせた展開が求められており、トラックドライバーにおすすめのスマホアプリも多数流通しています。例えば、ナビアプリに加えて渋滞情報やオービスガイド、駐車場ナビゲーションなど、嬉しい情報アプリが満載。効率的にノンストレスで働けるよう、工夫が大事な仕事です。

●ワイヤレスイヤホン

ハンズフリーでイヤホンマイクのついたイヤホンは、近年ドライバー内で“当たり前化”しています。運行管理者からの指示や、お客様からの連絡、ドライバー同士の情報共有など運転中に通話が必要な場面は多々あります。また、荷物の積み下ろし作業の際は電話が鳴っていることに気づかず、走り始めてから気づき、対応が遅れることも。また車内生活を送るドライバーは、周りの音をシャットダウンする『ノイズキャンセリング機能』がついたものがおすすめ。次の仕事に支障が出ないためにも、ぐっすり眠れる環境を整えることが大事です。

●コンバーター・インバーター

主にカーナビや無線機などの機器には12V対応のものが多いので、機器に電圧を対応させるためにはトラックから出されるAC電圧をDC電圧に下げる必要があります。車載用(トラック用)コンバーターで常にランキング上位のDCDC(デコデコ)コンバーターは24Vから12Vに電圧を変換してくれて、シガーソケットタイプであれば2つ口や3つ口などもあり、ケータイの充電や夏場にはミニ扇風機の充電などもできて便利です。ドライヤーや電気ケトル用にコンセントタイプもあります。「デコデコ 24V 12V」と検索するとヒットし、様々なECサイトで国内外のメーカーの商品が販売されているので、気軽に購入できます。

●ハンドルカバー

単に「おしゃれ」「モチベーションアップ」のために付け替えている運転手もいますが、ハンドルカバー1つで運転の負担は大きく軽減されます。自分の握りやすい太さ、素材を選ぶほか、荷物柄汚れやすい場合は汚れが目立ちにくいものなど、運転手や仕事によって種類は様々。中には季節ごとに合わせて付け替えている運転手もいますよ。木質風やレザー風など多数の商品がピンキリで用意されているので、比較検討してみてください。

●携帯トイレ

「コンビニでいいでしょ」と思っていると大間違い!トラック運転手に渋滞はつきもの。予期せぬ事故渋滞や、コンビニにたどり着いたとして絶対空いているということはないです。待っていたら納品時間に間に合わない…!そんな時におすすめなのが携帯トイレ。防災グッズとしてネットショッピングで多数販売されているので、コンパクトなものなら助手席のボックスなどにスッと仕込んで用意しておくとよいでしょう。

●スマホホルダー

Bluetoothでリンクさせたハンズフリーのイヤホンで、音楽やラジオを聴いている運転手が多く、信号待ちの際に曲を選択することも。そんなときに役立つのがスマホホルダー。荷物の間に挟まって見つからない。足元に落ちて拾おうとしたら危うく大惨事に…!なんてことにもなりかねません。ドアにポケットのように取り付けるタイプやダッシュボードに両面テープで張り付けるタイプもあるので、自分のトラックにピッタリなものを見つけてみてください。

●扇風機

車内はエアコンで快適と思いがちですが、車体が大きいトラック(大型トラック)ほど運転席も広く、涼しい風がトラック内に行き渡るまでに時間がかかります。どんな時に嬉しいのが扇風機。電源コンセントを必要としない、車内用のコードレスタイプであれば助手席側にセットしてもよし。トラックを降りて作業をするときにも使用できる、首からぶら下げるタイプは超便利グッズです。カー用品のショッピングサイトや店舗には、車載用(トラック用)の小型扇風機が多数出ているので、取り付け方など聞いてみるとよいでしょう。

【休憩中】トラックドライバーの必需品9選

お昼休憩や次の納品までの間、待機中など休憩時間がちょこちょこあります。

ガッツリ1時間休憩の時にあったらいいもの。ほんの15分、30分の休憩にマストな便利グッズなどを紹介します。

●サンダル

1日中スニーカーや安全靴を履いていると蒸されて水虫になったり、むくんだりします。頻繁に乗り降りのある仕事の場合は致し方ないですが、せめて休憩中にはサンダルに履き替え、気持ちもリラックスさせましょう。また、サンダルと同時に常備必須なのが救急箱。靴擦れや擦り傷の際には消毒液とティッシュ、絆創膏があるといいですね。また、コンパクトな靴箱もあるとよいでしょう。脱いだサンダルなどが足元に転がっているとブレーキに挟まり事故に繋がりかねません。収納も大切な事故防止です。

●トラック用寝具

ネットショッピングサイトでトラック用寝具として多数の種類の寝具セット商品が販売されています。ゴムマットタイプや、折りたためるタイプのマットレス、敷布団など大型サイズ用としてピッタリの商品が多数あるので、寸法をしっかりと測ったうえで用意してください。睡眠・仮眠の質は仕事の効率や事故防止になるので重要です。また、同時に用意したいのがLEDライト。狭い車内で小物を探したり夜間に作業するのに便利です。

●入浴用品

「トラックドライバーが入浴用品を常備?」と驚く方も多いかもしれません。車中泊はできても、トラックの中でトイレとお風呂には入れません。トイレはコンビニで行けるとして、お風呂は?近年、サービスエリアはどんどん進化しており、サービスエリアで日帰り温泉が入れるところも増えてきました。夏場は特に、シャワーだけでもいいから利用したい…!今月は給料ピンチだから車内で体をふくだけでも…!そんなドライバーさんも多いんです。設備が整っているサービスエリアを見つけたらチャンス!そのチャンスを逃さないためにも、入浴用品は常備しておくとよいでしょう。

●小型冷蔵庫

飲み物やシップなどちょっと冷やしておきたいものが入る程度の大きさの小型冷蔵庫が、トラック専用として商品販売されています。車内生活しているドライバーさんの、夏場は特に。クーラーボックスだと冷やすための氷が必要で、買い足ししないといけない手間があるので、かさばらない程度の大きさの冷蔵庫を用意しておいてもいいかもしれません。

●電気ポット

車内生活ドライバーのあるある。今日の食事どうする問題。カセットコンロがあれば完璧ですが、ガスは何かと怖い。という方はお湯を沸かして簡単に調理できる家電があればいいですよね。それが電気ケトルです。カップ麺や万能飯。カップスープなどお湯があればなんとかなります。

●遮光カーテン

布団や寝袋でいいものをそろえても、まぶしいと良質な睡眠はとれません。部屋のような大きなものではなく、窓ガラスに対応できるサイズでいいので、カーテンもいいものを用意しましょう。ピッタリサイズが手に入るまでは、夏場の日差しを遮るシートだけでもOK。日焼け止めとしても効果的です。

●サングラス

3つあれば安心。運転に必須な『目』を守るアイテムとして、夏場のみならず西日がまぶしい時や朝日が昇るときなど、信号の見落としや衝突事故にならないためにもサングラスはマストアイテムです。また『目』の疲れは全身の疲れになるので、『目』の日焼け止めとしても有効的です。

●モバイルWi-Fiルーター

荷物の搬入搬出時、待機時間が発生する場合があります。長いと3時間以上、時間を持て余すことも。そんな暇つぶし時間にあるといいのがスマホやタブレット。アプリゲームやサブスク雑誌、動画を見たり。そして合わせて必要なのがWi-Fiですね。最近ではトラックドライバーのユーチューバーも増えてきており、待機中に撮影したり編集したりと時間を有効活用しているようです。

●シートクッション

1日の中で一番長く過ごすのが車内。そして車内の中で一番触れているのがシート。トラックは会社の持ち物で、シートまでいじれない会社が多いので、シートクッションを取り入れましょう。シートクッションの素材だけで疲労感が全然違います。皮素材でも肌にくっつきにくいタイプや、通気性重視のタイプ、低反発タイプなどあり、形もフィット感も様々。可能であれば実際に触ってみるのがベストですが、自分に合ったシートクッションを見つけておくといいですね。

トラックドライバーの必需品のまとめ

いかがでしょうか。意外と知らない、トラックドライバーの車内の過ごし方。運ぶだけじゃなく、荷物の積み下ろしや荷物の固定もあり、長時間座りっぱなしのトラック運転手という仕事は、自分を労わることも大切です。他にも常備必須アイテムとして、発煙筒やモバイルバッテリー、タオルやシャツなどもあるので、実際に働くドライバーのブログや動画をチェックしてみてください。