「ドライバー未経験も大歓迎！」って言われても…。本当に未経験でも大丈夫なのか不安になりますよね。今回は、未経験のドライバーが必要とされている理由と、未経験募集の求人を見る際の注目POINTについてわかりやすくご紹介していきます。
高齢化と世代交代。運送業界が抱える大きな課題とは？
ネットショッピングの普及などによって、需要が高まっている運送業界ですが、荷物を運ぶドライバーの人手不足は年々深刻化しています。さらに、現在ドライバーとして働く方の半数以上が、40歳～54歳と中高年がメインとなって活躍しているのが、運送業界のリアルです。
この課題を解決するために、ドライバーの世代交代が積極的に行われています。ですが、同じ課題を抱える同業他社から次世代を担う若手のドライバーが採用できることは、なかなかありません。そこで、業界経験の無いドライバー未経験者をイチから育てて、業界を担う次世代になってもらおうという運送会社が増えているのです。
未経験募集をしている企業のチェックPOINT
ドライバーの未経験募集の求人を見ている時に、どんな点に注目すればいいのか。どんな特徴を持つ会社が、未経験からドライバーになりたい方にピッタリなのか。ここからは、未経験の方が求人を見る際に、チェックすべきPOINTをご紹介します。
①教育制度
未経験からドライバーになる方は、大きな車の運転や、お客さんを乗せて車を運転することなど、今まで経験をしたことが無いことをいきなり始めるので、不安な面も多くあると思います。そこで大切になってくるのが研修などの教育制度です。運送会社の中には、教育専門の部署がある会社や、先輩ドライバーがマンツーマンで一人立ちを支えてくれる制度を持つ会社もあります。
未経験募集の求人をみるPOINTの一つとして、「自分が安心してドライバーデビューができるだけの教育制度があるか」ということに注目してみてください。
②免許の取得支援制度
皆さんは、自分が今持っている免許で運転できる車の車格を知っていますか？現在、交付されている車の運転免許は、大きく分けて「普通自動車運転免許」「準中型自動車運転免許」「中型自動車運転免許」「大型自動車運転免許」の4種類があります。また、仕事で人を乗せて車を運転する場合には「第二種運転免許」が必要になります。
それぞれの免許には、運転する際の条件が決められているため、自分の保有免許と求人の応募条件をしっかり確認することが必要です。しかし、会社によっては、業務に必要な免許を持っていなくても、入社後に免許取得費用などを支援する制度があり、免許や経験が無い方でもドライバーとして採用してもらえる場合もあります。
自分の保有免許の確認と合わせて、会社の福利厚生に「資格取得支援制度」があるかという点にも注目して、求人を探してみてくださいね。
③未経験から入社したドライバーの人数
会社によっては、長い期間をかけて未経験採用に力を入れている場合もあります。先輩ドライバーの中に、どれくらいの数の未経験スタートの方がいるのかということは、これから未経験でドライバーに挑戦する方にとって大きなPOINTになりますよね。「同じ未経験入社から、ドライバーになった人が活躍できている会社」であれば、自分が入社した後も、しっかり活躍していける環境が整っているということです。
逆にベテランのドライバーが多い会社であれば、入社後に先輩ドライバーが培ってきたノウハウを吸収できるチャンスが多いとも考えられます。未経験入社が多い会社か、ベテランのテクニックを盗める会社か、自分に合った労働環境をしっかり見極めることも大切です。
まとめ
今回は『ドライバーの未経験募集』に関して、なぜ未経験の人材が求められている理由や、未経験募集の求人の注目POINTについてご紹介しました。昨今の需要の高まりからわかるように、運送業界はこの先無くなることのない安定業界の一つです。社会を支える業界の一員として、ドライバーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
