バス運転手(乗務員)の年収はどのくらい?給与を上げる方法も

小さいころの将来の夢に『バスの運転手さん』と書いていた記憶、ありませんか?
今回はそんなバス運転手について、大人の目線で解説!
実際、働いてみるとどれくらいの収入をもらえるのか、どうしたら収入UPできるのか…
そんな具体的な働き方について、調査してみました◎
さらに「今からバスドライバーを目指してみようかな」という方向けに、
未経験でも転職できるのかという部分についても、解説していきます♪

バス運転手の年収

まずはタイトルにもなっている「バス運転手の年収」はどれくらいか、調査しました!

令和4年賃金構造基本統計調査の結果によると、バス運転手の平均年収は約400万円ほど
ハローワークの求人統計データによると月給は約22万円ほどとなっています。
また、給料の算出方法としては、正社員の場合、基本給+残業代+各種手当によって算出される場合が多いです。
そのため、労働時間が長くなったり、家族手当や皆勤手当など、手当の額が増えることで、
給料が高くなる傾向があります

また、バス運転手は働き方によって『観光バス運転手』『路線バス運転手』『送迎バス運転手』など職種が分かれます。
給与水準は職種別でも変わってきます。
バスドライバーの就職先はバスを運行する会社や、バスによる送迎を必要とする学校・福祉施設などが多いですが、
中には社員の送迎を行うためにバスの運転手を雇いたい一般企業も。
こういった就職先・職種別で、労働時間や収入も変わってくることが多いです。

職種別に仕事内容も異なるので、どんな仕事をするのかちょっとだけご紹介!

●観光バス運転手
観光名所を巡る定期観光バスや、修学旅行・ツアーなどの団体旅行で使用する貸切バスを運転します。
行先が遠くて泊まりの運行になったり、毎回違う運行になったり、といった要因で給与水準は高め。
労働時間が長くなる場合も多いですが、
現地で観光を楽しめる泊りの場合はご当地グルメを堪能できる、など楽しみも多い仕事です。

●路線バス運転手
地域の足として、路線バスを運転するお仕事。
運行時刻が正確に決まっていて、決まったルートを回るため、コツコツ勤務できる方に向いています
自治体に採用された場合、公務員として市営バスなどを運転することも。
また、一般的には民間よりも公営の仕事で働いた方が給料が高くなる傾向があります。

●送迎バス運転手
学校・福祉施設・社員の送迎を行いたい一般企業などで勤務するバス運転手。
決まった場所の往復になることが多いため、ある程度固定された働き方が可能です
バス会社に勤務する場合は、正社員として雇用され、送迎バスの仕事のみを担当することが多いです。

◆参考サイト
観光バス運転手(職業情報提供サイト・日本版O-NET)
路線バス運転手(職業情報提供サイト・日本版O-NET)
送迎バス等運転手(職業情報提供サイト・日本版O-NET)

バスの運転手が年収を上げる方法

実際に、バス運転手になった場合、どうしたら収入を上げられるのか…
ここでは2つの方法を解説します!

勤続年数を積む

基本的に、バス運転手はスキルが必要な仕事なので、勤務年数が長くなるほど、収入も上がることが多いです
また、大きなバスを保有しているバス会社だと、昇給制度がしっかりある会社が多いので、
正社員であれば、長く勤務するほど基本給が上がっていきます!
なので初任給は低くても、10年・20年先を見据えると、ある程度の収入になる、なんてことも。
さらに、仕事を続けていって業務の幅が増えれば、もちろん給与も上がります! 
勤務年数が長くなれば、後輩運転手の指導など、営業所内で別の仕事内容を任されることも。
追加の仕事を任されるようになれば、業務の幅が広がる分、さらに昇給することが可能です◎

賞与額が多いバス会社に就職する

一般の会社同様、勤務するバス会社によって、給与水準は異なります!
傾向としては、一般的に民間よりも公営(市バスなど)で働いた方が、給料が高くなる場合が多いです。
さらに、ボーナスが多い会社に就職することで、年収ベースでの収入アップが可能に◎
求人を確認する時は、月給の給与水準だけでなく、ボーナスの支給実績を含めた年収を意識して確認するといいですよ♪

またバスドライバーの場合、バスの需要・勤務地によっても給与水準が変わってきます
似たような仕事内容でも、勤務地によって給料が違うことも。
「より高収入を目指したい」「勤務地にこだわりはない」という方であれば
給与水準が高い地域を選んで働くのも1つの手法です◎

未経験でもバスの運転手に転職できる?

調べてみたら、バス運転手の仕事が気になってきた!でも未経験でも始められるのかな?
そんなアナタにも嬉しいお知らせ♪

未経験でも転職しやすい

実は、バス運転手は未経験でも就職しやすい仕事なんです
中には運輸の仕事をしていたけれど、「昔から夢だったバスドライバーになりたい」と言って転職する人も!
現職で大型トラックに乗っているなど、運輸業務で大きな車両に乗っていると、運転には慣れやすいかもしれません。

また最近では、男性バスドライバーだけでなく、女性バスドライバーも多数活躍しています!
観光バスの会社であればバスガイドさんがいたり、事務員の方が女性だったりと、営業所内に女性がいるのも嬉しいポイント♪
運輸と違って積み降ろしがないので、仕事内容自体は体力不要!性別を問わず働けます。

未経験で転職する場合は、しっかりとした研修制度を設けている会社を選ぶと安心
人を乗せて運行する仕事なので、研修期間を長めに設けている会社も多いです。
座学や運転の練習、運行ルートを覚える現場実習、先輩ドライバーに横乗りしてもらって運転してみるなど…
段階を踏んで丁寧に研修してもらえることも。
『入社から半年間は研修期間』という会社も少なくありません。
なかなかデビューできなくてヤキモキするかもしれませんが、人の命を預かる分、しっかり技術を身に着けることが必要です。

免許を所持していなくても入社できる会社もある

求人を探すときは、福利厚生もしっかりチェック!
会社によっては、バスの運転に必要な「大型二種免許」を取得していなくても入社可能なところも
福利厚生に資格支援制度があって、免許の取得を支援してくれる会社もあります。
会社の規定によりますが、大型二種免許を無料で取得できることも!
研修期間中に自動車学校に通って、免許を取得させてくれる会社もあるため、
その場合は正社員として働きつつ、一生モノのスキルを身に着けることができます。

また資格支援制度がある会社でも、応募時に普通自動車免許の所持が必須条件になっている場合もあるので、
そこはしっかり確認してくださいね◎

いかがでしたか?

バス運転手の給与水準から、収入を上げる方法、未経験からバス運転手になれるかどうかまで…
まとめて解説してきました!
バスドライバーに限らず、運送業会は平均年齢の高齢化が問題視されているため、
今回の記事を読んで、バスドライバーの仕事に興味をもってくれる人が増えたら嬉しいです。

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