
トラックと言えば運送会社にとって最も大切で最も基本的な経営資源であり、ドライバーにとっては長い時間を共にするまさに“相棒”ともいえる存在。今回はトラックを新車で購入する派と中古で購入する派、それぞれの運送会社にどんな特徴があるのか?メリットやデメリットから考えていきます。

新車で購入するメリットとデメリット
新車購入のメリット
新車で購入する1番のメリットは何といってもキレイだということ。誰だって運転するならボロボロの車よりキレイな車両の方が気持ちいいし気分も上がりますよね。
また、オプションなどカスタマイズも新車購入なら自由にできます。業務が効率的にできる仕様にすれば生産性も上がってドライバーだけでなく会社にも大きなメリットです。 車両の安全性も新車なら問題ありません。トラックの耐用年数までフル活用できるし、メーカーやディーラーの保証も付くので安全面でも安心です。
新車購入のデメリット
トラックの新車はいくらで買えるのか知っていますか?一概には言えませんが小型トラックで500万円ほど、大型トラックだと2,000万円前後になるようです。オプションなどこだわりがあればもっと高額になります。新車購入の最大のデメリットは金額の高さです。
また、新車のトラックは納車までに2~3か月、仕様によっては半年~1年近くかかることもあります。これも無視できない大きなデメリットになります。
中古で購入するメリットとデメリット
中古車購入のメリット
自家用車と同じようにトラックも中古で購入すれば金額が安く済みます。特に何台も同時に買い替えを検討しているときは少しでも1台当たりの金額を安く抑えたいですよね。
また、納車までが早いのも大きな魅力です。早ければ即~1週間程度で納車も可能な場合があります。すぐに車両が必要な場合などは重宝するのではないでしょうか。
運送業の関係者の方には車好きの人も多いでしょう。中古なら生産終了モデルの車両に乗れる可能性があります。人によっては最新の車両に乗るよりもテンションが上がるかもしれませんね。
中古車購入のデメリット
中古車ということは、それ以前に誰かが乗っていたということ。当然キズや汚れが付いていたり、場合によっては修理が必要な部分もあるかもしれません。それでもしっかりと整備すればトラックはまた働いてくれます。中古車両のコンディションを見極められるかが大切です。
トラックがドライバーの相棒という意味ではオプションや仕様の変更が簡単にできない、というのはデメリットになるでしょう。内装や外装はカスタマイズできますが車両そのものの性能は購入時にしっかりと確認が必要です。
新車購入派、中古購入派それぞれの運送会社の特徴
ここまでに記してきたメリット・デメリットから次のように考えてみました。
・新車が買えるほどに儲かっている
・長い納期も待てる程度には、現状の台数でうまく回っている
・従業員に気持ちよく運転させてあげたい、という経営陣の思いがある
・1台あたりのコストを抑え複数の車両入替を行っている
・案件をたくさん抱えており、早めの納車が必要になっている
・なるべく経費を抑えて、その分社員へ還元したいと考えている
まとめ
新車購入と中古車購入のメリット・デメリットは表裏一体です。また、車両を手に入れるにはリースや未使用車の購入など様々な手段があります。どのような入手経路であっても、大切にトラックに乗ってあげてほしいと思います。