女性ドライバーの活躍の場はある?運送業で働くメリットや給与を解説

「運送業への就職を考えているけど、女性ドライバーの活躍の場はある?」と疑問に思っている方へ。結論から言うと、あります!

今回は運送業界で女性ドライバーが活躍している背景や、運送業界で働く3つのメリットをまとめました。気になる給与の目安も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

多くの女性がドライバーとして活躍!

運送業界では男性が多く働いているイメージもあるかと思いますが、実際に女性ドライバーも多く活躍しています。

業界全体でも、ドライバー不足などの背景から「女性ドライバーにもどんどん活躍してもらおう!」という動きがあるので、積極的に女性ドライバーを採用している企業も。

女性も安心して仕事を始められるように、設備の充実に力を入れている企業もあります。例えば、女性専用のロッカーやトイレ、シャワールームなどの完備です。

女性目線で作業着やトラックのデザインを一新するなど、企業ごとに工夫も見られます。

『トラガール』という言葉も

トラガールとは、女性のトラック運転手を指す言葉。「トラック」と「ガール」を組み合わせて作られており、業界ではよく聞く言葉です。

国土交通省が主導する、女性ドライバーの活躍を促すプロジェクトは「トラガール推進プロジェクト」と呼ばれており、一般的にも使われています。

このように、トラガールという言葉が広く知られるようになるほど、女性ドライバーの活躍の場が広がってきていると言えます。

運送業界で働くメリット

「これから運送業界に転職しよう!」と、まさに考えている方もいることでしょう。ここでは、運送業界で働くメリットについて紹介します。

トラックドライバーと言っても、企業によって仕事内容がさまざまなので一概には言えませんが、運送業界でよく見られるメリットを3つ挙げます。

①未経験からでも始めやすい

トラックドライバーの仕事は普通免許1枚で始めることも可能です。例えば、小さなトラックを使ったルート配送や、食品の宅配、軽自動車を使った荷物配送など……。

小さな車両を利用する仕事や、配送ルートがあらかじめ決まっている仕事であれば初心者の方も始めやすいです。

とくに、子育てが落ち着いて久々に社会復帰したい方などブランクがある方でも、特別なスキルが必要ない案件であれば気軽にスタートできそうですよね。

②家庭や育児と両立しやすい

意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、家庭や育児と両立しやすい仕事もあります。

女性ドライバーを積極的に雇用している企業のなかには、柔軟に休暇を取得できる環境づくり、短時間勤務の対応など、積極的に取り組んでいる企業もあります。

企業によってはさまざまなルート・運行が用意されているため、希望に合わせて働けるケースが案外多いんです。

例えば、「日勤のみで働きたい」「夕方には帰りたい」「子供の行事には必ず参加したい」など、希望を聞いたうえで採用を行っている企業もあります。

③手に職を付けられる

運転スキルはもちろんのこと、この先役立つスキルを身に着けることも可能です。

例えば、小型ドライバーからスタートして、中型⇒大型ドライバーへステップアップを目指すのもいいでしょう。大型ドライバーは花形の仕事とも言われています。大型免許を取得し大型トラックを乗りこなせるようになれば、業界の中でも重宝されます。

また、ドライバーとして現場経験を積んだ後、運行の管理をする内勤スタッフを目指すことも可能です。さまざまな事業を展開している企業であれば、他部署へのキャリアチェンジも目指せる可能性もあります。

もちろん、企業にもよりますが、転職後のステップアップや資格取得サポートの有無についても確認してみるといいでしょう。

気になるドライバーの給与

地域や企業、仕事内容によってまちまちですが、月収30万円前後が目安。

トラックの大きさは小型~大型までさまざまですが、トラックが大きくなるほど給与が上がる傾向があります。

また、走行距離も給与に関わってきます。近距離よりも長距離ドライバーのほうが給与が高くなるのが一般的です。

家庭と両立したい方であれば、「日勤のみ」「近距離」の求人を探すことが多くなるかと思いますが、その場合は月収25~30万円あたりが目安になるでしょう。

まとめ

「トラガール」という言葉が広がるほど、運送業界では多くの女性ドライバーも活躍中です。女性ドライバーの雇用や定着を目指して、女性も安心して働けるような環境整備、設備導入に取り組んでいる企業もあります。

家庭や育児とも両立しやすいように、働き方を考えてくれる企業も珍しくありません。

「子育てが落ち着いて久々に社会復帰したい!」「特別な経験はないけど普通免許1枚で正社員になりたい」など、再スタートしたい方も気になる運送会社に一度相談してみることをおすすめします。