就職活動をする上で、意外と気にするのが『福利厚生』ではないでしょうか。福利厚生だけでは入社しないかも知れないけど、福利厚生があったら嬉しいし、あったら積極的に活用していきたいのが福利厚生です。
また、会社が大切にしていることや、会社のカラーが分かりやすいのが福利厚生となっています。転居を伴う場合に気になる家賃補助や社員寮、社宅はあるのかどうか。健康診断や、毎日の通勤手当は車通勤やバイク通勤でも対象になるのか。中型免許、大型免許などの資格取得支援制度はあるのか。費用は会社負担になるのか。などなど待遇が充実している会社は、従業員の満足度も高く、定着率も高い傾向にあります。
せっかくの転職です。福利厚生の充実度合いにもこだわってみてはいかがでしょうか。
トラックドライバーの福利厚生は充実している？
簡潔に言うと、トラックドライバーの福利厚生を重視している企業が増えてきています。人手不足が著しい物流業界では、人材を確保するために『福利厚生』を充実させているのです。トラックドライバーが長く働ける環境作りを重視し、人材の確保を図っています。
トラックドライバーの福利厚生の主な種類
福利厚生の種類は多くあり、企業によって内容が異なるので事前に確認しておくと良いでしょう。個人的に嬉しいな～と思うものは「食事手当」です。勤務中の昼食にはじまり、残業時の夜ごはんまで出る会社もあります。寮に住んでいたら、朝昼晩と出る場合もありかなりお得に暮せるようになります。地味な出費である食費がかからないのは嬉しいですね。
法定福利厚生の提供
法律によって企業が従業員に提供することが定められている福利厚生ですが、企業によって福利厚生の『量』と『質』は大きく差があります。必須であるのは、雇用保険や健康保険、労災保険、厚生年金くらいです。介護保険や児童手当拠出金の納付も該当する企業もありますよ。
免許や資格取得の支援
資格取得支援制度とは、免許や資格の取得にかかる費用の全部もしくは一部が補助される制度のこと。免許や資格を取得した際に、手当を支給するタイプの福利厚生もあります。免許の種類によってできる仕事が増えたり、給料が高い仕事を担当したりできるため、トラックドライバーにとって免許や資格の取得はスキルアップにつながるのです。トラックドライバーの仕事に役立つ免許や資格は多岐に渡ります。例えばフォークリフトを運転できる資格や危険物取扱者、けん引免許など様々です。中型⇒大型へのステップアップにチャレンジしたい場合にも資格支援制度は役に立ちますよ。
特に、配送ドライバー未経験の方は、資格支援制度があるかないかが重要となってきますよ。もちろん、普通免許で応募OKという企業もありますが…！また、その後のフォロー体制も同様です。「新人のドライバーをどう育てるか」は会社によって大きく変わるため、フォロー体制がしっかりしている会社であれば、「マンツーマンで指導している」「1人ひとりのペースに合わせて、丁寧に時間をかけて育てている」「本社での新人研修がある」など、未経験の方でも安心・安全にドライバーデビューができる環境になっています。
寮や社宅の提供
中には、トラックドライバーやその家族が住むための住居が提供される会社もあります。家賃が不要だったり、一部を負担するだけで済んだりする場合があるので、おトク感満載ですよ。生活に欠かせない住居が提供されることでトラックドライバーが経済的にも安定して勤務しやすくなります。特にIターン・Uターンを考えている方にはピッタリの福利厚生ではないでしょうか。なんと独身寮に住み込むのに入居費用0円、月々の寮費が独身寮だと3000円なんていう会社もありますよ。また、地方から上京するための転居費用を全額負担するという会社も数多くあります。
保養所の提供
そもそも、保養所とは、企業が社員の研修や保養（心身を休ませて健康を保つこと）のために用意する施設のことを指します。トラックドライバーやその家族が利用できる保養所を提供している企業も。保養所を活用して、休息を取ったり休暇を楽しんだりできます。この、福利厚生についても会社の規模感などによって変動してくるので、求人を見る際には注意して目を向けてみると良いでしょう。
トラックドライバーが福利厚生以外にも確認しておきたい項目
トラックドライバーの仕事を知る上で確認しておきたいことは福利厚生以外にも複数あります。「労働条件」として言われる休みの取り方や勤務時間など。優良な求人を見極める上では、休日数と勤務時間に関する情報も大切です。完全週休2日制で、有給休暇の取得率が高い会社は年休の数も多くなります。年間休日120日以上の会社に関しては、業界内でも休日数では優良と言えるでしょう。休みの取り方も、シフト制の企業もあれば希望休の企業、固定休の企業など、さまざまなので求人をしっかり確認することが大切です。
また、業務内容によっては届け先の都合によって、長時間労働が発生してしまう場合があります。深夜配送や車中泊を伴う運行を行う内容の求人は、深夜手当や残業手当が支給されているかを確認しましょう。会社によっては、家族手当といった特別な手当を支給している会社もあるので、そちらも合わせて注目してみてください。
そして、ここでは代表的な確認したい内容である「仕事内容」と「給与」について紹介していきます。
仕事内容
トラックドライバーの仕事内容とは、依頼された荷物を指定の場所まで配達するのが一般的です。ルート配送や宅配など運び方はさまざま。短距離や中距離、長距離などトラックを運転する距離も仕事内容によって異なります。また、仕事内容によって勤務時間や必要な資格も異なるため自分に合った仕事内容を選ぶことが大切です。
たとえば、自動車部品の配送を行うお仕事の場合、高確率でフォークリフト免許が必要となります。この場合、手積み手降ろしが発生しない事がほとんどなので、体力的な負担は少なめ。中高年や女性でもムリなく作業に取り組めますよ。現在、リフト作業員でドライバーへの転職を考えているという人にもおすすめです。中には、資格支援制度でリフト免許を取得できる企業もあるので、注視すると良いかもしれません。
給与
トラックドライバーの給与は運転する距離やトラックの種類、勤務形態などによって異なります。車両が大きくなるにつれて必要な免許の保有ドライバーが少なくなることも理由に、大型トラックのドライバーの給与は小型・中型ドライバーに比べ高くなる傾向にあります。さらに、運べる荷物が変わることで長距離輸送が必要になる、など勤務形態も変わってくるため、大型ドライバーは高収入を目指すことができるのです。
一般的にトラック運転手の平均年収範囲は、350万円～486万円、最大年収で650万円程度と言われています。全国で比較すると年収393万円程度、月給25万円～30万円が平均的な給与水準です。それが、大型ドライバーになると、平均年収は454万円まで上がります。就職先や運搬する荷物、勤務形態によっては、年収が600万円から1000万円ほどまでになる人も！夢がありますよね。
トラックドライバーの福利厚生のまとめ
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