ドライバーの転職はいつ行うべき?求人が多い時期にスムーズな転職を

転職を本格的にお考えの方は特に、「早く次の会社を決めたい!」と思う方が多いでしょう。年間を通してみると、求人数が多い時期と少ない時期はそれぞれあります。そこで今回は、ドライバーの方の転職しやすい時期やタイミングについて解説していきたいと思います。

一般的な転職しやすいタイミングや時期

求人数が多い時期であれば選択肢も広がります。せっかくならいくつかの企業の中から自分に合う会社を選び、かつスムーズに次の就職先を決めたいですよね。ここでは、求人数が多い時期も踏まえ、転職のベストなタイミングをご紹介していきます。

一般的に求人数が多い時期

求人数が増える時期は、「8~9月」「2~3月」です。この時期は、転職者側・企業側がお互いに都合の良い時期であるといえます。

在職中の方であれば「ボーナスをもらった後に転職したい」という思惑と、一般企業の年度が切り替わりが重なる時期でもあります。今の業務に支障が出にくいタイミングを狙って転職をする人が多くなるでしょう。

企業側としても、良い人材を採用したいので、多くの転職者がいる時期に採用活動を始めたいと考えます。一般的にキリの良い4月入社を見越して「2~3月」に採用活動をし、「8~9月」でいえば下半期がスタートする10月に向けて計画を立てるため、採用活動が盛んになります。

ただし、先程説明した通り転職しようと考える人も増えるため、同時にライバルが増えるという意味でもあります。気を緩めずに転職活動を行いましょう。

運送業界の求人数の動向

これまで、一般的な転職市場についてご説明をしました。次は運送業界に絞って、求人数や企業の採用活動の動向を見ていきましょう。

他の業界に比べると比較的転職しやすい

運送業界は未だ、過酷な労働環境や残業代未払いなどのイメージが強く、ドライバーの定着・確保・採用に苦戦しています。また、ドライバー自体の平均年齢の上昇により徐々に退職をしていくので、今は慢性的に人不足であるというのが実情です。そのため、求人数は他の業界に比べると常に多くあるといえます。

今現在、普通運転免許を取得しても限られたトラックだけにしか乗ることができません。ただし、平成19年6月以前に取得された方は、一般的な中型トラックに乗ることができます。また、中型免許・大型免許をすでにお持ちの方は転職の際に有利であると言えるでしょう。

普通免許だけで応募ができ、資格支援制度で中型免許や大型免許を取得できる会社もありますので、求人を探す際に1つポイントにすることをおすすめします。

転職しやすい年齢は?

求人と年齢は関係があり、基本的には若い方のほうが転職活動においては有利であるといえます。企業側もこの会社で長く働いてほしいと思っているので、同じスキルの方がいたとして年齢の面だけでいえば、より若い方を採用する傾向にあると言えるでしょう。

ただし、企業によっては「より経験を積んでいる方を採用したい」「即戦力として活躍してほしい」という会社もあるため、応募の際などに問い合わせてみましょう。

スムーズに転職するためには

収入が途切れないようにするためにも、スムーズに転職をしたいと思う方は多いはずです。気持ちに余裕を持って次の仕事を決めるためにも、ここでは段取りよく転職活動を行うポイントをご紹介します。

次にやりたい仕事をしっかり決めておく

ドライバーといっても、小型トラック、中型トラック、大型トラックなど乗る車両は様々あり、運送会社によっても輸送品目や勤務時間帯、休日など、数え切れないほどの条件・求人があります。自分が乗りたいトラック、どんな働き方が良いのかを明確にし、転職活動時に迷わないようにしておくと、スムーズに求人を探すことができてスピード感を持って転職活動ができるでしょう。

早い方なら、「次はこれをやりたい!」と早々に決めて在職中のうちに転職先を決める方もいます。現職のお休みの日に応募・面接を実施すれば、よりスムーズに次の転職先を決められるでしょう。

会社に事前に退職の話を伝えておく

現在正社員で働いている方は、1~3ヵ月前には会社へ伝えておくことをおすすめします。急に「明日辞めます」というのは、正社員雇用であれば厳しい上、社会人のマナーとしても綺麗に話をまとめて退職をするのがよいでしょう。

退職のことを伝えるベストなタイミングは、転職活動がうまくいきそうな面接の段階です。転職活動と、今の会社との退職話を同時並行で進めることがスムーズな転職が可能になる鍵となってきます。今の会社で引き止められることもあるので、転職先が決まっていれば上手く融通を利かせながら、入社日を決めていきましょう。

まとめ

今回は、ドライバーを中心とした運送業界における転職時期について解説しました。求人数が増えるタイミングや、転職活動において有利な点など、十分理解して頂けましたでしょうか。今転職をお考えの方も含め、ぜひ今回吸収した知識を活かしてより自分のためになる転職活動をして頂ければと思います。