物流業界でよく見る単語5選!基本用語をわかりやすく解説~提携編~

物流会社のホームページなどでよく見る専門用語。物流以外の場でも使われ、どこかで聞いたことがあるものの、物流業界ではどんな風に使われているのかまではわからない、なんて言葉もあるのではないでしょうか。
ときには海をも越える広範囲な物流を効率的に行うため、物流業界でも同業種間、異業種間の会社による提携が活用されています。今回は、実際に仕事で物流に関わっている方・これから物流業界への転職を考えている方に向けて、物流業者の提携の手法などをご紹介します。

物流拠点の専門用語をおさえよう

物流業界では、共同配送や輸送のトータルコーディネートを進める提携が注目されています。そんな物流業界の動きや提携のシステムを表す専門用語をおさえておくと、物流業界に転職するときや求人を探すときに役立つかもしれません。

【1】アライアンス

日本語にすると提携、同盟、連合、縁組みといった意味です。
2つの会社が協力して事業を進めることであり、資本提携、業務提携、技術提携、産学連携といった手法があります。
M&Aに比べて比較的手軽に実行でき、会社を買収するような資金力がなくても行えます。
物流業界では例えば、それぞれ物流会社を持っていたメーカーが数社集まって、資本提携して新しく物流会社を立ち上げ、共同配送を行うといった事例があります。また、トラック運送会社と航空会社の提携、それぞれ別の営業拠点を持つ複数の運送会社の提携などもあります。

【2】国際複合一貫輸送

運送業者である複合運送人が、2つ以上の異なる輸送手段(海陸、空陸、海空など)で、貨物の引受けから引渡しまで一貫して国際間の運送を行うことです。
複合運送人が船会社、道路運送業者、鉄道会社、航空会社などを下請運送人として使用し、複合運送人が運送約款に基づき、荷主に対して運送責任を負います。
荷主のニーズに応じ、海上、航空、鉄道、トラックといった複数の輸送手段を組み合わせた、最適な輸送方法を提案してくれることが魅力になっています。

【3】バーター取引

バーターとは「物々交換」のことです。バーター取引という言葉は物流以外の業界でも広く使われていて、お金を介さず、物やサービスを直接交換するシステムのことを言います。
物流では主に、同程度の作業量となる仕事を交換することを指します。特に、遠隔地の得意先に対して物流合理化のために行うことが多くなっています。
例えば、得意先が遠隔地にあるA社が物流コストを削減するため、より得意先に近いB社に「得意先の工場から物流センターまでの運送」を依頼します。この場合、A社の近隣にあるB社の得意先の同程度の仕事は、A社が行うことになります。結果として、双方が得意先近くまでの移動コストをかけることなく取引を行うことができます。

【4】フォワーダー

貨物利用運送事業者のことです。荷主から貨物を預かり、船舶、航空、鉄道、貨物自動車など、他の業者の運送手段を利用して運送を引き受ける事業者です。
一般的には、貨物利用運送事業者のうち、特に国際間の輸送を取扱う業者を指します。
自らは輸送手段を持っていないので運送を直接は行ないません。実際の運送を行うのは、船舶、航空、鉄道、貨物自動車など、それぞれの専門業者です。つまり、荷物の配送を仲介するのが主な仕事です。
品物の中身や配送スケジュールなどによって、陸運・空輸・船便から最適な手段を選択する、いわば物流網のエキスパートというわけです。物流をトータールコーディネートし、付加価値の高いサービスを提供する役割を担っています。

【5】ドア・ツー・ドア

依頼主の戸口から送り先の戸口まで配達・運送などのサービスを行なうことです。
物流では、コンテナ輸送、パレット輸送がその典型と言えるでしょう。途中の積み替えが全くないので、包装の簡易化ができ、破損事故がほとんどないといった利点があります。
貿易においては、特に国際宅配輸送方法を指します。A地点で貨物をピックアップして輸出の通関手続き、国際輸送、輸入地での輸入通関手続き、B地点への配達までを行う一貫輸送のことです。
荷主とトラック会社、船会社、航空会社、倉庫など輸送会社を結びつけ、ドア・ツー・ドア輸送を行う業者のことをフォワーダーと呼びます。

まとめ

今回は物流の提携編として、5つの単語を解説しました。運送会社のホームページや求人情報などでも目にすると思いますので、これからドライバー業に挑戦してみたい方は、業界への理解を深めるためにもぜひ覚えてはいかがでしょうか。