フォークリフトオペレーターの給料の目安は?仕事のメリットと流れ

まず、フォークリフトとは、厚生労働省の定義によると、「荷物を積み込むフォーク、ラム等とそれを昇降させる機構(マスト)を備えた動力付き荷役・運搬用の機械」ということになります。つまり、荷物を持ち上げるためのフォークを持ち、フォークを上げ下げするマストがあり、移動するための動力装置を積んでいる機械は、おおむね「フォークリフト」なのです。
そして、フォークリフトオペレーターとは、フォークリフトを運転する資格を持つ人のことを指します。

今回は、フォークリフトオペレーターの給料、仕事の流れ、メリットをご紹介していきます。

フォークリフトオペレーターの給料の目安と必要な資格

フォークリフトオペレーターとは、フォークリフトを操作して様々な荷物を運ぶ仕事を担う人のことです。
人の力では持ち上げられない荷物でも、フォークリフトなら軽々と持ち上げ、運ぶことができます。力仕事がほとんどナイため、体力的な負担は少なめです。年齢を重ねても、安心して仕事に取り組むことができます。
また、その仕事場は様々で、工場、倉庫、物流センター、港湾、駅の貨物ターミナル、さらにはイベント会場の設営まで、幅広い現場で活躍しています。

今回は、フォークリフトオペレーターの仕事について、その内容と必要な資格、フォークリフトオペレーターの資格が必要とされる職業について、お伝えしていきます。

フォークリフトオペレーターの給料の目安

フォークリフトオペレーターの年収の目安の相場は350万円前後。
年収とは、1年間の総支給額を指し、額面の金額の場合は約290万円となります。
フォークリフトオペレーターの月収の目安は30万円ほどであり、税金や保険料などが差し引かれる前の額面の金額は約28万円、月々の手取りの目安は23万円ほどとなります。

フォークリフトオペレーターに必要な資格

フォークリフトを操作するためには専門の講習を受け、証明書を交付される必要があります。

また、講習には「フォークリフト運転特別教育」と「フォークリフト運転技能講習」の2種類があり、どちらか一つの講習を受ければフォークリフトを動かすことが可能です。この2つの講習は試験の有無や、操作できるフォークリフトの種類に違いがあります。

企業によっては、資格支援制度で入社後にフォークリフト免許を取得できる場合もありますので、未経験の方は要チェックです!

フォークリフトオペレーターの給料を上げる方法

基本的には、入社歴に応じて給料がベースアップしていく事が多く、年1回の昇給で着実に年収UPしていくので、将来性もバッチリですよ。

また、企業によって残業時間もバラバラ。月0時間(残業なし)の企業もあれば、月40時間ほどの企業もあります。自分の希望収入や働き方によって、会社を選びましょう。また、勤務時間についても、仕事内容に変わってくるので、日勤か夜勤かの選択も大事になります。「とにかく稼ぎたい!」という方には、夜勤で残業も多少発生する条件の会社がおすすめですよ!

さらに、収入をUPさせていくにはスキルアップも必要となります。倉庫管理・設備管理のお仕事や、リーダーや班長など役職に就任することで、手当などが付き、さらなる収入UPが目指せます。

ここでは、フォークリフト作業員が給料を上げていく方法について紹介していきます。

資格を多く持つ

フォークリフト免許以外の資格も取得することで、できる仕事が増えるため給料の向上を目指すことができます。併せて取得したい資格として、大型特殊自動車免許が挙げられます。大型特殊自動車免許を取得することで、通常は敷地内のみを走行できるフォークリフトを、公道でも運転できるようになります。

大手企業の正社員を目指す

一般的に大手企業の正社員として働くフォークリフトオペレーターの給料は、高い傾向にあると言えます。所属する企業や働く業界によっても給料が異なり、大手企業の場合は福利厚生がしっかりしていることが多く、賞与も期待できるからです。中には年収500万円以上の高収入を目指せる企業も。

フォークリフトオペレーターの仕事のメリット・デメリット

フォークリフトオペレーターの仕事をする上で、嬉しいこと・大変なことは何があるのでしょうか?

ココでは、具体的な仕事のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

肉体労働が少ない

フォークリフトを使って荷物の積み下ろしをするのが主な仕事であるため、基本的には人の力を使う必要がない仕事のため、比較的力が弱い人でも、やりやすい仕事といえます。

ただし、仕事の内容によっては手作業で荷物の整理をすることもあるため要注意です。

1つの現場に縛られない

フォークリフトオペレーターが活躍できる職場は多岐に渡ります。倉庫や工場、建設現場、鉄工所、林業の現場など、様々な場所で活躍することができますよ。

デメリット

作業が単調になりやすいということが一つデメリットとして挙げられます。フォークリフトオペレーターの主な仕事は、フォークリフトを使った荷物の運搬や整理など、同じような作業の繰り返しになりやすいです。逆に言うと、業務に慣れやすいという側面(メリット)にもなりえます。

フォークリフトオペレーターの仕事の主な流れ

■レンタルしたスペースにて撮影を行っております。

フォークリフトオペレーターの仕事は、主に工場や倉庫、各工事現場などでフォークリフトを操り、レバー操作でフォークを動かして荷物の積み上げ、運搬、荷下ろしを素早く行うことです。

主な作業は大きく分けて2種類あり、一つはトラックなどが運んできた荷物を倉庫や工場に降ろす入庫作業、もう一つは倉庫や工場にある商品をトラックなどの荷台に詰め込む出庫作業です。

荷物を運ぶだけでなく、その他にも荷物を並び替えて倉庫内の整理整頓や、工場など製造業での製造作業の補助なども行います。

もちろん、フォークリフトオペレーターの仕事内容は運ぶ荷物や現場によって異なります。今回はその中で、一例を紹介していきます。

・8:30出社後に当日の作業を確認する

荷物の量に応じて現場の整理を行う必要があるため、入荷や出荷などの予定を確認します。

・9:00フォークリフトのメンテナンスを行う

安全と日々の作業効率を確保するためにフォークリフトの点検から始めます。バッテリーのチェック、ホーンやライトの動作確認、タイヤやフォークの損傷がないかなど、機械の状態を細かくチェックし、安全に作業を行うための準備を整えます。作業前のフォークリフトの点検は「労働安全衛生規則」によって義務づけられているのです。

・10:00トラックから入荷した荷物を下ろす

荷物が落下したり周囲の物にぶつかったりしないよう、特に細心の注意を払います。荷下ろしの場所は、WMSによって指定され、オペレーターはシステム上で荷物の配送完了を報告することで、在庫の正確性を保つ責任も担います。

・11:00倉庫の荷物を整理する

フォークリフトの操作だけではなく、荷物のピッキングや各納品先への荷物の振り分けなども行います。中には、手作業が発生することも。検品などを行う場合もあります。

・12:00休憩を取る

しっかり休憩時間を確保しています。昼食や仮眠など、皆さん自由に過ごしています。

・13:00出荷の準備をする

ドライバーさんと協力して明日の分の出荷作業を行います。もちろん、重たい荷物を持つことはありません。

・15:00トラックに出荷する荷物を積み込む

積み込み時には、商品の重量や形状に応じて、最も安全かつ効率的な積載方法を選びます。積み込む商品が不安定にならないように、バランスよく配置する必要があります。荷物を運搬する際には、フォークリフトのスピードと方向を慎重に制御し、他の作業員や障害物に注意を払いながら、荷物を目的地まで確実に届けることが大切です。

・16:00翌日の準備や積み残しの確認をする

明日の仕事の流れを確認や、積み降ろしの残しが無いか確認を行います。

・17:30退社する

フォークリフトオペレーターは出社・退社時間が早めの会社が多いです。ただし、扱う商材によっては深夜帯に働くケースもあります。経験を積み、チームリーダーのような役職につくと、納品データの確認や商品照合などの業務対応も必要です。

フォークリフトオペレーターの給料の目安は?仕事のメリットと流れのまとめ

いかがでしょうか。

今回は、フォークリフトオペレーターの給料や、必要な資格について紹介しました。

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