ダンプドライバーはきつい仕事?仕事内容と大変な理由、主な魅力

今回取り上げるのは、「ダンプドライバー」について。「ダンプドライバーの仕事はきついのか?」「きついって言われる理由は何?」など、気になる部分を徹底解説します!

ダンプ運転手の仕事をしてみたい方、転職しようか迷っている方は、デメリットの部分も参考にしながら、「自分にもできそうか」を考えてみてくださいね。

もちろん、デメリットがあればメリットもあります。ダンプドライバーになる魅力やメリットについてもご紹介するので併せて参考にしてみてください!

ダンプドライバーの仕事はきつい?基本的な仕事内容

最初にダンプドライバーの仕事内容について、さくっと説明します。

ダンプドライバーとは?

トラックドライバーの仕事のなかでも、「ダンプカー」を運転しているのがダンプドライバーです。

ダンプカーは荷台を傾けることができるのが大きな特徴。荷台を傾けることで、土砂などの運んだ荷物を一気にザっと降ろせます。「工事現場で見たことがある!」という方も多いかもしれませんね。

公道では過積載にならないように、決まった積載量を守って運搬されます。

ダンプドライバーの主な仕事内容

「決められた時間に、決められた場所に荷物を届ける」というのは、ほかのトラック運転手の仕事と同様です。では、何が違うのでしょうか。“運ぶもの”や“行き先”が違います。

ダンプドライバーの仕事では、主に土砂や残土、砕石・砂利、アスファルトなどを運びます。そのため、行き先は土木工事や建設現場、道路工事がおこなわれている現場が多いです。トラックが汚れやすいのでマメに洗車もします。

ダンプドライバーに必要なスキル

最低限必要なのは、普通免許。ただ、一般的にダンプカーの大きさは、中型や大型トラックになるので、「中型免許」もしくは「大型免許」が必要なことが多いです。

運送会社によっては、中型免許や大型免許があると転職が有利になったり、給与が高くなったりする傾向もあります。

とはいえ、会社によっては資格の取得支援サポートをおこなっていることも。業務に必要な免許を入社後に取得するという方法もあるので、20代の方や異業種から転職したい方など、免許を持っていない方もあきらめずに未経験OKの求人を探したり、企業に相談してみたりしてほしいです。

ダンプドライバーがきついと言われる理由

ここから早速、本題です。「ダンプドライバーのきつい部分やデメリットも知っておきたい!」という方に向けて、ダンプドライバーがきつい……と言われる理由をまとめてみます。

仕事内容が単調になりがち

ダンプ運転手の仕事では、積み場から運搬先まで1日に何往復する場合があります。「流れを覚えやすくて簡単」なので好きな方もいると思いますが、単調な作業になることで飽きてしまったり、疲れを感じやすかったりすることも。

「同じ作業の繰り返しで、時間が過ぎるのが遅い……」という経験をしたことのある方は、とくにこのキツさがイメージしやすいと思います。

待機時間が長くなりがち

「現場に13時に搬入」など、時間に合わせて動くので待機時間が長くなることもあります。その分、「運転席でたっぷり休憩できる!」と思いきや、現場によってはアイドリングがNGな場合があり、夏や冬は身体にこたえます。

また、待機時間が長くなれば、拘束時間が長くなります。工事現場などに運ぶことが多いので、工事スケジュールの時間に合わせて、ドライバーが動く必要がどうしても出てきます。

深夜や早朝の勤務が多い

工事現場のスケジュールに合わせて運ぶので、早朝から勤務するケースがとくに多いです。

例えば、「作業がはじまる8時までに運んでほしい」と言われたら、8時までに現場に着くように会社を出なくてはいけません。そのため、運搬先までの距離によって、出勤時間が早くなるケースも見られます。現場によっては夜勤がある場合もあるので、勤務時間は要チェックです。

体調管理が大変

ダンプドライバーの職種に限った話ではありませんが、体調管理が大変な部分もあります。「拘束時間が長くなることがある」「早朝に出勤する仕事、夜勤の仕事もある」といった環境が、きついと感じる原因になりそうですね。

意外と気を遣う

搬入先の工事現場へは、「時間内に届けなければいけない」というプレッシャーが少なくともあります。工事による道路の規制時間も決まっているので、時間に合わせた運行が必要です。

住宅街付近の現場では道路が狭い場合も多いので、走行速度に気を配りつつ、事故を起こさないように気を付けなくてはいけません。

ダンプドライバーになる魅力やメリット

ここからはダンプドライバーのプラス面について。ダンプ運転手の魅力・メリットを3つ紹介します。

給料が比較的高い

ダンプドライバーの月給は25万円~35万円あたりが相場。(日給制の場合もあります)平均年収は420万円前後です。

保有免許に合わせて「中型ダンプ」「大型ダンプ」のどちらかに乗務することになりますが、基本的には車体が大きくなればなるほど、運転技術がいるので給与が高くなります。その他、日勤・夜勤など勤務時間や勤務地、ボーナスの有無、福利厚生などの条件や待遇によっても給与は変わります。

ダンプドライバーのデメリットの一つとして、「待機時間が長い」とお伝えしましたが、待機中も給与が発生するという点では大きな魅力です。

「持ち込み」のダンプドライバーも

数は少ないですが、自分の車を持ち込んで仕事をする完全出来高制の仕事もあります。

煩わしい人間関係が少ない

運送業界全体でいえることですが、勤務中は1人の時間が多いです。運搬の時間さえ守れば、基本的に気楽で自由。セールスドライバーのように交渉したり、サービス的な要素が少ないので、「煩わしい人間関係が苦手な人」「1人の時間が好きな人・楽しめる人」におすすめです。

体力的な負荷が少ない

運送業界にはたくさんの種類のお仕事があります。そのなかでも「ダンプドライバーならではのメリット」と言えばこれ!「力仕事が少ない」ということです。

ダンプドライバーが運ぶものは土砂や残土など。つまり、手積みの必要がありません。降ろすときはボタン一つで荷台が傾くので、土砂などの運んだ荷物を一気にザっと降ろせます。

多くのドライバーが頭を抱える「荷積み降ろし」。この負担が少ないのは、ダンプドライバーの大きなポイント!女性ドライバーも活躍しており、性別・年齢問わず安定的に働きやすいです。

積み降ろしの負担が少ない仕事の代表格は、ダンプドライバー以外に、タンクローリードライバー、トレーラー運転手やバス乗務員などもあります。

まとめ

今回は、ダンプドライバーがきついと言われている理由、ダンプ運転手として働くメリットをまとめて解説しました。デメリット・メリット、どちらも踏まえたうえでダンプ運転手への転職・面接を検討してみてください。

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