セールスドライバーとは?仕事内容や給料・やりがいを徹底解説

セールスドライバーに転職を考えてはいるけれど、仕事内容や必要資格、給料面などがわからず、悩んでいる方もいるでしょう。

この記事では、セールスドライバーの仕事内容や必要な資格・スキルについて解説します。

また、給料や仕事でのやりがいだけでなく大変だと感じる部分についてもご紹介しますので、ぜひ、セールスドライバーに転職を検討している方は参考にして下さい。

セールスドライバーとは?

セールスドライバーとは、「荷物の集荷や配達をするドライバー」のことです。セールスドライバーの勤務先は運送・物流会社、宅配会社などになります。

個人の家から企業まで幅広く訪問先があり、荷物を運送することもあれば、企業からの集金を行うこともあります。新規の取引先を見つけ、営業を行うこともセールスドライバーの仕事の1つです。

おもに、セールスドライバーが扱う荷物は、一定の大きさと重さが決められています。一般的に30キログラム以内、3辺が200センチメートル以内の重さとサイズにはなっていますが、会社によっては異なる場合もあり、大型の荷物を取り扱うこともあるでしょう。

セールスドライバーの仕事内容

セールスドライバーの仕事内容は下記のとおりです。

  • 仕事内容①配達・集荷業務
  • 仕事内容②決済業務
  • 仕事内容③営業

セールスドライバーの仕事内容を詳しく見ていきましょう。

仕事内容①配達・集荷業務

配達・集荷業務とは、個人の家や企業などさまざまな場所へ行き、荷物を預かったり、お客さまへの配達を行うことです。

企業からの集荷は決まった日時に訪問し、荷物を受け取って配達になりますが、個人の場合は決まってはおらず、全くない日もあればたくさんの件数をこなす日もあります。

セールスドライバーは、配達作業がおもな仕事になるため、指定された時間を守ることや配達場所のルートを事前に確認することが最初の課題になるでしょう。

もちろん、配達・集荷作業では、企業や個人のお客さまとのコミュケーションもとるため、焦らず落ち着いて対応することが大事です。

仕事内容②決済業務

セールスドライバーの決済業務とは、送り主の代行として代金の集金をしたり、荷物の運送料をお客さまから集金したりなどの料金回収を行う仕事です。

回収方法は現金だけでなく、クレジットカード、電子マネーとさまざまな支払方法に対応をしなければなりません。

仕事内容③営業

セールスドライバーは営業も仕事の1つです。企業に、より多くの荷物の配達を依頼してもらえるように、企業への配送に関するサービスの説明をしたり交渉を行ったりして、新規の顧客を獲得できるように開拓していきます。

地域によっては、新規企業の獲得が難しい場合もあり、そのようなときはすでに獲得している企業に、運賃料金の交渉を行います。

新規の企業やすでに獲得している企業にしても、日々の仕事の対応が重要になるので、普段の仕事への取り組む姿勢が大切です。

セールスドライバーになるための資格・スキル

セールスドライバーになるための資格やスキルは下記のとおりです。

  • 必須資格
  • 求められるスキル

セールスドライバーの資格とスキルを詳しく見ていきましょう。

必須資格

セールスドライバーになるための必須資格は、普通自動車免許です。普通自動車第一種免許だけでなく、中型自動車免許があると運転できる車の種類も増えます。

よく使われる車は勤め先によって変わりますが、4tトラック、2tトラック、軽車両があります。勤め先によっては AT不可となっていたり、免許取得から1年以上経過しているのが条件の企業もあったりするので、事前の確認が必要です。

求められるスキル

セールスドライバーは、荷物の運搬や企業への営業があるので、十分な体力とコミュニケーション能力が求められます。セールスドライバーは1人で色々な場所へ配達したり、荷物の受け渡しを行ったりするので体力と忍耐が必要です。

もちろん、トラックを運転するため、絶対に事故を起こさないという意識や集中力も必要です。また、指定日時に訪問先に伺う必要があるので、計画的な配送ルートを作成する能力も求められます。

ほかにも、配達先でのお客さまからの質問にすぐに答えられる知識や、臨機応変な対応が求められるでしょう。

セールスドライバーの給与

セールスドライバーの給与は、入社した会社によって異なりますが、固定給と歩合給があります。大手企業になるほど、固定給を採用している企業が多い傾向にあります。

セールスドライバーの平均月収は20〜25万円ほどが目安です。計算すると、平均年収は300〜400万円になります。

歩合給を取り入れている会社の場合は、頑張り次第でさらに収入アップが見込めるでしょう。頑張れば頑張るほど給料が上がるので、魅力的な仕事といえます。

セールスドライバーのやりがい

セールスドライバーのやりがいには下記があげられます。

  • やりがい①人との交流が良い刺激になる
  • やりがい②仕事でストレスをためにくい
  • やりがい③歩合給なら収入アップも期待できる

セールスドライバーのやりがいを詳しく見ていきましょう。

やりがい①人との交流が良い刺激になる

セールスドライバーは、さまざまな訪問先に行くので、たくさんの人との交流があります。

また、セールスドライバーは配達の際、地域の人と交流することが多いため、感謝の言葉をもらえることもあるでしょう。

最初は上手く対応できなくても、配達の回数を重ねるたびにコミュニケーションがとれるようになるはずです。人との交流のなかで、自分の仕事がお客さまの助けや、社会貢献になっていると実感することができます。

やりがい②仕事でストレスをためにくい

セールスドライバーの仕事では、力仕事や体を動かすことが多くなるため、適度な運動になり健康的な働き方ができるといえます。また、基本的に外での作業が多くなるので、気分転換にもなるでしょう。

外での作業が得意な人や、メリハリのある作業を求める人には、ストレスなく働ける環境です。

やりがい③歩合給なら収入アップも期待できる

歩合給の会社に勤めると、頑張って成果をあげるほど収入に反映されるので、固定給以上の収入が期待できます。

例えば、顧客との関係性を深めたり、業務の効率化に取り組んだりなど、自分の頑張りや工夫次第で大きな収入を稼ぐことが見込める点は、大きなやりがいにつながります。

セールスドライバー向きの人の特徴

・セールスドライバー向きの人の特徴は下記のとおりです。

  • 人との交流が得意な人
  • 体を動かすのが好きな人
  • 積極的な行動と冷静な判断ができる人
  • 1人作業でも苦痛に感じない人
  • 知らない場所や人との会話が苦にならない人

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

人との交流が得意な人

セールスドライバーは、配達先で知らない人との交流が必要です。そのため、知らない人との会話を苦痛に思わない人や、人との会話が得意な人が向いています。

また、配達先は個人宅や企業などさまざまであり、状況に合わせて上手く対応ができる人も向いています。多くの人と関わりがモチベーションにつながる人におすすめの仕事といえるでしょう。

体を動かすのが好きな人

セールスドライバーは、体を動かす場面が多い仕事です。そのため、体力に自信のある人や体を動かすことを苦に思わない人が向いています。

また、セールスドライバーはデスクワークなどはなく、外での作業がメインになるので、外での作業が好きな方にはやりがいを感じることができます。

黙々と体を動かしながら外で作業することが苦にならない方は、セールスドライバーにやりがいを感じることができるでしょう。

積極的な行動と冷静な判断ができる人

セールスドライバーは、多くの荷物を配達しなければならないことが多い仕事です。

仕事を効率的にこなすために、適切なルートの確認など積極的な行動ができる人が向いています。また、事故や緊急時でも落ち着いた運転、冷静な判断ができる能力も必要です。

1人作業でも苦痛に感じない人

セールスドライバーは、同乗者との作業はまずないといえます。そのため、1人での作業が得意な人に向いています。

また、セールスドライバーは、配送ルートや作業の順番を自分で考えなければならないので、計画的に行動できる管理能力も必要です。

主体的に行動でき、単独で仕事を行うことが苦にならない人は、セールスドライバーに向いていると言えるでしょう。

知らない場所や人との会話が苦にならない人

セールスドライバーは、配達や集荷がおもな仕事になるので、知らない場所を訊ねることが多くあります。その際、知らない土地でも戸惑うことなく、しっかり事前確認をして落ち着いて業務をできる人が向いています。

また、お客さまへの接客や質問、クレームに上手く対応しなければなりません。そのため、配送先の事前確認だけでなく、誰とでも抵抗なく会話できて上手くコミュニケーションがとれる人が向いていると言えます。

セールスドライバーの仕事で大変と感じやすいところ

セールスドライバーの仕事で、大変と感じやすいところは下記のとおりです。

  • 仕事量が多い
  • 残業が多い
  • 体力を必要とする場面が多い

大変だと感じている具体的な内容を詳しく見ていきましょう。

仕事量が多い

セールスドライバーは、配達、集荷、決済業務、営業など、多くの業務をこなさなければなりません。配達・集荷は日によりその件数が異なり、繁忙期は特に忙しく大変だと感じることもあります。

また、決済業務、営業も兼任するため、料金の回収や新規の取引先を獲得するための営業、お客さまの質問、クレームへの対応もしなければなりません。

残業が多い

日によって配達や集荷の件数に差があるので、特に忙しい期間は残業が多くなることがあります。

社員数の少ない会社や仕事件数の多い会社は、勤務時間、残業時間が多くなりがちです。また、営業業務や料金の回収、お客さまのクレーム対応で残業をするケースもあります。

そのため、残業をしたくない人には、厳しいと感じることもあるでしょう。

体力を必要とする場面が多い

セールスドライバーの仕事は、力仕事がメインになるので、人によっては体調不良になったり腰を痛めたりする人も少なくありません。

また、長時間の運転による疲労や天候の悪い日の外での作業や運転で、ストレスを感じることもあります。体調管理やストレスの解消など、日々気をつけなければならないことが多い仕事であるでしょう。

セールスドライバーは大変な場面が多いがやりがいもたくさんある

セールスドライバーとは、「荷物の集荷や配達をするドライバー」のことです。配達・集荷、決済業務、営業など、多くの業務を行っています。

普通自動車第一種免許があれば、特別な資格は必要ありません。ただし、中型自動車免許があると運転できる車の種類も増えるでしょう。

セールスドライバーの給料は、会社によって異なりますが、固定給、歩合給があり、平均月収は20万円〜25万円、平均年収は300万円〜400万円となっています。

外での力仕事や長時間の運転など体への負担はありますが、お客さまから感謝されたり、歩合給を採用している会社なら、収入アップが期待できたりする仕事です。

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