楽そうに見えて結構疲れる!タンクローリー車の仕事とは?

ドライバーさんに人気なタンクローリー車のお仕事。「手積みとかなくて楽そうだし…」なんて理由でタンクローリー運転手になろうかな、と考えている方も多いのでは?
今回はそんな運転手さんに向けて、タンクローリーのお仕事について解説します!
タンクローリードライバーとして転職を考えている方はもちろん、なんとなく気になって検索してみた方も、是非この機会にタンクローリーのことを知ってください☆

そもそもタンクローリーってどんな車両?

タンクローリーとは、液体や気体、固体を運ぶトラックです。ガソリンを運ぶタンクローリー車を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?
実はガソリンだけではなくて、食品やセメント、高圧ガスなども運んでいます。

タンクローリー車はどれも荷台の形が楕円形!液体を積むと不安定になるので、重心を低くして車体を安定させているんです。タンクの中には仕切りがあるので、何回かに分けて荷物を降ろすことも可能!一度積めば、何ヶ所かまとめて回れて便利です♪
また、タンクローリーには、何を積んでいるのかを示すステッカーや板を貼らなければならないというルールも!高速道路などで「危」のシールを貼ったタンクローリーを見かけた人も多いのでは?

意外とたくさん!タンクローリーの種類

タンクローリー車は運ぶものによって、種類が大きく3つに分かれます!

①危険物ローリー:石油や劇薬などの危険物を運ぶ。
②非危険物ローリー:食品やセメントなどの非危険物を運ぶ。液糖タンクローリー、給水車など。
③高圧ガスローリー:高圧ガスを運ぶ。

その中でも、大きさによって小型・中型・大型に種類が分かれていきますが、大型タンクローリーが一般的です!主に石油燃料を運ぶために用いられます。
さらに大きいトレーラータンクローリーや、液化天然ガスを運搬するためのLNGタンクセミトレーラーなどもあって、意外と種類豊富なんです◎

タンクローリードライバーってどんな仕事?

基本的には、普通のトラック運転手の仕事と大きな違いはありません。
荷物を積んで、配送先まで運転し、荷降ろしをするという流れです。

・積み込みはホースで行うことが多いので、重たい荷物を運ぶことはありません。
・燃料や食料など、生活に欠かせないものを運ぶことが多いので、仕事の安定性◎

ただし、食品原料などを運ぶ場合は特に、衛生管理などルールがしっかり決まっていることが多いです。
また、仕事によってはタンクの洗浄作業があることも…
熱湯や洗剤を使って大きなタンクを洗うなど、なかなか大変な作業です。
ラクなだけではない仕事ですが、その分やりがいもあって、スキルも身につけられます!

仕事に必要なスキル・免許は?

一般的な大型タンクローリーに乗るなら大型免許が必要です。さらに大きなタンクトレーラーにステップアップするならけん引免許も必要になります。
また、ガソリンや高圧ガスを運ぶ場合など、危険物取扱者の資格が必要になることも。
免許の取得から支援してくれる会社もあるので、上手に制度を活用してくださいね◎

ほぼ必須
・大型免許

あると嬉しい
・けん引免許
・危険物取扱者
 →「乙4」と呼ばれる危険物取扱者乙種第4類があるとガソリンも運べます◎

タンクローリー運転手に向いているのはどんな人?

これからタンクローリードライバーを目指すなら【大型免許】【乙4】の免許をとっておくと、転職に有利!「免許を取ってスキルアップしたい」という意欲のある方にオススメの仕事です◎
また、資格手当や洗浄手当など、特殊な作業に対して手当が出るなど、給与が上がりやすいのもポイント!「体力負担はそこまで増やしたくないけど、お給料はしっかり稼ぎたい!」なんて方にもピッタリ☆

手に職をつけて働きたい、ドライバーとしてさらにスキルアップしたい
そんな気持ちをお持ちの方は、人生の選択肢にタンクローリードライバーを入れてみては?