トラックドライバーになるには?必要な免許と向いている人の特徴

「どうやったらドライバーになれるの?」「何から始めたらいいか分からない。」「求人・採用サイトの見方が分からない」今回は、そんなアナタにピッタリの情報をお伝えしていきます。

未経験の方に向けて、トラックドライバーになるために知っておいてもらいたいことをまとめてみました。ぜひご覧ください。

トラックドライバーの仕事内容と給料の目安

トラックドライバーとは一概に言っても、小型、中型、大型など車格はさまざま。その中でも、タンクローリー、トレーラー、パッカー、などの車形状で考えてもいろいろな種類があります。宅配業務や配達業務、運搬業務など運び方も様々です。

トラックドライバーの仕事内容は?

大まかに説明すると『依頼された荷物を指定の場所へ届ける仕事』です。集配所で荷積みし、さまざまな目的地まで運んでいく、ここまでが一連の流れになります。

運ぶ荷物や運転するトラックのサイズ・種類によって必要な資格が異なります。例えば、2tトラックの場合は準中型免許が必要な小型トラック、4tの場合は中型免許が必要な中型トラック、10tの場合は大型免許が必要な大型トラックなどと、名称が変わっていきます。

地場ドライバー

拠点の場所から50㎞~200kmほどの近距離エリアで配送を行います。市内や隣の市までの短い距離の配送を差すこともあれば、隣の県までの配送を差すこともあります。東海エリアであれば、愛知・岐阜・三重の東海三県内の配送は地場(近距離)という認識になります。※運送業界では近距離のことを「地場(じば)」と呼称する場合もあります。運転距離が短いことを理由に、ドライバー未経験の方でも始めやすい仕事です!

長距離ドライバー

拠点の場所から200km以上の長距離エリアで配送を行います。全国各地が配送エリアになるため、車中泊をしながら配送を行います。高速道路を使用した輸送が一般的。東海エリアであれば、関東・東北地方・中国・九州への輸送は「長距離」という認識になります。中には、片道300kmを超える距離を運転することもあるので、未経験者より長距離の運転経歴がある経験者向けとなります。

中距離ドライバー

近距離と長距離の間に当たるのが、中距離の運行です。長距離のように、車中泊を伴う運行は少なく、基本的には日帰りの運行となります。東海エリアであれば、関西・北陸当たりのエリアが「中距離」という認識となります。

トラックドライバーの給料は?

運転する距離やトラックの種類によって異なりますが、一般的にトラックドライバーの平均年収は450万円前後と言われています。乗る車両の大きさが大きくなるほど、給与が上がる傾向にあります。小型トラックドライバーよりは、大型トラックドライバーの方が給与水準が高いです。

さらに、運転距離が長くなるほど給与が高くなる傾向にあります。より稼ぎたい方は中距離や長距離の仕事を探してみるといいでしょう。

働き方によっては、年収800万円を超えるケースもあります。

他にも、たくさん配送すればするほど稼げる「軽貨物ドライバー」、行き先・運ぶ荷物が毎日異なる「フリー便ドライバー」は稼げる仕事の代表格です。こういったお仕事は、収入にやりがいが直結してくるので、経験者には人気の職種となっています。

トラックドライバーになるには?

トラックドライバーになる為は、まず何から始めたら良いのでしょうか…?興味はあるけど、自分のすべきことが分からない。そんな方のために、トラックドライバーの働き方についてまとめてみました。

運送会社に就職する

面接を行い、合格したら運送会社に雇用されることになります。大手と中小企業ではだいぶ雰囲気が異なるので、自分に合った職場・仕事探しがカギとなってきます。

正社員として雇用されることで、受けることができる会社の福利厚生も魅力の一つとして考えられます。また、免許取得のために発生する費用を全額会社が負担してくれる資格支援制度は、その代表格です。

しかし、会社に雇用されることで自由度が低くなってしまうことを嫌がる人も。トラックの種類や受け持つ仕事、休みの取り方などに制限を受けやすくなります。

フリーのトラックドライバーになる

運送会社からの委託や、メーカーからの直請けなどの仕事です。

働き方を自由に決められることが魅力。自分の好きな仕事だけ請け負うことができる気楽さが人気の理由として挙げられます。

しかし、自分で仕事を探す手間と、別途車両を用意する必要があることに、難点を感じる方が多いのも現状です。

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トラックドライバーになるために必要な免許

トラックドライバーになるためには、一体どんな免許が必要なのでしょうか?

実は、普通免許だけでも運転できるトラックがあるんです。年齢によっても、乗れるトラックの大きさが変わってくるので、今回は表でまとめてみました。

普通免許

平成19年6月2日から平成29年3月11日までの間に取得された普通免許は、5トン限定準中型免許。普通自動車と車両総重量5トン未満及び最大積載量3トン未満の準中型自動車を運転することができます。なお、これら普通免許を平成29年3月12日以降に更新すると、免許証には「準中型車は準中型(5t)に限る」と条件が記載されます。

平成19年6月1日以前に取得された普通免許は、8トン限定中型免許と言われています。普通自動車、準中型自動車並びに車両総重量8トン未満及び最大積載量5トン未満の中型自動車を運転することができます。

車両総重量

最大積載量

乗車定員数

平成19年(2007)までに

取得した普通免許

5トン未満

3トン未満

10人以下

平成29年(2017)までに

取得した普通免許

8トン未満

5トン未満

10人以下

準中型免許

車両総重量

最大積載量

乗車定員数

準中型免許

3.5トン以上

7.5トン未満

2トン以上

4.5トン未満

10人以下

中型免許

中型自動車免許を取得するには、20歳以上であることと、普通免許等を保有してから2年以上経っているという事が条件となります。

車両総重量

最大積載量

乗車定員数

中型免許

7.5トン以上

11トン未満

4.5トン以上

6.5トン未満

11人以上

29人以下

大型免許

大型自動車免許を取得するには、21歳以上であることと、普通免許等を保有してから3年以上経っているという事が条件となります。

車両総重量

最大積載量

乗車定員数

大型免許

11トン以上

6.5トン以上

30人以上

けん引免許

大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車のいずれかで、車両総重量750kgを超える他の車を牽引するには、牽引免許が必須となります。

大型特殊免許

ホイールローダー、クレーン車、ブルドーザーなどの特殊な大型自動車で公道を走るための免許です。 大型特殊免許を取得すると、全長12m以下×全幅2.5m以下×全高3.8m以下の特殊車両が運転でき、小型特殊自動車や原動機付自転車の公道運転も可能になります。

フォークリフト免許

物流・運送の業界では、荷物の積み降ろしや運搬の業務も欠かせません。そんな時、ドライバーでもフォークリフト免許が必要となる機会は多くあります。例えば、自動車部品のドライバーになった場合には、積み降ろしでフォークリフトを使うことが8割以上。業務をする上で必然的にフォークリフト免許が必要となってきます。

危険物取扱者の資格

タンクローリードライバーになり、危険物を配送する際には、危険物取扱者の資格が必要となります。

トラックドライバーに向いている人の特徴

トラックドライバーは、学歴や経験を問わないことが多い職業です。特別なスキルが無い、未経験の方でも応募できる企業が多く、その場合には教習所に通って免許を取得する所からのスタートとなります。その後、先輩と一緒に乗務し、仕事の内容を覚えていくことになります。

未経験の方には、「ルート配送」という毎回決まった道で荷物を運んでいく配送方法がオススメ。道さえ覚えてしまえば、未経験からでも始めやすい仕事の一つです。

誰でもコツを掴めば働いていけるトラックドライバー。1番向いているのは『安全運転ができる』人でしょう。事故防止を心がけることが何よりも大切です。

では、それ以外には、どんな人が向いているのでしょうか?

運転やトラックが好きな人

運転中の時間はもちろん、渋滞の時間を楽しめる人におすすめです。長時間運転を行うことになる為、ドライブが好きな人にとっては天職になる可能性も…!

“労働時間内はずっと一人で運転”ということもあるので、運転好きでないと退屈に感じてしまうかもしれません。

コミュニケーション能力がある人

物流会社では、荷物の受け渡しの際に荷主とコミュニケーションをとる必要があります。元気な挨拶や礼儀作法などが最低限必要となってきます。

面接時などには、志望動機に加えて、「元気さ」をアピールすることがポイントになるかもしれません!履歴書の書き方も、やる気を表す文言をいれることを意識するといいでしょう。

時間や体調の管理ができる人

決められた時間に物を運ぶ必要があるので、時間管理が苦手な方や、時間にルーズな方は難しいかもしれません。

また、長距離トラックドライバーの場合は、長時間の運転で体を壊さないよう体調管理が重要となります。深夜や早朝の業務になると不規則な生活リズムになり、睡眠不足になってしまうこともあります。こういった場合はしっかりと休憩を取り入れることが大切です。外食が多くなることで起こる栄養バランスの偏重などのリスクもあります。

さらに、仕事によってはハードな荷物の積み降ろしが必要になります。体力的な負担が大きいお仕事は、40代50代の中高年よりも若手の方が活躍できるお仕事かもしれません。女性でも行えるレベルの手作業しかないお仕事になると、人気度も上がっていきます。

トラックドライバーになるには?必要な免許と向いている人の特徴のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「トラックドライバーになるには」という事をまとめてみました。これからトラックドライバーを目指す方に、有利となる情報がすこしでもあれば、筆者としても幸いです。

大変なイメージがあるトラック業界。どの会社も人材不足に悩んでいるのが現状です。だからこそ、少しでもドライバーに興味のある方は歓迎されます。

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