タクシードライバーへの転職をお考えの方へ。今回は、タクシー運転手の仕事をする上で知っておくべきことや、男性ドライバーに対して、女性ドライバーの割合が増えているワケ、メリットデメリットなどをご紹介します。「タクシー運転手はきつい!」というイメージもあるかもしれないですが、下記を読んで自分に向いているかどうかの参考にしてみてくださいね。
女性がタクシードライバーとして働く場合に知っておきたいこと
まず、タクシーを運転するには、普通自動車免許のほかに「普通自動車二種免許」の取得が必要条件となります。仕事として人を車に乗せて運転する場合に必要な免許です。二種免許の受験には、年齢が21歳以上、普通自動車免許を取得後3年以上経っている方が対象になります。ただ、二種免許を持っていなくてもタクシードライバー求人への応募資格はあります。
現在、タクシー業界では高齢化が進んでいるため、多くの企業が次世代のタクシードライバー、第二新卒世代を積極採用中です。未経験者をイチからサポートする体制や研修制度が整えられています。
例えば、二種免許の取得サポートを行い、入社後にタクシー運転手を目指せるような企業もあります。寮を完備している企業も多く、転職を機に新生活をイチからスタートさせることも可能です。
また、タクシードライバーの中にも、ハイヤー乗務員や観光タクシー、介護タクシーなどさまざまな職種があります。
業界内での女性のタクシードライバーの割合
令和3年一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会のデータでは女性タクシー乗務員数は9,723人、タクシー運転手総数に占める割合は3.7%。全体的にみると少ないものの、コロナ禍でも年々女性のタクシードライバーの割合は増加しています。子育て応援企業を始め、女性専用の更衣室やお風呂が職場に増設されるなど、女性向けの労働環境が整いつつあることが大きな理由となっています。
女性タクシードライバーの平均給与
令和3年の女性タクシードライバーの平均月収は約22万円。ひと月の労働時間は平均176時間。完全週休2日制で月22日勤務だとすると、1日平均8時間労働となり、残業もほとんど無いという事になります。過去5年間の女性タクシードライバーの平均年収は約270万円。毎月20万円以上の安定収入が手に入ります。
また、時給制で短時間のアルバイトや、未経験の方が安心してスタートできるように入社後数ヶ月の給与を保証している企業もあります。一度チェックしてみてくださいね。
女性がタクシードライバーになるメリット
「タクシードライバーって大変そう」こんなイメージがある方もいるかもしれません。ドライバーは仕事内容によって働き方が大きく変わる仕事です。
日勤のみで一般企業と変わらない生活リズムで働ける会社もあれば、完全予約制で、予約が入るまでは営業所で待機している会社もあります。
ここではタクシードライバーならではの特徴・メリットをお伝えしていきます。
子育てやプライベートとの両立がしやすい
基本的にタクシードライバーは、車を運転してお客様をあるポイントからあるポイントに運ぶことが仕事なので、グループでの仕事はありません。もし早退することになっても、電話やメールでの引き継ぎ作業も無く、人の目を気にせずに帰ることができます。
また、タクシー会社はシフトの自由度が高い傾向があるので、自分の予定や子供の休みなどに合わせた勤務が可能です。原則的に残業がないので長時間労働が無いことはもちろん、サービス残業もありません。
さらに、タクシードライバーは個人の裁量が大きいため、勤務時間の融通が利くのもメリットの1つです。会社によっては、6:00~13:30の間に出勤すればOKという場合もあります。用事があって早く上がらないといけない際には、事前に会社に伝えておけばほとんど早退が認められるでしょう。
配属後に日勤だけのお仕事を選ぶことで夕飯の準備はもちろん、お子さんの託児所の送迎の時間にも間に合いますよ。
仕事が見つかりやすい
女性ドライバーの需要が高まっているため、仕事先は見つけやすくなっています。この理由としては、女性ならではの安心感や気遣いにニーズがあることが大きく挙げられます。
女性ドライバーは「子供の送迎」「女性の送迎」の時に、指名されやすい傾向です。
働いた分だけ稼げる
タクシー会社は歩合給を取り入れている場合が多いです。その場合、個人差が出てくるので中には月収50万円以上、年収600万以上稼ぐドライバーも。仕事をすればその分給料があがるので、高収入を手にできる可能性が十分にありますよ。
タクシードライバーの給与に関しては、企業によって「ノルマの有無」「売上に対してのドライバーへの還元率」などが変わるため、しっかり確認することをおすすめします。
女性がタクシードライバーになる際の注意点
タクシードライバーになったら、何に気を付ければよいのでしょうか?
今回は、タクシードライバー全体で気を付ける点、女性ならではの気を付けなければならない点をまとめてみました。
体調管理に注意が必要
日勤や夜勤の繰り返しの場合には、夜寝る時間がバラバラになってしまうなど、不規則な生活で体調を崩すことがあります。しっかり睡眠、しっかり食事、稼ぎだけでなく自分の健康にも気を付けられる方が向いています。
さらに、長時間同じ姿勢で運転をし、集中力を使う仕事なので腰を痛めたり、目が疲れたりと物理的な障害も出てきます。
深夜帯に勤務を行う場合は、美容や健康に注意が必要となります。ゴールデンタイムに睡眠をとることができないので、肌の弱い人はスキンケアが必須となります。
利用客とのトラブルに注意が必要
タクシー運転手として働くことになれば、夜遅い時間帯に接客を行うことも多くあります。嫌でも酔っ払いの接客をしなければいけません。稀に、女性だからという理由で絡んでくる場合があります。地域(勤務地)や時間帯をズラして酔っ払いを乗せないようにする対策を取ることは可能ですが、そうすると売上を作ることが難しく給料に響きます。
こういった際に、ある程度のコミュニケーションスキルが必要になります。酔っ払いの絡みに対して、上手くかわしていくスキルをつけることが自分の身を守ることに繋がります。
タクシードライバーが向いている女性
「二種免許を持っている」「営業職をやっていた」「人と話すことが好き」「地元で働きたい」という方にピッタリだと思います。
もちろん、普通自動車免許しか持っていない方も大丈夫。ほとんどの方が未経験からのスタートです。 今は1種しか持っていなくても、入社後に資格支援制度を利用して取得費用を会社に負担してもらい、2種を手に入れる方も多くいます。
また、タクシーには観光客なども乗る場合があるので、土地勘がある方は、話題づくりに活かせるかもしれません。
具体的には、どんな女性がタクシードライバーに向いているでしょうか。
時間に縛られず働きたい人
プライベートの充実と仕事を両立させたい人や、融通の利く働き方がしたい人にオススメです。引き継ぎ作業や他人とのチームワークがないので、シフトの融通も他の業種に比べれば自由度は高いです。勤務時間や勤務形態を自分で選べるといった会社が多いので、希望の収入や休日数に合わせて働くことができます。家庭の事情に合わせて働きやすいという点も大きなメリットです。「この日は子供の学校行事があるから…」といった休みも取りやすい傾向にあります。
また、車で地域を走り回る仕事なので、休憩中に家に帰って休むことができます。中には、毎回家に帰って2~3時間休憩している女性タクシードライバーもいますよ。
自己管理ができる人
先ほども書きましたが、歩合給を採用している会社が多いため、サボると給料が減ってしまう可能性が高いです。しっかり自分で稼働時間を管理することが大切になってきます。自分に厳しく、お客様には優しく・丁寧に対応できる方が活躍できます。
稼ぎたい人
自分が働いた分が給料に直結していきます。工夫次第で収入アップが見込める可能性大なので、給料面でやりがいを見出す人も多くいます。 コツを掴むことで、効率の良い仕事が出来てくるので、経験を積むごとに収入は上がっていきますよ。
また、稼ぐためには、タクシーの需要が高い時間帯や場所を日々の業務から分析する必要があります。自分で分析していく事で見つかる発見なども、仕事をする上で大きなやりがいに繋がっていきますよ。
運転が好きな人
タクシードライバーは、お客様を運ぶことが仕事なので運転が好きでない方には、厳しい業務になるでしょう。大事なことは、どんな状況でも『安全第一』で運転する意識。まずは、研修から入り、先輩社員にみっちり指導してもらうことが大切です。
もともと「長距離ドライバーにも興味があった」「長時間の運転が苦でない」こんな方にピッタリの仕事だと思います。
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女性タクシードライバーになる前に知っておくべきことのまとめ
いかがでしょうか。意外と知らないタクシードライバーのこと。必要な免許、メリットデメリットなど、初めて知ったこともあったかと思います。
タクシードライバーは「正社員のドライバーとして働きたいけど、配送ドライバーのような体力的負担が大きい仕事はきつい」こんな方に、ピッタリの仕事です。ほとんどの会社が普通自動車免許(AT可)で応募可能です。学歴も年齢も経験も問わない企業が多いので、未経験からでも始めやすいですよ。もちろん経験者ならより歓迎されるでしょう。
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