新卒社員と関わる時に気をつける点

そろそろ新卒社員が入って来る時期ですね。

新しい世代の人たちと一緒に仕事をはじめる心の準備はできていますか?

今の新卒世代は草食系からゆとり世代、そしてZ世代までやって来ています。

やる気が見えない草食系、指示待ちゆとり世代と来て、Z世代は更に未知の領域という人も多いでしょう。

この記事ではZ世代の新卒社員と上手く付き合うコツをご紹介していきますので、参考にしてみてください。

目の前のタスクだけでなく会社全体に繋がることを教える

切り取った仕事だけを伝えるのではなく、目の前の小さな作業も会社全体に繋がるということを教えていく事が大切です。

会社の歯車だけではなく、どうやったら会社の役に立てるかという事をZ世代は考えています。

そして小学校のころからキャリア教育をしっかりと受けてきた世代なので、「自分と会社と人生」ということもちゃんと考えてきています。

これまで自分は考えた事が無かったという人は、これをキッカケに考えてみるのもいいでしょう。その上で、Z世代とのギャップを埋めるにはどうすればいいか、そして新卒社員と一緒に会社のこれからを考えるのもいいと思いますよ!

先にリスクを伝えて選択させる

選択肢の少なかった昭和・平成世代とは違い、今の世の中は選択肢がありすぎて逆に困りますが、新卒世代は産まれた時から多くの選択肢を自分で選んで来たのです。

その時にZ世代が一番気になるのは「リスク」でしょう。先にリスクを伝えて選択させることで、自分で考えて選びます。そしてお互いに「言った・言わない」が大きな問題となるので、質問が来たら明確に答えられるように準備しておきましょう。

押し付けがましくなく、サラリと自分らしく伝えられる自信はありますか?

意見を聞きだす方向に持って行く

上から目線で「これしかない」という押し付けではなく、逆に新卒社員の意見を聞いてコミュニケーションを取るのもおすすめです。

これまで困っていた事例でも、斬新な発想で一気に問題が片付くかもしれませんよ!

もし、意見が見当違いであるなら、意見への問題点を的確に伝えるようにしましょう。

受け止める姿勢

世代関係なく、何事も相手を受け入れる事は大切です。

誰でも一旦、「もうこいつの意見は聞きたくない」と思ったら適当に聞いたりしてしまいがち。

ですが、Z世代は諦めずに考えることを求められてきているので、一度ダメだと思っても全く違う方向からしっかりとした意見を伝えてくることが多々あります。

どんな時でもしっかりと話を聞いてやれる上司で居たいものですね!

距離感を大切に

SNSで新入社員を発見したからといって、すぐにフォローしたりみんなの前で話題にしたりしてしまったら、その後新入社員が心を閉ざしたりブロックされたりと、誰にとってもいいことはないでしょう。

もし見つけても、新入社員が自分から言いだすまではそっとしておくのがおすすめです。

仕事だけが生活範囲なのではなく、プライベートを重視しているZ世代だからこそ仕事とプライベートのバランスは大切なのです。

相手のパーソナルスペースにずかずかと入らないように気を付け、かつ、報連相はわかりやすくキッチリと伝えるようにしましょう。

まとめ

職場だけがその人の全てという昔の考え方は捨てて、誰にでも大切な居場所がいくつもある、そしてその大切な思いを尊重してあげることができれば、世代を超えて誰とでもうまく付き合うことができると思います。

誰でも適当に扱われたら適当に対応したいですからね。

今年も新入社員から「頼れる上司」として、スタートしてみませんか?